- ビジネスから冠婚葬祭まで履ける革靴が欲しい
- 最初に買うべき革靴が知りたい
- フォーマルシーンで革靴を履くことが多い
ビジネス用に革靴を買おうと思うけど、どうせなら冠婚葬祭まで履ける便利な靴が欲しいと思う方も多いはず。
そんな方におすすめなのが…
黒の内羽根式ストレートチップ
革靴の中では最もフォーマルなデザインとされています。そのため、冠婚葬祭でも履ける・履かれている革靴です。
しかし、ど定番のデザインであるため、ほどんどの革靴ブランドから黒のストレートチップは展開されています。
そうすると…
ブランドで迷ってしまいます。
正直どれも同じに見える。だけど価格は全然違う。
最初に買うなら安いのが欲しいし。昇進祝いで買うならいいものが欲しい。
そんな悩める方に、今回は各ブランドのストレートチップを一挙紹介します。
コスパのいいブランドから、最高級ブランドまで徹底解説します。
ブランドで決めるも良し。こだわりで決めるも良し。価格で決めるも良し。
ぜひ購入の参考にしてください。
ストレートチップとは?
ストレートチップとは、トゥの部分に横一文字に切り替えられたデザインのことを言います。さらに紐を通すところの羽根が一体型になっているのを内羽根と言います。
ストレートチップといってもいくつか種類があり、穴飾りが施されたものもあります。装飾が多ければ多いほどフォーマルから離れていくと覚えておくといいです。
今回は穴飾りのない、最もフォーマルなストレートチップを紹介していきます。
紹介に当たってはコスパのいいブランドから最高級ブランドまで紹介します。価格帯を以下のようにしました。
- 2〜5万円のコスパのいいブランド
- 5〜10万円の高級ブランド
- 10万円以上の超高級ブランド
3つに分けてそれぞれ紹介していきます。
では早速見ていきましょう。
2〜5万円のコスパのいいブランド
比較的お求めやすい価格のブランドをセレクトしました。
コスパがいいということでただ安いだけでなく、グッドイヤーウェルト製法などソール交換が可能で長く履けるモデルを選んでいます。
コスパの良い革靴ブランドをもっと見る
RAYMAR:レイマー
また、革靴に対するこだわりに「価格を抑えようとも品質は落とさない」があります。そのため、「ハンドソーンウェルト製法」「グッドイヤーウェルト製法」の2つの製法で靴作りをし、海外レザーを使うなど革にもこだわっています。
製法と革の選定からも靴を消耗品とは考えず何年、何十年と履けるモノとして考えていることがわかります。
ストレートチップ
製法 | ハンドソーンウェルト製法 |
素材 | 牛革(Annonay社製) |
特徴 | 半カラス仕上げ、ヒドゥンチャネル |
価格 | 25,900円 |
レイマーの靴は…
グッドイヤーウェルト製法かハンドソーンウェルト製法にて作られています。履くほどに足に馴染んでいきソール交換が可能な製法です。
それでいて価格が3万円以下。
この価格からコスパのいい革靴として注目を浴びています。
基本的にヤフーショッピングからの購入となりますが、アシイレという袋のようなもので仮の試着ができます。サイズ選びの不安が軽減されます。
他にもアウトソールが半カラス仕上げ(土踏まず部が黒くなっている仕様)やヒドゥンチャネル(縫い糸が見えない仕様)など、高級革靴に施されるようなディティールも盛り込まれています。
2万円台のこの仕様。満足できないとは言わせない仕様ですね。
このコスパを実現している理由としては中国製であること。中国製といっても決して品質が低いわけではありません。確かな技術を持って作られています。それは製品を見ればわかると思います。
本格革靴を低価格で味わいたいならレイマーをおすすめします
SCOTCH GRAIN:スコッチグレイン
東京墨田区発の革靴ブランド。日本製の革靴を語るには避けては通れぬ存在だと思います。
スコッチグレインは3つのこだわりを持っています。
それが、素材、ラスト、製法です
まずは素材。世界屈指のタンナーから社長自らが買い付けています。妥協を許さず、極上の革だけを選んでいます。
次にラスト(木型)。日本人の足型に合わせてラストが作られており、海外ブランドでは得られないフィット感があります。特に幅広の方には日本ブランドがよく合います。
最後に製法。創業当時からグッドイヤー・ウェルト製法を貫いています。「直し続けながら長く大切に使い続けて欲しい」という思いから、この製法にしています。長く履く、これは革靴の醍醐味でもあります。
これらのこだわりを持っていながら3万円前後で購入可能です。ビジネスマンの強い味方です。
オデッサ
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
素材 | ヨーロピアンボックス |
アウトソール | レザーソール |
価格 | 42,000円 |
スコッチグレインの人気モデルがこの…
