Uチップのおすすめ革靴11選 | カジュアルコーデに合わせやすい革靴

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  • ビジネスシューズじゃない革靴が欲しい
  • カジュアルメインで革靴を履きたい

30代以上になると私服でも革靴を履きたくなることがあるはず。仕事でビジネスシューズを履いているから、それを私服で履いてみたけど……なんか違う。という経験ありませんか?

実は革靴にも種類があり、ビジネスシューズはスーツに合わせてこそカッコいい革靴。それを私服に合わせてしまうとカジュアルな服とチグハグになって合いません。

そこでカジュアルでも革靴を履きたい方におすすめなのが…

Uチップです。

Uチップは甲の部分にUの字の縫い目があるデザインを言います。これがあることで、ビジネスシューズには見えません。

また、ルーツをたどるとゴルフシューズやアウトドアシューズにたどり着きます。そういった面でもカジュアル向きな革靴といえます。

そしてUチップの代表格といえばパラブーツのシャンボード。これを見てカジュアルで革靴を履きたくなった方も多いはずです。

シャンボード以外にも探せばたくさんのUチップがあります。各ブランドでディテールも異なります。

この記事では、Uチップ好きの私がおすすめするブランドとそのモデルを紹介してきます。各モデルのおすすめポイントも徹底解説するのでぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

Uチップの種類

Uチップと一言で言っても、いくつか種類があり国によっても呼び方が違ったりします。

ここではUチップの代表的なデザインを見ていきましょう。

代表的なデザインは…

  • Uチップ
  • Uチップのスプリットトゥ
  • Vチップのスプリットトゥ

ステッチの形状がU字に近いのかV字に近いかでUチップとVチップに分かれます。またトゥの先端にステッチが入っている場合、スプリットトゥと呼ばれます。

さらにモカ縫いの仕方によっても雰囲気が変わってきます。

モカ縫いの代表的な種類は…

  • 拝みモカ
  • 乗せモカ
  • つまみモカ

デザインについて下記で見ていきましょう。

【デザイン】Uチップ

モカ縫いの形状がU字に見えることからUチップと呼ばれています。

代表的なモデルはパラブーツのシャンボードです。カジュアルライク、アウトドアライクな印象が強くなります。そのため、ジーンズなどと合わせてカジュアルに履くことをおすすめします。

【デザイン】Uチップのスプリットトゥ

Uチップの先端にステッチが入ったデザインです。それをスプリットトゥと呼びます。

正式にUチップのスプリットトゥと呼ぶかは定かではありませんが、ここでは区別しています。Uチップよりもシャープに見えることからきれい目なファッションにも取り入れることができます。

【デザイン】Vチップのスプリットトゥ

UよりもVに近いモカ縫いの形状からVチップと呼ばれています。

基本的にはVチップのものはスプリットトゥになります。よりシャープさが増すため、オンオフ兼用でも使うことができます。(職種にもよりますが…)

おすすめブランド&モデル

Paraboot / パラブーツ

1908年創業のフランスブランド。

現在の革靴ブランドの中で唯一、自社でアウトソールを製作している稀有なブランド。ラバーソールが有名でモデルによって種類を使い分けています。雨にも強く堅牢性があるため長く愛用することができます。

シャンボード

CHAMBORD / NOIR
素材リスレザー/スエード/シボ革/コードバンなど
製法ノルヴェージャン製法
アウトソールラバーソール
店頭価格77,000円
ネット販売価格5万円〜7万円

Uチップと言えばこのシャンボードが頭に浮かぶ人が多いと思います。

革靴好きだけでなくファッション好きの間でも愛されているモデルです。

Uチップのデザインになることで革靴のもつシュッとしたドレス感が薄れ、スニーカーライクなカジュアル感があります。

さらにパラブーツ独自の厚みのあるラバーソールがつくことで、カジュアル感を後押しするとともに履き心地にも優れています。

全体的にぽってりとした見た目でボリューム感があるため、カジュアルな服装にマッチしやすいモデルです。特にジーンズとの相性は抜群で、リゾルトというジーンズと合わせたリゾパラはInstagramでも度々目にする組み合わせです。

