- サンダースの革靴が気になる
- オンオフ兼用で履ける革靴を探している
革靴といえばイギリス靴。
イギリスのノーザンプトンは革靴の聖地とも呼ばれています。
そんなノーザンプトンで誕生し今なお革靴作りを続けているブランドが「サンダース」です。
サンダースはイギリス国防省のオフィシャルサプライヤーでもあり、さらにはロイヤルワラント(皇室御用達)も授与している実績のあるブランド。
それなのに、価格は他のイギリスブランドよりも割と手の取りやすい価格となっています。大体5万円台で購入できます。
個人的におすすめしたいのが、ミリタリーダービーシューズ。サンダースのミリタリーコレクションの一つ。
ドレスの装おいを見せるデザインですが、フォルムやディテールがカジュアルでも使いやすいモデル。
オンオフ兼用で履ける革靴に仕上がっています。
この記事ではサンダースで人気のミリタリーダービーシューズを徹底解説していきます。
サンダースとは?
Sanders & Sanders Ltd.は1873年にウィリアム・サンダースとトーマス・サンダースの兄弟によってラシュデンに設立された約135年の歴史を持つ、靴の聖地ノーサンプトン最後の実力メーカーです。会社はファミリー・マネジメントの第四世代中で、90人以上の職人を雇っています。
現在では生産機械と高度なコンピュータ制御システムに補足されていますが伝統的なグッドイヤーウェルト製法は現在でも引き継がれ素材へのこだわりは今でも変わらず、天然素材をパーツのほとんどに使用しています。
その証としてイギリスの靴業界の分野としては僅かなメーカーにしか与えられていないIS09002のAssurance認可を取得しています。商品はイギリス市場に供給するのと同様に、30以上の国と地域に輸出しています。日本へは2006AWより本格的に導入となります。
特にSanders Uniform Footwear Collectionは世界中の多くの警察、Military、およびSecurity用のシューズとして採用されているコレクションとして有名です。また、イギリス国防総省(MOD)向けに供給されるレザーシューズ(UK製)のほとんどがSanders製で(非常に大きな利権です)ファクトリーの約50%をその製造ラインとして割当てられています。
その為、自社コレクションは他のノーザンプトンのメーカーと同様のグットイヤーウエルト製法と天然素材を使用しても製造コストが抑えられコストパフォーマンスに優れた伝統的なMade in EnglandのShoesを製造できるのがSanders最大の魅力です。
※サンダース公式サイトより
ミリタリーダービーシューズとは?
モデル | Military Darby Shoes (ミリタリーダービーシューズ) |
素材 | ポリッシュドレザー |
ソール | Itshide studded Rubber Sole |
製法 | グッドイヤー・ウェルト製法 |
サンダースのミリタリーコレクションの中の一つ。
ミリタリーコレクションとは、英国国防省(MOD)のオフィシャルサプライヤーであるSANDERSが以前収蔵していたミリタリーシューズのラスト(木型)を元に日本限定で復刻させたクラシカルな雰囲気溢れるコレクションです。
いわゆるサービスシューズのことです。
特徴的なのは…
- デザイン
- 素材
- ソール
それぞれ詳しく解説していきます。
デザインについて
外羽根式のストレートチップです。またはキャップトゥとも呼ばれています。
ストレートチップはかっちりした印象があります。特に内羽根式のストレートチップは最もフォーマルなデザインとされビジネスから冠婚葬祭まで使われます。
対して外羽根はカジュアルな革靴に使われることが多いです。
ちなみに羽根というのは靴紐を結ぶ部分のことを言います。
外羽根は靴紐を結ぶ部分が後付けされたような形状になっているデザインのことを言います。
カジュアルな革靴によく使われています。
また、甲のフィット感をある程度調整することができます。
またカジュアルな要素として、ステッチの多さもあります。
基本的にステッチが多い方がカジュアル度が増します。このモデルではつま先部分のステッチと羽根部分のステッチが…
3本ステッチとなっています。
これもカジュアル見えする要因ともなります。
全体的なデザインはストレートチップでドレスライクな印象。そこに外羽根や3本ステッチといった要素を加えることで、オンオフ兼用できるようなモデルに仕上がっています。
またフォルムはショートノーズ気味のクラシカルな印象になっています。
革靴の細く長いフォルムが苦手な方でも取り入れやすいフォルムです。
