寒い冬。
欠かせないアイテムといえばダウンジャケットです。
皆さんはダウンジャケットを選ぶ際に何に気をつけていますか?
デザイン?スペック?価格?
いろんな選び方があると思いますが、今回は元アウトドア店員視点から選び方をお教えします。また、おすすめブランドとそのモデルも併せて紹介します。
ダウンジャケットの選び方
ダウンを選ぶ際に決めておきたいのは…
用途です。
アウトドアで使うのか?タウンユースで使うのか?それともその両方か?
これはまず決めておくべきことです。
両方で使えるものがあるならそれでいいと思うかもしれませんが…
それはちょっと待ってください
確かに両方で使えるものはありますが、だいぶ制限されます。
基本的にアウトドアで使えるものはタウンユースで使うことは可能です。しかし、アウトドアテイストが強すぎたり、色の主張が強すぎたりして私服に合わないことがあります。ましてスーツに合わせようと思ったら…相当難しいです。
あえてそういったファッションをするなら別ですが
そして、その逆。タウンユースで使えるものをアウトドアで使うのは基本的におすすめしません。ダウンを使う場面というのは、結構過酷な状況下であることが多いです。そのため機能性不足で使い物にならないことがあります。
なので両方使えるとなると…結構絞られていきます。
そこで今回は基本的にタウンユースを目的としたダウンジャケットの選び方とおすすめモデルを紹介していきます。
スペックを選ぶ
ダウンジャケットはファッションアイテムの前に防寒着。
体を温めてくれるための機能性が重要となります。
そこでまず前提条件として…
ダウンを使っていること。
これが重要です。
……当たり前じゃん…
そう思われると思いますが、ダウンジャケットを選ぶ際にダウンではないものを買ってしまう方もいます。
えっそうなの?
ダウンジャケット=モコモコしたジャケット
と思われている方は要注意です。
モコモコしたジャケットが必ずしもダウンジャケットとは限りません。
ダウンではなく中綿かもしれません。
中綿?
簡単にダウンと中綿の違いを説明します。
ダウンとは
そもそもダウンとは何でしょうか?
そして、皆さんが着ているその服はダウンでしょうか?
ダウンと似ているものに中綿があります。もしかしたら、皆さんがダウンと思っていたものが中綿かもしれません。ダウンと中綿は似て非なるものです。購入の時はご確認ください。
「グースダウン」「ダックダウン」とも呼ばれるようにガチョウ(グース)やアヒル(ダック)の羽毛のことを言います。
主にポリエステルなどの化学繊維やキュプラなどの植物由来の再生繊維で作られています。つまり、人工的に作られた綿(わた)のことです。
ダウンと中綿の違いがわかりましたでしょうか?
大きな違いは、天然繊維であるか化学繊維であるかです。用途としてはどちらも保温です。
どちらも用途は保温であるため、
「どちらを選んでもいいんじゃない?」
と思うかもしれませんが、それぞれ特徴があります。保温という用途以外にどんな場面で使うのかも考え選ぶ必要があります。
ダウンと中綿の違い
ダウンの特徴
中綿の特徴
ダウンと中綿で注目すべき点は、保温性と水の耐性です。
保温性ではダウンに軍配が上がります。ダウンは水鳥の羽毛です。その鳥たちが寒さの中、生き残れるのは羽毛(ダウン)の保温性能があるからです。
しかし、水に濡れるとダウンの保温性は著しく低下します。水に濡れることで暖かい空気を溜めるスペースがなくなり保温性が低下します。ダウンにとっては水(汗)は天敵です。汗を多くかかない状況で着るのがいいです。
中綿はダウンに比べ保温性は劣りますが、水に対しての耐性があります。そのため、濡れた状態でも保温性を維持できる特徴があります。つまり、汗をかく行動中に来ても大丈夫ということです。
※現在、ブランドによって様々な特徴を持つダウンや中綿があります。水に強いダウンであったり、発熱する中綿であったり。ここで述べたことは一般的なことです。
ダウンの品質を表すFPとは
こちらのダウンは800FP(フィルパワー)です。FP(フィルパワー)はご存知でしょうか?
FPとは、簡単に言うとダウンの品質を表す単位となります。数値が高ければ高いほど品質が良いです。
550〜700が良質なダウンと呼ばれています。アパレルで使われるダウンはこれぐらいだと思います。モンベルでは800〜1000FPの高品質なダウンを使っています。
では、FPが高いと何が変わるのでしょうか?