オデッサ
正統派なストレートチップとしてフォーマルな場面でバッチリと決まる一足です。
この靴の特徴は…
シンプルだからこそ、美しいフォルムが際立つ。紳士靴本来の美しさを追求したデザインが、このストレートチップ。シングルEのシャープなライン、低く抑えたトゥ、ノーズは細く長く、ヒールカップもシャープにと、無駄の無いすっきりしたデザインに仕上げました。正統派の内羽根式ストレートチップ。エレガントで端正な顔立ちの一足です。
高級カーフに上質で繊細なテクスチュアを施した甲革は、お手入れするほど光沢感に磨きがかかり、本格革独特の味わいをお楽しみいただけます。さらに「モルトドレッシング」で磨き上げた光沢は、一級の革靴を楽しむ喜びを味わうとともに、いつまでも飽きのこない光沢と質感をもたらしてくれます。
※スコッチグレインHPより
このようにノーズが長めでスタイリッシュなフォルムとなっています。
価格は42,000円と3万円前後から手に入るスコッチグレインの中では少し高め。それでもこの見た目の美しさとこだわりから人気モデルとなっています。
Jalan Sriwijaya:ジャランスリワヤ
2003年に誕生したインドネシアのブランド。比較的新しいブランドですが、ルーツは1919年創業の靴工場まで遡ります。
オランダの植民地だったこともあり、当初はミリタリーブーツを手掛けていました。その後、平和の時代となり、紳士靴の製作を始めました。
経営者の息子はイギリスのノーザンプトンで靴作りの修行を積み、フランスでは皮革を学びました。
そのため、ジャランスリワヤの靴は本格的なものとなり、ハンドソーンウェルト製法で作られています。
それでいて3万円台で手に入れられる価格。コスパがいい革靴として人気があります。
98321
製法 | ハンドソーンウェルト製法 |
素材 | カーフ |
アウトソール | ダイナイトソール |
価格 | 33,000円 |
ノーズは長すぎず絶妙な長さ。どことなくイギリス靴の雰囲気を持っています。
製法はハンドソーンウェルト製法。ソールの返りがよく、さらにクッション性もあります。
ソールが沈み込むことで、フィット感も良くなります。しかし、沈み込み過ぎることもあり、サイズ感が変わってしまうこともあります。メリットとデメリットが紙一重の感じです。
アウトソールは英国のダイナイトソールを採用。ラバーソールで耐久性があります。雨の日にも履けるのなメリット。しかし、ラバーソールですが、意外と滑りやすいのが欠点です。
価格は3万円台ですので、最初のビジネスシューズ、または、本格革靴の入りとしておすすめです。
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Berwick1707:バーウィック
ブランド名に1707とあることから1707年創業と思われますが、実際は1991年創業の革靴ブランドの中では比較的新しいブランド。
スペインの靴の特徴はイギリス靴とイタリア、フランス靴を融合したような雰囲気が特徴です。イギリス靴は伝統と格式に溢れるクラシカルで確かな作りがあり、イタリア・フランスはファッションに重きを置いている感じがあります。
スペイン靴は作られる地域によってもイギリスよりかイタリア・フランスよりかに分かれます。
定番の靴を少しアレンジした雰囲気が好きな方におすすめのブランドです。
3010
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
素材 | カーフ |
アウトソール | ダイナイトソール |
価格 | 33,000円 |
バーウィックはグッドイヤーウェルト製法を取り入れたモデルが多いです。
この3010もグッドイヤーウェルト製法で作られたモデル。ソール交換が可能な製法ですので、長く履くことができます。
これで価格は33,000円。
グッドイヤー製法でこの価格はコスパがいいと言えます。
SANDERS :サンダース
1873年創業。
サンダースの特徴は、熟練した職人による手作業と高度なコンピューター制御システムを効率的に使い分け、伝統的なグッドイヤー・ウェルト製法にこだわっていること。
それが認められてか、イギリス国防総省向けに供給される革靴のほとんどはサンダース製と言われています。そのため大量生産ができ、イギリス製の革靴にもかかわらず価格は抑えられています。
品質が良く、イギリス靴の中では比較的お手頃な価格。最初のイギリス靴としてもおすすめです。
1846B
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
素材 | イタリアンレザー |
アウトソール | コマンドソール |
価格 | 49,500円 |
サンダースはミリタリーコレクションが有名ですが、このような内羽根ストレートチップもあります。