カジュアル感が強すぎるため、スーツスタイルには不向きですがカジュアル使いをメインに考えている方におすすめです。

アヴィニョン

AVIGNON / NOIR
素材リスレザー/スエード/シボ革/コードバンなど
製法ノルヴェージャン製法
アウトソールラバーソール
店頭価格71,500円
ネット販売価格5万円〜7万円

シャンボードに並び人気のUチップモデルがアヴィニョンです。

シャンボードは日本で不動の人気がありますが、アヴィニョンはフランス本国で人気のモデルと言われています。

Uチップにスプリットトゥが入ったデザインで、シャンボードよりもシャープに見えるのが特徴です。それでいて全体的なフォルムはボリューム感があるのでカジュアル使いがしやすいです。

ソールの厚みや白いウェルト、緑色のタグなどカジュアル要素があるため、スーツスタイルに合わせるのは難しいかと思います。ですが、ジャケパンスタイルなどオフィスカジュアルとしては取り入れやすいモデルです。

ラストも比較的万人受けするため、シャンボードよりもフィットしやすいモデルです。

J.M.WESTON / ジェイ・エム・ウエストン

1891年に靴の工場から始まり1922年のパリ出店を機にジェイエムウエストンのブランドネームを掲げました。

ウィズ展開が豊富にあり、自分の足にフィットすらサイズを選べるのが魅力です。

ゴルフ

素材カーフ/スエード/シボ革など
製法グッドイヤーウェルト製法
アウトソールラバーソール
店頭価格126,500円

ゴルフという名前の通り、ゴルフコースの芝で誕生したモデル。

別名「ジャーナリストシューズ」と呼ばれ、優れた耐久性と履き心地も兼ねそろえています。

デザインはUチップでカジュアル感があります。しかしながら、素材のもつ上品さからか、ドレスの雰囲気や上品さを持っている不思議な靴です。

ウエストンは豊富なウィズ展開をしているため、さまざまな足型にフィットするサイズがあります。それはさながらビスポークシューズのようです。

最初は少しタイトなフィット感で選ばれると、段々と自分の足に馴染んでいき自分だけのフィット感を得ることができます。

他ブランドでなかなかフィット感が良いものに出会えなかった方には試して頂きたいモデルです。

Alden / オールデン

1884年創業のアメリカブランド。

矯正靴を作っていた背景があり、履き心地の良いラストが魅力。

コードバンの有名タンナーであるホーウィン社との深い関わりがあり、コードバンモデルが豊富なのもオールデンの特徴。

54321

素材コードバン
製法グッドイヤーウェルト製法
アウトソールシングルレザーソール
店頭価格138,600円

オールデンの中でも不動の人気モデルなのが54321

特徴的なのは素材とラスト。

素材には革のダイヤモンドと言われるコードバンが使用されています。美しい光沢と独特な履き皺になるのが魅力の革です。

さらにラストはモディファイドラストと呼ばれるものが使われており、土踏まずを押してくるようなアーチサポートがあるラストです。

モディファイドラストは履き心地に優れており、一度履いてしまうと、その履き心地に魅了されてリピートしてしまう人も少なくありません。

54321のデザインはVチップでシャープな印象になります。Uチップよりもきれい目な印象があるため、スラックスなどドレスパンツとの相性もいいです。ビジネスシーンでは職種によってはNGかもしれませんが、ドレスコードに厳しくない職場でしたらオンオフ兼用で履ける靴です。

オールデンらしさを堪能できるモデルとして最初のオールデンとしてもおすすめです。

961

素材カーフ
製法グッドイヤーウェルト製法
アウトソールシングルレザーソール
ネット価格97,900円

こちらはUチップのスプリットトゥ。

通称「NST」(Norwegian Sprite Toe)と呼ばれています。

先程の54321とはモカ縫い仕方が異なり、961の方が立体的で存在感があるため、よりカジュアルライクな印象を持ちます。この辺はデザインの好みで選ぶといいでしょう。