答えは、
「ダウンのロフト(かさ高さ)が変わる」
です。下図を見てください。
同じ量のダウンがあった場合、FPが高いほどロフトが高くなっています。そのため、暖かい空気を多く溜めることができ保温性が良くなります。そして、FPが高ければ少ない量でも暖かいということになります。
インナーダウンの場合、重ね着しても嵩張らないようダウンの量を調整していますが、それでも暖かいのは高品質なダウンを使っているからです。
また、ダウンの量が少なければ単純に重量も軽くなります。そして、小さく圧縮できコンパクトになります。携帯性もいいですので、鞄の中に入れておくこともできます。
その一方で、品質が高くなれば値段も比例して高くなります。ファッションとして、インナーダウンを購入する場合は800FPで十分な保温性があります。登山シーンで使う場合は、バッグの大きさ、全体の重量を考慮した上でお選びください。
ダウンボールとフェザー
ダウンと一言で言っていますが、ダウンジャケットに入っているのはダウン(ボール)とフェザーです。下図を見るとわかりやすいです。
ダウンボールは芯の無いフワフワしたものです。暖かい空気を溜め込み膨らみます。
フェザーは羽根ですので芯があるもので、膨らみません。こちらは型崩れを防ぐためにあります。
フェザーで骨組みを作り、そこにダウンボールが付いてダウンジャケットのモコモコ感になります。
ダウンボールとフェザーの内訳はブランドやモデルによって異なります。確認するようにしましょう。高品質ダウンに多いのはダウン90%、フェザー10%やダウンボール80%、フェザー20%です。
質の良くないダウンを使っているとフェザーの量を増やし、厚みを出している場合もあります。
ジャケットになると厚みがあり、暖かそうに見えますが性能としては…と言うこともあります。基本的にタグに内訳が書いてありますので確認するようにしましょう。
デザインを決める
ダウンのスペックについてはわかったと思います。続いてデザインを決めます。
用途によってデザインは変わります。大きく分けると…
インナーダウン
アウターダウン
です。
インナーダウンはコートやジャケットの中に着るもの。ダウン量は少なく、薄手でコンパクトになります。基本的にはカーディガンタイプのデザインとなります。
アウターダウンは皆さんが想像するダウンジャケットのこと。ダウン量やキルティングパターン、表面の素材によってデザインは様々です。
オーソドックスなデザインをピックアップすると…
キルティングが入ったダウンジャケット。よくみるデザイン。キルティングによってダウンの偏りを防いでいます。表面生地は薄く柔らかいため、軽量性とコンパクト性に優れています。その一方でアウトドア感が強いので、スーツスタイルにはマッチしにくいです。タウンユースの中でもカジュアル使いになります。
キルティングが表面からは見えないデザイン。簡単にいうならコートやマウンテンジャケットの内側にダウンを入れたデザインです。表面の生地には耐久性の高い素材が使われることが多く、さらに防風性もあります。ダウンの天敵でもある雨も防いでくれます。保温性に優れる一方、コンパクトにはならないので常に着ている必要があります。
キルティングがなく、表面素材もマットな質感なものが多いため、デザインによってはスーツスタイルでも着ることができます。
デザインは好みもありますが、どういった服装に合わせたいかで決めるといいです。
コートの下に着たいならインナーダウン。
カジュアルな服装ならキルティングタイプ。
スーツスタイルならマットな質感のもの。といった感じです。
価格
ブランドによって価格は全然違いますが、ダウンジャケットに言えることは…
ダウンの品質で価格が変わることです。
先程もお伝えしましたが、FPによって価格は変わります。同じデザインでも、FPの違いで価格は変動します。
わかりやすい例を見てみると…
上の写真では左の白いジャケットが1000FP、右の青いジャケットが800FP。
ほぼ同じデザインでありながら、価格は1万円ほどの違いがあります。暖かさはさほど変わりませんが、重さが変わります。FPの高い方が少ないダウン量でいいからです。
比較してみると…
約40gの違い。
これに1万円を出せるかどうかどうかは…
あなた次第です。
もし他のブランド同士を比較するのであれば、価格とダウンの品質を見比べて見てください。ダウンジャケット選びの参考になると思います。
おすすめダウンブランドとそのモデル
ここからはおすすめしたブランドとそのモデルを紹介していきます。
基本的にはタウンユースで使えるものをおすすめしていきます。ダウンジャケット選びの参考にしてください。
NANGA:ナンガ
ナンガは、1941年に先代「横田晃」によって、近江真綿布団の産地からスタートした、羽毛の町から生まれた寝袋メーカーです。
社名「ナンガ」はヒマラヤ山脈にある「ナンガ・パルバット」に由来しています。