アウトソールは雨の日でも安心のラバーソール。天候を気にせず履けるのも魅力です。
使い勝手のいいモデルなので一足あると重宝します。
価格は5万円
ネットで探すとさらに安くなっているのもあるので狙い目です。
ビジネスからカジュアルまで幅広く使いたい方はこのモデルがおすすめです
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5〜10万円の高級ブランド
この価格帯になると革靴ブランドの中でも知名度のあるものが数々出てきます。特にイギリス靴だと100年以上の歴史を持った老舗ブランドが多いです。
日本ブランドでは品質にこだわった最高グレードのものが出てきます。
三陽山長
2001年から三陽山長としてスタート。日本の革靴ブランドの中では高価格帯に位置するブランドです。
「品質本位」を念頭にし、最高の素材、職人技を駆使して靴作りを行なっています。欧米の文化でもある革靴ですが、これを和の精神に基づいて作られています。
そして、モデル名に人の名前がついているのも特徴的です。
今回紹介するモデルも人の名前がついています。
友二郎
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
素材 | カーフ |
アウトソール | レザーソール、ラバーソール |
価格 | 75,000円 |
三陽山長の中でもアイコン的なモデルが…
友二郎
「友二郎」はブランド設立時から展開されているストレートチップです。
定番モデルとして販売されながらも、木型をアップデートをしているなど、現状に満足せず進化しています。
価格は75,000円
さらに「匠」ラインでは三陽山長の持つ技術の粋を集結した最高の「友二郎」モデルもあります。こちらは10万円とさらに高額となります。
Crockett & Jones:クロケット&ジョーンズ
1879年創業の老舗イギリスブランド。
世界中で最も多くの木型を有する靴ブランドとして知られています。木型の豊富さから世界中のファッションブランドやセレクトショップからの支持も多く、数々のOEMを手掛けています。
また有名映画にも靴を提供しており、最近では007のリミテッドモデルが発売されました。
AUDLEY3
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
素材 | アニリンカーフ |
アウトソール | シングルレザーソール |
価格 | 92,000円 |
ハンドグレードラインの人気モデルが…
オードリー
ハンドグレードでは最高品質の革を使い、ソールはヒドゥンチャネルにしているなど手間暇を込めたこだわりのラインです。
その分、メインラインよりは価格も高くなりますが、最高品質の革靴を手に入れるならハンドグレードラインがおすすめ。
そして、ラストは337。
ブランドを代表する木型として人気があります。
いつものスタイルをワンランクアップしてくれる革靴です。
Church’s:チャーチ
1873年、イギリスのノーザンプトンで創業したブランド。
1足あたり250にもおよぶ工程を得て作られています。
正統派な英国靴といった印象がありますが、プラダ傘下に入ったことで現代的な細身でモダンなラストになりました。しかし、それらはチャーチのオールドファンからは不評だったのか、現在ではクラシックな昔のラストと現代的なモダンなラストを組み合わせた新しいラストになっています。
Consul
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
素材 | カーフ |
アウトソール | レザーソール |
価格 | 91,300円 |
チャーチを代表するモデルが…
コンサル
ラスト173は1940年に登場したラスト73と2000年に登場した100ラストを組み合わせたようなラスト。
角張り過ぎず、丸過ぎず、ちょうどいいバランス。これが上品さを生み出しています。
ラスト173はコンサル以外にも使われており、チャーチを代表するラストです。
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JOSEPH CHEANEY:ジョセフチーニー
1886年創業のイギリスブランド。
すでに創業125周年を迎えた老舗ブランド。それを記念してラスト125が新たに作られました。
チャーチとも関係があり、現在はチャーチ社の取締役であったウィリアム・チャーチ氏とジョナサン・チャーチ氏の下で靴作りをしています。
別注生産にも柔軟に対応し、ファッション性の高い別注アイテムも手掛けています。
最近はメディアの露出も増え、注目されているイギリスブランドです。
ALFRED
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
素材 | カーフ |
アウトソール | レザーソール |
