【Berwickレビュー】秋冬に履きたくなるチャッカブーツが3万円台。コスパの良い革靴ブランド「バーウィック」

THE OLD RIVER

□「月間10万pv」革靴特化のファッションブログ
「THE OLD RIVER BLOG」
□革靴インスタグラマー(毎日更新中)
(フォロワー6,700人以上)
□革靴歴7年・20足以上の革靴を所有
□理系出身
□元エンジニア&元アウトドアショップスタッフ
□経験とリサーチで「こだわりのモノ」を紹介

  • コスパの良い革靴が欲しい
  • 秋冬に履ける革靴が欲しい

革靴でコスパが良いと感じる値段はいくらくらいですか?

個人的には…

3万円台

3万円台ですと…

  • グッドイヤーウェルト製法
  • 素材がカーフ
  • オリジナルのラストを使っている

などなど。10万円台の本格革靴顔負けのスペックで販売しています。

そして、コスパの良い革靴ブランドとして、最近注目されているのが…

バーウィック

ビジネスで履けるドレスシューズからカジュアルで履けるモデルまで、幅広いモデルを展開し、さらに製法はグッドイヤーウェルト製法。

そしてお値段は3万円台。

最初に手にする本格革靴としてもおすすめです。

この記事ではバーウィックのチャッカブーツを解説していきます。

この記事でわかること

Berwick1707とは

1991年に創業したスペインの革靴ブランド。

〈Berwick1707〉のファクトリーは職人の手作業(クラフトマンシップ)をベースに、非常 に整えられた設備、コンピュータ制御による機械化、工場内でアッパーからソールに至るまで基本的に一貫生産することなどでお求めやすい価格を実現しています。