ナンガ・パルバットは標高8126mで世界で9番目に高く、別名「人喰い山」とも恐れられ、今までにたくさんの遭難者を出してきた登頂が困難な山のことを指し、その社名には創業者横田晃の「困難だからこそやってやろう、みんなが登らんとこを登ったろうという」という思いが込められています。
そのNANGAのこだわりは羽毛です。
長年培ってきた、羽毛の選定・洗毛・管理のノウハウによって、よりあたたかい羽毛製品を作り続けることができています。※ナンガHPより
ナンガは日本のブランド。
ダウン自体は海外産になりますが、それを国内で洗浄・精製しています。ダウンの品質に並々ならないこだわりを持ったブランドといえます。
寝袋メーカーとして始まっていますが、現在ではアパレルにも力を入れています。大手セレクトショップともコラボしていたりと品質だけでなく、デザイン性も優れています。
AURORA DOWN JACKET
こちらはナンガの定番モデル。
ダウンは760FPのスパニッシュダックダウンを使用。表面生地にはナンガ独自の防水透湿素材であるオーロラテックスを採用しています。
ダウンの天敵でもある水を防げるダウン。
機能面は素晴らしいの一言です
デザインはサイドポケットが2つと胸ポケットが1つ、キルティングパターンが見えないようになっています。ダウンジャケット特有のモコモコ感がないので、タウンユースで使いやすい1着です。
しかし、表面生地に光沢があるのでスーツスタイルに合わせるのはちょっと向いてないと思います。どちらかといえばカジュアル使いになります。
価格は4万円。
このクオリティでこの価格ならコスパに優れています。
TAKIBI DOWN JACKET
これは見るからに暖かそうなモデル。
ダウンは770FPのスパニッシュダックダウンと高品質なダウンを使用。
そしてこのジャケットの特徴は表面の生地。ダウンジャケットの生地に使われるのはナイロン製の燃えやすい生地。それに対してこちらのモデルは難燃性の素材を使っています。モデル名にもあるとおり、焚き火で使っても問題ないです。
実際にテレビの特集で実験していましたが燃えていませんでした
寒い冬でもキャンプをしたい方にはうってつけのモデルです。
デザインは昔のマウンテンパーカーを彷彿とさせます。大きめのポケットは収納力が抜群。首元も風が入ってこないようにマジックテープとボタンで止められるようになっています。
寒い地域に住んでいる方やキャンプなどで使うのにいいダウンジャケットです。
価格は6万円。
他ブランドにはない難燃性という特徴があるので、この価格でも買う価値があります。ですが難燃性を必要としていない方なら他を選んだほうがいいかもしれません。
モンベル
1975年に誕生した日本のブランド。日本のアウトドアブランドとしては老舗。
アウトドアに関するアイテムのほとんどを展開しています。山用、海用、自転車用、作業着などなど。そのアイテム数は数千点あります。
またハイクオリティのアイテムを作っている一方で価格は割とお手頃。
簡単に言えばアウトドア界のユニクロのような存在
ベーシックなデザインが多く、使い勝手がいいです。しかし、デザインに遊びがないのでファッションとして着るのはちょっと微妙な印象もあります。
そんなモンベルですが、ダウンに関して高品質なものを出しています。600FPで良質と言われるダウンの中で、モンベルが展開するダウンは800FP以上のものが大半を占めています。ちなみに最高は1000FPです。
おすすめしたいモデルはインナーダウン。
昨今のインナーダウンブームの火付け役ともなったモデルです
スペリオダウン ラウンドネックジャケット
インナーダウン。今や市民権を得ているといってもいいでしょう。
そんなインナーダウンの元祖と言われているのがモンベルのラウンドネックジャケットです。発売当時はそこまで注目されていませんでした。私自身もこの時期にアウトドアショップで働いていましたが、誰が買うんだろうと思っていました。
しかし、その次の年から状況が一変。おそらくファッション業界で流行ったのがきっかけで一気に売れ始めました。その時に私も手に入れ、今までずっと使っています。
このインナーダウンが優れているところはラウンドネックであること。これによって重ね着した時に首が詰まることがなくなりました。さらに高品質な800FPのダウンを使うことで、薄手でありながら暖かさがあります。正直なところ都心部なら、これの上にコートや防風性のあるジャケットを着れば十分だと思います。
さらにいい点は秋や春にアウターとして羽織ることができます。3シーズンで着れる使い勝手。さらにコンパクト性に優れているので、鞄の中に忍ばせておくこともできます。
部屋着としても活躍してくれるので間違いなく重宝する1着です。持っていて損はしません。
そして高品質で使い勝手がいいモデル。値段はどうか気になりますね。
これでお値段が…
10,800円
正直もっと高くてもいいのではという価格。まだ持ってない方は買いの1枚です。
デサントオルテライン
デサントというブランドはスポーツをしていた方なら聞いたことがあると思います。
そのデサントの中でオルテラインを知っているでしょうか?
