革靴のメッカといえば…
イギリスのノーザンプトン
そのため、イギリス靴は革靴好きからすると憧れでもあります。
しかし、イギリス靴は結構高い。
品質やブランドヒストリーを考えれば、妥当と言えば妥当ですが、やっぱり手が出しづらい。

だから憧れってのもありますけど…
ですが、今回紹介するブランドは、イギリス靴にも関わらず、意外とリーズナブル。
題して「5万円以下で買えるイギリスブランド」を紹介します。
目次
はじめに
今回紹介するブランドはネットでの販売価格が5万円以下のものです。
なので、実店舗での販売価格とは違います。
基本的に店舗で販売されている革靴は仲介料や関税などの影響で、日本での販売価格は海外に比べると高いです。
そして、ネットで販売されているものは並行輸入品がほとんどで、海外の販売価格に近い価格となっています。
海外ブランドとは無関係の個人や会社が、海外の直営店や量販店、ネットショップなどで一般に流通している商品を購入し、それを輸入販売している製品のこと。
流通経路の違いで店舗とネットで価格差が出ています。
そのため、ネットの方が価格的にはお得に買うことができます。
今回はネットの販売価格から5万円以下で買えるイギリスブランドをピックアップしました。
5万円以下で買えるイギリスの革靴ブランド
Tricker’s :トリッカーズ

創業年 | 1829年 |
ネット販売価格 | 4万円前後 |
1829年創業の老舗イギリスブランド。
イギリスのノーザンプトンで現存する最古のシューメーカーとしても有名です。
カントリブーツのイメージが強く、ウイングチップにメダリオンがあしらわれたフルブローグは目にした方も多いはず。
堅牢な作りで、長く履けることから、日本での人気も高いブランド。
今回紹介する中では最も知名度の高いブランドと言えるのがトリッカーズ。
店舗での正規販売価格は8万円を超えますが、ネットでは4万円前後での購入が可能。
しかも、定番のウイングチップが販売されています。
そのため、サイズさえわかれば、店舗よりもネットでの方がお得に購入できます。
トリッカーズのおすすめモデル3選
SANDERS:サンダース

創業年 | 1873年 |
ネット販売価格 | 5万円前後 |
イギリス国防省のオフィシャルサプライヤーとして、革靴を供給しているブランド。
供給元があるため、大量生産が可能。そのため、大量生産によるコストダウンが図れ、イギリスブランドの中ではコストパフォーマンスが高いブランド。
ミリタリーラインが人気で、ミリタリーファッションとの相性も良いモデルが多いのも特徴的。
サンダースは店頭販売価格も5万円台のため、ネットと店舗での価格差が比較的小さいブランドです。
そのため、店舗に足を運んで、実際に試着し購入しても良いと思います。
しかしながら、取扱店が近くにない場合もあるので、そんな時はネットをご利用ください。
サンダースのおすすめモデル
BARKER:バーカー

創業年 | 1880年 |
ネット販売価格 | 4万円前後 |
第一次世界大戦中に軍用ブーツを作っていた歴史もあるのがバーカー。
軍用の靴を作っていたということは国から認められた確かな技術があるということ。
そんな高品質な靴を作りながら、意外とリーズナブルな価格で提供しているのが特徴。
バーカーはクラシカルなフォルムの靴が多く、ビジネスシーンのスーツにも合わせやすいドレスシューズが多いです。
価格も3万円台のため、ちょっと良いビジネスシューズが欲しい方におすすめです。
バーカーのおすすめモデル
GRENSON:グレンソン

創業年 | 1866年 |
ネット販売価格 | 4万円前後 |
1974年制作のアメリカ映画「華麗なるギャツビー」に衣装提供していたことで有名なブランド。
幾度かの経営危機に陥りながらも今日まで靴作りを続けています。
著名なシューデザイナーのティム・リトル氏をクリエイティブディレクターとして招いたことで、現代的なモダンな要素がプラスされています。
今や伝統的なグッドイヤー製法を初めて取り入れたイギリスブランドでもあるグレンソン。
そんな伝統技術と現代的なモダンさを融合したデザインで人気があります。日本ではそこまで知名度がないものの世界的の紳士たちに愛されているブランドです。
グレンソンのおすすめモデル
Loake:ローク

創業年 | 1880年 |
ネット販売価格 | 4万円前後 |
英国王室御用達の称号であるロイヤルワラントを授与されています。
正統派の革靴作りをしている一方で、モッズとの関わりもあるブランド。伝統的な製法で作られる革靴を比較的手に取りやすい価格で販売しています。
ロイヤルワラントを授与されている正統派な英国靴といったイメージですが、モッズとの関わりがあり、ちょっと変わったタッセルローファーを作っていたりします。
ビズネス用途で履ける革靴からモードファッションでも履けるような革靴まで幅広いモデルを展開しているのが印象的。
5万円以下で比較的多くのモデルが販売されているため、お気に入りの一足が見つかるはずです。
ロークのおすすめモデル
イギリス靴の特徴
- 100年以上続く歴史のあるブランドが多い
- 長く履けるグッドイヤーウェルト製法
- 流行に流されないクラシカルなフォルム
イギリス靴はトリッカーズに代表されるように100年以上続く老舗のブランドが多いです。
ブランドヒストリーがしっかりしているため、所有したくなるブランドばかりです。その分、値段が高くなってしまいますが、今回紹介したブランドのように手が届くブランドもあります。
さらに、伝統的にグッドイヤーウェルト製法で作られています。
グッドイヤーウェルト製法はアッパーとソールを縫い付けて作る製法。ソール交換が可能で、長く履くことができます。また、アッパーとソールの間にコルクが入っているため、履いていくうちに自分の足型に沈み込んでいきます。
履けば履くほど、履き心地が良くなる経年変化を楽しむことができます。
そして、長く履けるのはデザインも重要。
昔ながらのクラシックなデザインを現代でも継続しているのが特徴。ブランドごとにアイコンとなるモデルがあり、何十年も愛されています。
フォルムも一般的にはノーズが短めでトゥに丸みがあります。これがクラシカルなフォルムとなり、流行に流されないデザインともなります。
今日まで、同じようなデザインが履かれているのも流行に流されていない要因だといえます。
まとめ
5万円以下で買えるイギリスの革靴ブランドはいかがだったでしょうか。
イギリス靴の中には10万円を超えるブランドもあります。一生ものとして、そういったブランドも買うのも良いと思います。
しかしながら、やはり高いですよね。
それなら、半額以下のブランドで日常的に履くのも良いと思います。
履けば愛着も出てきますし、履き心地も良くなります。それがイギリス靴の特徴。
気に入れば、ソール交換をして長く履けるのもポイントです。
いわゆる本格革靴が欲しい方には、今回紹介したブランドから選んでみてはいかがでしょうか。
ということで今回はこの辺で。