製法は基本的にグッドイヤーウェルト製法。

創業当初はマッケイ製法でしたが、1996年からはグッドイヤーウェルト製法を中心としています。

グッドイヤーウェルト製法はソール交換が可能な製法で、長く履くことが可能。

高級革靴で多く採用されている製法で、この製法でかつ3万円台で購入できるのは非常にコスパが高いと言えます。

369BCDABK チャッカブーツ

型番369BCDABK
デザインチャッカブーツ
素材ボックスカーフ(デュプイ社)
価格¥38,500

ブラックカラーのチャッカブーツ

チャッカーブーツはプレーントゥでショート丈のブーツ。

アイレットの数が少なく、バーウィックのものは2アイレット。

フロント

羽根の部分がV字になっており、甲の見える範囲が広め。

そのため、ノーズが長く見えるのが特徴。

そして、このチャッカブーツはフォルムが個人的にお気に入り。

つま先が細すぎず適度にラウンドしている形状。

つま先に丸みがあるので、ビジネス臭が少なくカジュアル使いがしやすくなっています。

カジュアルパンツとも合わせやすい

サイド

チャッカブーツはショート丈なので、ブーツ感が割りと少なめ。

ワークブーツのように無骨な印象は少なく、きれい目な印象のブーツ。

甲の部分が少しふっくらとした感じがします。メリハリがある感じではなく、ぽってりとし印象です。

チャッカーブーツやサイドゴアブーツは、キュッと細身のシルエットでドレスの印象も強いですが、このモデルはぽってりとしてボリューム感のあるフォルムとなっています。

野暮ったく見えることもありますが、個人的にはこのフォルムがジーンズに合わせやすくて気に入っています。

バック

ヒールカップの絞りは少ない感じ。

履いていてホールドされている感じは少ないですが、ブーツなのでそこまでホールドされていなくても問題ないです。

そして360°グッドイヤーウェルト製法なので、ヒール部分までステッチが来ています。

一周ぐるっとステッチワークがあるので、少しボリューム感が出ています。

アウトソール

アウトソールにはダイナイトソールが取り付けられています。

バーウィックではダイナイトソールの他にレザーソールやVibramソールもあります。

モデルによって使い分けられています。

ダイナイトソールは丸い突起物がついているのが特徴的。

硬めのソールで摩耗にも強い印象があります。耐久性が高いので長く履けます。

しかし、雨の日には滑りやすいので、そこは気をつける必要があります。

素材

素材には…

フランス デュプイ社のボックスカーフが使われています。

デュプイ社のボックスカーフといえば、某有名革靴ブランドでも使われている革。

そしてカーフは生後半年以内の仔牛の革で牛革の中では高級素材とされています。

そんな革が3万円台の革靴に使われているのは、驚きです。

とはいっても革にはグレードがあったりするので、高級革靴ブランドと同等のクオリティの革が使われているかは微妙です。

それでも、現物の質感は悪くないですし、皺の入り方も個人的には良いと感じています。

製法

バーウィックの革靴は主にグッドイヤーウェルト製法で作られています。

このモデルもグッドイヤーウェルト製法です。

この製法はソール交換が可能な製法で、ソールが摩耗してきたら新しいものに取り替えることができます。

長く履ける製法で、5万円以上するような革靴にはよく使われている製法です。

デメリットとしては、履き始めが硬いこと。

馴染むまでに時間がかかり、馴染むまでの期間に靴擦れが起きたり、長時間の歩行では疲労感が強く出たりします。

ですが、馴染むとインソールが沈み込んでいき、自分にあったフィット感に変化していきます。

そうなると、履き心地は変わり、疲労感も軽減していきます。

この履き心地の経年変化を味わえるのはグッドイヤーウェルト製法のメリットでもあります。

【コーデ】カジュアルパンツと合わせて見る

ジーンズとチャッカブーツ

個人的によくするスタイルがジーンズと革靴。

少し太身のオアスロウ105と合わせてみました。

ジーンズは少し野暮ったく見えますが、そこに革靴を合わせることでカジュアル感を中和してくれます。

チャッカーブーツはドレスの雰囲気もあるので、カジュアルすぎる見え方はしません。

ワークブーツほどの無骨さもないので、ジーンズを履きながらもきれい目スタイルをしたい方にはチャッカブーツはおすすめです。

ミリタリーパンツとチャッカブーツ

ナイジェルケーボンのチノパンと合わせてみました。

チノパンですが、オリーブカラーと太めのシルエットで、無骨な印象のミリタリーパンツといった感じ。

前々からブーツを合わせてみたかったですが、ワーク系のブーツだと無骨な印象が強く、ゴリゴリのミリタリー感が出てしまいました。

もう少しドレスによってブーツの方がいいかなと思い、今回はチャッカブーツを合わせてみました。

この組み合わせ…

すごくいいですね

ミリタリー感が薄れていながらも、ミリタリーの世界観を崩さない感じがします。

チャッカブーツがサービスシューズのような雰囲気を出していて、ミリタリーパンツと馴染んでくれています。

春夏はこのパンツにローファーを合わせていましたが、秋冬はチャッカブーツを合わせていきたいですね。

チノパンとチャッカブーツ

ワードローブに1本はあるであろうベージュのチノパンに合わせてみました。

ちょっとビジネス感も出ているかなといった印象。