価格 | 78,100円 |
125周年を記念して作られた125ラストを採用したモデルが…
アルフレッド
全体的にモダンなシルエットながらも要所にクラシックさを入れたバランスのいいラストに仕上がっています。
チーニーのおすすめモデルをもっと見る
Allen Edmonds:アレンエドモンズ
1922年創業のアメリカブランド。
アレン・エドモンズは、世界で一番豪華で履き心地の良い、手作りの靴を作りたいという夢を持った一人の靴職人によって作られました。
特徴的なのは「釘を使わない」「鉄のシャンクを使わない」こと。
これによって歩いたときにソールが屈曲してくれ、履き心地のいいものとなります。
さらにさまざま足型に合うようAAAA~EEEまでウィズを取り揃えています。
実用性かつ合理的なアメリカらしいブランドだと言えます。
PARK AVENUE
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
素材 | カーフ |
アウトソール | レザーソール |
価格 | 69,000円 |
歴代アメリカ大統領が初登庁のときに履いたとか履かなかったとか噂されるのが…
パークアベニュー
アイレットが6つあり、他ブランドの5つよりも1つ穴の数が多いです。穴の数が多い方が甲のフィット感を高めることができます。
価格は7万円
アメリカ製でこの価格なら手が出しやすいかもしれません。もう一つ有名なアメリカブランドのオールデンは10万オーバーですからね。
履き心地にこだわりたい方はアレンエドモンズがおすすめです。
アレンエドモンズのレビューを見る
Tricker’s:トリッカーズ
1829年、イギリスのノーザンプトンで創業。ノーザンプトンのシューメーカーとしては現存する最古のブランドと呼ばれています。
質実剛健という言葉がぴったりハマるような靴作りをしているのが特徴。ロイヤルワラントも授与しており実績も申し分ありません。
カントリーブーツやウイングチップが有名なトリッカーズですが、ドレスシューズももちろん展開しています。
REGENT
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
素材 | カーフ |
アウトソール | レザーソール |
価格 | 84,700円 |
トリッカーズで展開されている内羽根ストレートチップの…
リージェント
ラストは4537。ショートノーズで甲が高め、さらにセミスクエアトゥとなっているのが特徴です。
トリッカーズらしい重厚感も感じられます。スーツスタイルの格上げ、さらにはカジュアルスタイルにもマッチしそうなモデルです。
トリッカーズのおすすめモデルをもっと見る
10万円以上の最高ブランド
ここまで来ると憧れのブランドが多くなります。正直5万円〜10万円の革靴と何が違うのかと言われる…そこまで大きな差はありません。
ただ自分自身のこだわりとブランドのこだわりが合致しているかで決めるべきブランド達です。
Alden
1884年創業のアメリカを代表する革靴ブランド。
矯正靴を作っていた背景があり、履き心地のいいラストが魅力的です。特にモディファイドラストは有名で、これを求めてオールデンを買う人たちも多いです。
さらに革の宝石と呼ばれるコードバンを使ったモデルが多いことでも知られています。独特の光沢と履き皺に魅了される人たちが後をたちません。
また、オールデンといえば外羽根のVチップやプレーントゥ、ローファーやブーツなどをイメージする方が多いと思います。あまりドレスシューズをイメージできないブランドですが、内羽根のストレートチップも展開しています。
907
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
素材 | カーフ |
アウトソール | レザーソール |
価格 | 110,000円 |
内羽根ストレートチップの…
907
そして、素材はカーフ。コードバンではなくカーフです。
オールデンのカーフは比較的柔らかなものが多く、履きあたりがいいです。しかし、柔らかい分、履き皺が深くなります。
正直、オールデンのカーフはコスパがいいとは思いませんが、履き心地のいいラストは魅力的です。どのラストもフィット感はいいので、「せっかく高いお金を出して買ったのに履き心地が悪い」とはなりにくいです。
フィット感で失敗したくない方にはオールデンがおすすめです。
ネットで購入可能なオールデンを見る
Edward Green:エドワードグリーン
1890年、イギリス・ノーザンプトンの小さな工場から始まったのがエドワードグリーン。
「でき得る限りの上質を求める」という明快な哲学を持って靴作りをしています。
ラグジュアリーブランド並みの高価格帯に位置しながらも、どちらかと言えば職人気質なブランド。ブランド名で高いのではなく、こだわりが強すぎて高くなっている印象があります。