さらにもう一つポイントとしてはヒールの部分。
ここにはロイヤルワラントを授与した証の王冠のマークが刻印されています。
ちょっとしたアクセントになっており、個人的には好きな部分です。
ポリッシュドレザー
ポリッシュドレザーの特徴は、なんといっても光沢です。光沢だけでいえばコードバンのようです。しかし、履き皺はコードバンとは違います。
安い革靴のガラスレザーは、失礼ながら、劣化したような、ひび割れしたような、そんな履き皺になることが多いです。
しかし、こちらのポリッシュドレザーは深く皺が入っているにもかかわらず、ひび割れしそうな皺がないです。
また、光沢があり表面がツルツルしてますので撥水性にも優れています。樹脂加工しているのもあり、雨に耐性があるといえます。
コードバンは雨に濡れると輝きが無くなったり、シミができたりします。基本的には雨の日は履きません。
ソールについて
コマンドソールはアウトドアでも使われるようで、グリップ力に優れています。そのため、雨が降った時の濡れた路面でも滑りにくいはずです。
ポリッシュドレザーとコマンドソールの組み合わせは、雨でも強いと言うことになります。雨でも革靴を履きたい方には強い味方です。
ちなみに製法はグッドイヤー製法ですので、ソールの張り替えも可能です。
こんな人におすすめ
個人的にこんな人におすすめだと思います。
オンオフで使いたい方
デザイン的にオンでもオフで使えます。
ミリタリーコレクションと名のつく通り、ミリタリー系のアイテムでもバッチリハマると思います。
雨でも履きたい方・艶感のある革靴が好きな方
また、ソールもラバーですので、路面から雨が染み込んでくることもありません。レザーソールだと染み込んで来ます。
雨用の靴を探している方におすすめです。
お手入れが面倒だと感じる方
お手入れに関しても神経質になる必要はないかと思います。
数ヶ月に1回くらいで、汚れ落としやクリームを入れてあげるくらいでいいと思います。全体が輝いているので、鏡面磨きもそこまで必要ではないですね。
お手入れや鏡面磨きが好きな方にはちょっと物足りなさはあるかもしれません。
私はお手入れ大好きですので、ちょっと物足りなさが…
サンダースを買う方法
実店舗で買う
サンダース取扱店は全国多くありますので、お近くの取扱店をお探しください。
やはり、実店舗では試着ができるのがいいです。初めて買う場合は試着することをおすすめします。ブランドやラストが違えばサイズ感も変わりますので、私は〇〇cmだから「これ」という風に決めない方がいいです。
アメリカ靴はus。
日本靴はcm。
スニーカーは全部。日本だとc m。中国はEU。
と言った感じでしょうか。
ネットで買う
サイズがわかる方はネット購入が便利ですね。また、価格が低くなっているものもあります。
定価は
50,600円です。
他のショップですと…
39,980円です。
1万円ほど安いですが、こちらはレディースサイズです。足が小さい方は履けるかもしれません。もしかしたら、シルエットが変わるかもしれませんので、実物を見てからの購入がいいかもしれません。
コーデ例(カジュアル)
ジーンズと合わせる
TシャツにジーンズとTHEカジュアルな服装。
その足元にサンダースの革靴を合わせています。
こいったカジュアルな服装は大人がすると子供っぽく見えてしまいます。
そんな時にどうすれが良いのかというと革靴を履けば良いのです。
「おしゃれは足元から」という言葉がある通り、足元でコーデの印象が変わります。なぜなら、体の先端部分というのは目線が止まりやすく目立つ部分だからです。
その体の先端、つまり足元にドレスアイテムを持ってくることで、全体の印象がカジュアル過ぎなくなります。
特に30代以上の男性に試して欲しいコーデです。
軍パンと合わせる
軍パンもカジュアル要素が強いアイテム。
なので、革靴でコーデのバランスを取ってあげると良いでしょう。
最近はミリタリーファッションもブーム。だけどカジュアル要素が強くて靴を何にすれば良いか迷っている方も多いはずです。
そんな方はまず革靴を合わせてみるとしっくりくるはずです。
ぜひお試しを。
まとめ
サンダースのミリタリーダービーシューはいかがだったでしょうか。
オンオフ兼用で履ける実用的な革靴。こういった革靴を探していたという方も多いのではないでしょうか。
そして、イギリス製というのも良いですね。それでいて価格は5万円台なのでイギリス靴の割には手に取りやすいです。
サンダースは他にも魅力的なモデルがあります。気になる方は下記の記事をご覧ください。
ということで今回はこの辺で。
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