ベージュカラーと革靴の黒のコントラストがはっきりとしていて、個人的にはちょっと微妙な感じもします。

黒よりは、ブラウン系のカラーやスエード素材の方がベージュのチノパンには合うかなと思います。

こんなカラーもラインナップされているので、ベージュのチノパンにはこっちを合わせたいですね。

ブラウンカラーならジーンズとの相性も良さそうなので、ブラウン系のカラーも気になります。

黒パンとチャッカブーツ

黒✖️黒でカラーを統一してみました。

全て黒にすることで、脚長効果も期待できます。

また、黒はドレスカラーでもあるので、ワイドでカジュアルなシルエットでもきれい目なスタイルに見えます。

トップスは何を合わせても決まるので、とりあえずコーデに迷ったら黒パンツとチャッカブーツの組み合わせがいいですね。

履き心地・フィット感・サイズ感

サイズ感

サイズは…

uk6.5を選びました。

  • アメリカ靴はus7かus7.5
  • イギリス靴はuk6かuk6.5

このサイズが多いので、バーウィックはuk6.5にしました。

ちなみに、このチャッカブーツのラストは…

HO234です。

足入れした感じは、ピッタリのサイズ。

タイトな感じもなく、かといって大きくて隙間がある感じもない。

ちょうどといった感じ。

ブーツの場合は、紐があり、足首で固定できるので、変にタイトサイズは選びません。

なので、ちょうどのサイズ感で選んでいます。

ローファーの場合だとちょっとタイト目を選ぶこともあります。

履き心地

足入れしたファーストインプレッションはよかったため、靴擦れしないかと思いましたが…

靴擦れしました…

とはいっても履き始めの靴というのは硬さがあるため、バーウィックの革靴に限らずほとんどの革靴で靴擦れはします。

今回は靴擦れの原因もわかっています。

それは…

チャッカブーツだから。

チャッカブーツはブーツになるので、足首周りを覆います。

足首周りの革が最初は硬かっため、くるぶし周辺が痛くなりました。私の経験上、ブーツでは高確率で痛くなるので、いつも通りといえばいつも通り。

そして足首周りが痛くなったので、靴紐をゆるめて履いていました。

その結果、靴内部で足が動いてしまって、それが靴擦れに繋がりました。

結局、痛みが出たのは…

  • 足首周り
  • 小指

この部分が痛くなりました。

ブーツに慣れていない人は、おそらく足首が最初に痛くなるかもしれないので、その点はご注意ください。

チャッカブーツの履き皺

革靴は履けば、皺が入るもの。

それを履き皺と言います。

チャッカブーツはプレーントゥになるのでステッチワークが少なめ。

なので、皺が目立ちます。

皺の入り方は人によって好き嫌いが分かれる部分でもあります。

私のチャッカブーツはこんな感じで皺が入りました。

どうでしょうか。

個人的には、この履き皺は気に入っています。

モコっとした大きめの皺(赤丸部分)と小さな2つの皺(青丸部分)

この皺の入り方は、私の他の革靴でもみられいて、個人的には好きな部分です。

皺の左右差も少なく、満足いく履き皺になりました。

ちなみに革の質感は新品状態では、マットな感じです。

履く前にはデリケートクリームと油性クリームのクレムを塗りプレメンテをしています。

デリケートクリームを塗って、革を柔らかくすることで皺がもっちりとした感じに入るのかなと個人的には思います。

履く前のプレメンテは下記で解説しているので参考にしてみてください。

まとめ

バーウィックのチャッカブーツはいかがだったでしょうか。

私にとっては初めてのチャッカブーツ。

どのブランドにしようか悩んでいましたが、最終的にはバーウィックにしました。

決め手となったのは…

価格

このチャッカブーツの価格は38,500円

グッドイヤーウェルト製法でボックスカーフを使っていて3万円台。この価格にやられました。

他ブランドですと5万円以上。

ちなみにすごく欲しいと思っているAldenのチャッカブーツは16万円…

高すぎる

また、ブーツということで、履く期間も少し限定されてます。基本的には春秋冬の3シーズン。特に冬がメインシーズンだと思います。

そんな中で私の住む地域は年間通して暖かい気候。

正直いってブーツはほとんど履きません。そのため、高いチャッカブーツを買って、あまり履かないとコスパが悪いと感じてしまいます。

なので、高くても5万円。できれば3万円台で探していました。

そこで、ばっちり見つかったのがバーウィック。なので購入に至りました。

この記事を書いている時は、まだ買ったばかりの2022年の9月。これから履き倒していきたいと思います。

経年変化も楽しみです。

ということで今回はこの辺で。

この記事が気に入ったら
Let’s share the post!!

アイテム一覧は楽天ROOMで見れます。

楽天ROOMではブログ内で紹介したアイテムをリストアップしています。

価格や在庫の確認等にご活用ください。

\ 紹介アイテムの価格をチェック /

YouTubeチャンネルを見る

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

この記事が気に入ったらシェア‼︎
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

この記事でわかること