妥協なき革靴。こだわりの革靴。最高品質の革靴をお求めの方はエドワードグリーンがおすすめです。
CHELSEA
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
素材 | カーフ |
アウトソール | レザーソール |
価格 | 174,900円 |
エドワードグリーンを代表する人気モデルが…
チェルシー
どちらもエドワードグリーンを代表する名作ラストで他モデルにも採用されています。
チェルシーの特徴は細部まで作り込まれていること。スワンネックやダブルステッチは1本1本丁寧に手仕事で仕上げられています。レザーソールはベジタブルタンニングで仕上げられ、クッション性に富み、包まれるような履き心地となります。
一見すると普通。しかし、使ってこそ見えてくるこだわりがエドワードグリーンの良さであると思います。
最高峰の革靴。これ以上ないモデルを手にしたい方はぜひチェルシーをお選びください。
JOHN LOBB:ジョンロブ
革靴の王様とも呼ばれるジョンロブ。
1849年にビスポーク専門店としてロンドンでお店を開いたのが始まり。1902年にはフランス・パリに支店を出すまでになりました。
その後半世紀以上に渡り英国・仏国でのビスポークが話題となり、その卓越した技術力を見い出したかのエルメスによって、さらなる資本注入が行われました。
そして、ジョンロブ・パリ(通称ロブパリ)が誕生しました。基本的に既製靴はこのロブパリのものとなります。
英国に居を構えるジョンロブは、現在でもビスポーク専門店として活動を続け、多くの世界的著明靴職人を何人も輩出し続けています。
CITYⅡ
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
素材 | カーフ |
アウトソール | レザーソール |
価格 | 175,000円 |
圧倒的な人気を誇るジョンロブの名作が…
シティⅡ
こちらは旧モデルのシティに使われていた8695ラストから7000番ラストになっています。
クラシカルな8695ラストからよりスタイリッシュに改良されたのが7000番ラスト。
内側は直線的で外側は曲線的。そのバランスが履きやすさと美しい見た目を演出しています。
アッパーレザーにはきめ細やかな最高品質のカーフ。ステッチワークも細かく丁寧。
細部まで抜かりのない最高の革靴です。
ジョンロブのレビューを見る
まとめ
ビジネスはもちろん冠婚葬祭でも履ける黒のストレートチップはいかがだったでしょうか。
今回はコスパのいいブランドから10万円以上もする最高級ブランドまで一挙紹介しました。もちろん今回紹介していないブランドも多くあります。
まず最初の一足としては3万円台のモデルがおすすめ。3万円台といっても作りは10万円前後の革靴と同じグッドイヤーウェルト製法。ソール交換が可能で長く履ける仕様になっています。
そして、革質や細部の作り込みにこだわりたいなら5万円以上するモデルがおすすめ。このクラスになると3万円台とは違う質感を味わえます。さらにはブランドとしての価値も高く、所有する喜び、履いた時の気持ちの昂りを感じることができます。
最後に10万円以上するブランドは自分の確固たる決意とこだわりを持った時に手にするといいでしょう。所有欲が満たされるのはもちろん、作り込まれた革靴は芸術品。そして実用性も兼ね揃えています。数十年と履き込んでもその美しさは衰えることはなく。エイジングされた姿は新品の時とは違った魅力を与えてくれるはずです。
また、今回の価格に関しては日本国内の販売価格としています。海外で購入する際や並行輸入品として販売されえているモデルは今回紹介した価格よりも安くなっています。
楽天などのオンラインストアでは並行輸入品の革靴が多数出品されています。日本定価の数万円安く手に入るものも多いので是非チェックしてみてください。
さらに海外通販サイトを使っても安く手に入れることができます。ファーフェッチではジョンロブをはじめとしたイギリス靴が出品されています。こちらでも日本定価の数万円安く手に入るのでチェックしてみてください。詳しい利用方法については下記の記事をご覧ください。
さらに高級ブランドは中古で購入するのもおすすめです。
作りがしっかりしたモデルは中古で購入しても十分長く履くことができます。ソール交換も可能ですし、メンテナンスをしてあげれば、新品に近い状態まですることができます。
そして、程よくエイジングされているものもあるので革靴を何足も持っていて自分でエイジングするのが難しくなった時なんかに購入してみるのもおすすめです。新品定価の半額以下で買うこともできるため一度探して見てください。
ということで今回はこの辺で。
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