オルテラインでは機能性やデザインなどこだわり抜かれたプロダクトを展開しています。どことなくアークテリクスをイメージさせるブランドです。
オルテラインの中でも一際有名なのがダウンジャケット。その洗練されたデザインはスポーティでありながらも上品。カジュアルでもフォーマルでも着れるようなデザインです。
さらに機能性も高く。高品質なダウンに加え、細部のディティールも作り込まれています。
国産ブランドの中でもトップクラスです
そんなデサントオルテラインでおすすめしたいのは3つ。それぞれ特徴を簡単に紹介します。
マウンテニア
ハイスペックモデルの「マウンテニア」。
熱接着ノンキルト加工とシームテープ加工により、水分含浸を防ぎ、高い耐水性を実現しています。
ダウンの弱点でもある雨や雪を防いでくれるため悪天候でも着ることができます。特に雪が多く降る地域にお住まいの方には嬉しい機能です。
さらに、ジップベンチレーションは、2列のジッパーとその間に配置されたメッシュ生地により衣服内に外気を取り込み、ジャケット内にこもりやすい不快な熱や湿気を逃がすことが可能です。適度な温度を保つことができます。
そして価格は10万円。
高いですが、それに見合った機能とデザイン性、さらにオリジナリティを持っています。デサントオルテラインでなければ手に入らないものです。
シャトル
軽量モデルの「シャトル」
マウンテニアと同じく、耐水性と快適性を持っています。
さらにストレッチ性のある素材が使われているため動きやすくなります。自転車などに乗って通勤・通学するなどアクティブに着たい方におすすめです。
価格は88,000円で、マウンテニアよりも安くなっています。
ストーム
先程のマウンテニアとシャトルを組み合わせたようなモデル。
高い耐水性を持ちながら、胸ポケットとサイドポケット周りにStreamLine Technologyという水の流れを抑制するラインが施されています。ただのデザイン性ではなく意味のあるデザイン。こういうのは男は好きだと思います。
さらに表地はストレッチ性に優れた4WAYストレッチ素材DERMIZAX® FLEXILE MATTE 4WAY STRETCHを採用。これによって動きやすさもプラスされています。
暖かさ、耐水性、動きやすさを兼ねそろえた最高のダウンジャケットに仕上がっています。
価格は118,000円と高額。
紹介した3つの中で最も高くなります。こちらはポケット周りに施されたラインが気に入った方におすすめです。なかなかこういったデザインはありませんし、ただのデザインではなく意味のあるデザインに価値を感じます。
オルテラインのダウンジャケットは総じて高額になります。しかし、それに見合うクオリティを持っています。また、デザインもスポーティでありながらどこか都会的に洗練されています。大人のファッションとしてうまくハマってくれるはずです。
西川ダウンx ナノユニバース
1556年創業の老舗寝具メーカーである「西川」とナノユニバースがコラボした西川ダウン。
どうしてもアウトドアのイメージが強いダウンですが、大手セレクトショップのナノユニバースとコラボすることで一気にファッション性がプラスされています。
2020年のコレクションはファッション界の有名な方たちとのコラボも実現。一風変わったデザインのものもあるため、今回は注目です。
メンズ・レディース合わせ全部で21型あります。それぞれシーン別で異なるデザインが展開されているので、好みのものが見つかるはずです。
自分に合った1着を見つけてください。
さらにこちらのダウンは740FPの高品質なダウンが使われています。アウトドア用途でも使われるような品質。タウンユースでは十分すぎます。
そんな西川ダウンで気になったアイテムを3つ紹介します。
個人的にこんなダウンジャケットあるんだと思わせるモデルです。
ラムレザーダウン
モデル名からもわかるようにラムレザーを使ったダウンジャケット。
上品さと男らしさを組み合わせたようなモデルです。革の風合いや経年変化も楽しめ、長く愛用できるアイテムに仕上がってます。
使われている革はラムレザーということで柔らかさがあります。また、革の持つ防風性によって保温性もあります。機能面でも優れています。
キルティングが見えるデザインですが、革の持つ上品さが大人のラグジュアリー感を出してくれます。フードは一体型で首回りもスッキリした印象。前たてのデザインも存在感があります。
すでに定番のダウンジャケットは持っている方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。
値段は66,000円。
ダウンの質とラムレザーが使われていることを考えるとこの価格でも納得です。
FATIGUE JACKET #ANIKI別注
アニ散歩でお馴染みアニキこと片野英児さんの別注モデル。
ミリタリー好きなアニキの別注とあってデザインはファティーグジャケット
中に取り外し可能なダウンベストのライナーがついています。秋はライナーを外して、冬になればライナーをつけて、そして春になったらライナーを外して、と3シーズン着まわせるモデルです。
しかも、ただミリタリー風にしたのではなく、随所にこだわりのディティールが盛り込まれています。
フロントには大きめのポケットが4つ。胸ポケットは斜めに取り付けられています。さらにインナーのタグに注目すると、こちらもアメリカ軍のタグと同じような表記です。ミリタリー好きの心を掴んでくるようなディティール。これは欲しくなります。
化繊を使ったミリタリージャケットはいくつかありますが、ダウンを使ったミリタリージャケットは珍しいのではないでしょうか。
あまり寒くない地域にお住まいの方は使い勝手のいいモデルです。
価格は44,000円。
ファティーグジャケットは年々球数も減り、高騰しているアイテム。さらに言えばブラックを使ったジャケットはミリタリーとしては珍しいです。そこに高品質なダウンベストがつくならお買い得な値段かもしれません。
西川ダウン[VISION]干場スペシャル
こちらは干場さんの別注アイテム。
西川ダウン x ナノユニバース x K-3B(干場さん監修ブランド)のトリプルネームコラボアイテムです。
見た目はオーソドックスなマウンテンパーカー。ジップを最後まで止めると見える「K-3B」がアクセントとなっています。
干場さんはベーシックなアイテムがお好きな印象があるので、見た目もシンプルでスッキリとした感じです。なので一見すると普通と思ってしまします。
しかし、中を見ると特別な仕様になっています。
中には着脱可能なインナーダウンが付いています。しかも、このインナーダウンはフードと袖が着脱可能。パーカー、ジャケット、ベストとして使うことができます。様々なコーデに使え、干場さんらしい仕様になっていると思います。
価格は66,000円。
これ1着で様々な着方ができるので、持っていて損はしません。冬のアイテムを複数枚買うのであればこれを買った方がお得な気がします。
カナダグース
もはや冬の定番アイテムとなっているカナダグース。
名前からもわかるようにカナダのブランド。1957年に創業し今でもカナダ製を貫いています。丁寧に作り込まれたプロダクトはクラフトマンシップを感じます。
カナダという寒い土地柄、北極圏の寒冷地に対応した保温性抜群のプロダクトになっています。さらに都会的なデザインも多くの人に愛される要因です。
冬は街中でよく見かけますね
すでに持っている方も多いと思いますが、カナダグースはダウンを勧める上で外せないブランドです。そんな中でおすすめしたいのが、ジャスパーです。
ジャスパー
ジャスパーは人気モデルのシャトーパーカーの日本企画版です。日本企画ということでサイジングが日本人の体型にあっています。
どうしても海外ブランド、特にアウトドアアイテムは袖や裾が長かったりとサイズが合わないことが多いです。それが日本人フィットになっていることはありがたいです。
使われているダウンは625FPのホワイトダックダウン。FPの数値としては他ブランドよりも低いですが、数値では表せない暖かさを有しているのがカナダグースです。
デザインはカジュアルでもスーツスタイルでもマッチするようになっています。表面にキルティングは見えずマットな質感の生地となっています。防風性、耐水性にも優れているため、保温性も抜群です。
袖口にはリブが付いており、冷たい空気が入らないようになってます。細部まで作り込まれたプロダクト。長く愛用したい1着です。
価格は134,200円。
これまで紹介した中では最も高いですが、それに見合ったプロダクトに仕上がっています。冬はこれ1着で過ごそうと思っている方におすすめです。
まとめ
ダウンジャケットはいかがだったでしょうか。
ダウンを選ぶ際に重要なのはまず用途です。今回紹介したのは主にタウンユースで使うのものです。
さらにダウンの品質を表すFPもチェックすべき項目です。高ければそのダウンジャケットが暖かい訳ではありませんが、品質の目安として見ていただきたいです。
そして、デザインはキルティングの有無で印象がガラッと変わります。キルティングがあればアウトドア、そポーティさがありカジュアルな服装で着ることができます。そしてキルティングがなければカジュアルとスーツスタイルでもマッチします。どちらで着たいのか、また、好みによって選んでください。
寒い冬のマストアイテムのダウン。最適な1着を見つけてください。
ということで今回はこの辺で。
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