また、素材はカーフ。オールデンといえばコードバンが有名ですが雨に弱いという欠点があります。カーフの方が雨に耐性があり、お手入れも比較的楽です。

カーフの方が気負わず履くことができるので、ガンガン履いていきたい方におすすめです。

Crockett & Jones / クロケット&ジョーンズ

1879年創業のイギリスブランド。

世界の革靴ブランドの中で最も多くの木型を有していると言われています。長くOEMを請け負っていたことから様々な種類のモデルがあるのが特徴。

モールトン

素材カーフ
製法グッドイヤーウェルト製法
アウトソールシングルレザーソール
ネット価格88,000円

アウトソールのエッジに沿うように広めのUチップが特徴的。そしてトゥ先端にはステッチのあるスプリットトゥ。

全体的にボックス形状のような見た目。ローファーに紐をつけたような感じもします。

ローテク感がありクラシカルさを持ち合わせたモデル。それでいてイギリス靴特有の上品さを持ち合わせています。

これはデザインが気に入ったら買いの一足です。

Edward Green / エドワードグリーン

1890年創業のイギリスブランド。

「でき得る限りの上質を求める」という哲学を持ち、最上級の革靴を製作しています。その分、値段は高くなりますが、それに見合った最上級の品質を手に入れることができます。

ドーバー

素材カーフ
製法グッドイヤーウェルト製法
アウトソールシングルレザーソール
ネット価格142,600円

革靴界でも最高級品のブランドの一つといっても過言ではないのがエドワードグリーン。

その中でUチップの名作といえばドーバーです。

ドーバーはスプリットトゥのUチップ。つま先のステッチはスキンステッチと呼ばれ、ステッチが目立たない職人技が光る仕様になっています。

価格は20万円近くするので、非常に高いですが、それに見合う満足感が得られる一足です。

最後に行き着く革靴かもしれません。

SAMDERS / サンダース

1873年創業のイギリスブランド。

イギリス国防省向けに革靴を卸しており、信頼と実績のあるブランド。それでいて大量生産からなるコスパの良さも魅力的。

エプロンダービー

素材ポリッシュドレザー
製法グッドイヤーウェルト製法
アウトソールコマンドソール
ネット価格53,900円

イギリス国防省向けに供給されるほとんどかサンダース製と呼ばれるほど、イギリスで信頼されているブランド。

イギリス製にもかかわらず5万円前後で買えるコスパの良さも魅力です。

サンダースはミリタリーラインがあり、どことなくサービスシューズの無骨さを持っています。なので、カジュアル使いもしやすいです。

さらにレザーは耐水性のあるポリッシュドレザーやソールにはコマンドソールが使われるなど天候を気にせず履ける仕様になっています。

デザインはUチップのスプリットトゥ。甲のボリュームは抑えられている感じで、カジュアル過ぎない印象を持ちます。

オンオフ兼用とまではいきませんが、職種によってはオンスタイルでも履ける一足です。

JALAN SRIWIJAYA / ジャランスリウァヤ

2003年に誕生したインドネシアのブランド。

ルーツは1919年に創業した靴工場。主にミリタリーブーツを作っていましたが、平和の時代になりドレスシューズ作りにシフトしました。コスパの良いブランドとして日本では広く認知されています。

98653

素材カーフ
製法ハンドソーンウェルト製法
アウトソールダイナイトソール
ネット価格39,600円

インドネシアのブランドで日本ではコスパの良いブランドとして有名なジャランスリウァヤ。

コスパが良い理由はハンドソーンウェルト製法という手間のかかる作り方をしていることやアノネイ社など有名タンナーの革を使っていながら3万円台で販売されているためです。

デザインやイギリスやフランス靴のような雰囲気を持ちます。このUチップはパラブーツやウエストンといったフランス靴のような印象を持ちます。

フランス靴で選ぶと安くても6万円程。ジャランスリウァヤならその半額程度で買えるのはいいですね。

Berwick / バーウィック

1991年創業のスペインブランド。

英国のクラシックさとイタリアやフランスの色気を感じさせるデザインが特徴。比較的値段も抑えられており、最初の一足としても手に届きやすいブランド。

4477

素材ROISレザー
製法グッドイヤーウェルト製法
アウトソールビブラムソール
ネット価格38,500円

バーウィックはスペインのブランド。

スペイン靴はブランドによってイギリスっぽさがあったり、イタリアっぽさがあったりします。

バーウィックはどちらかといえばイギリス靴のようなクラシカルで堅牢性のある作りになっています。

こちらのデザインはUチップ。

パラブーツのシャンボードのような見た目です。

ショートノーズでぽってりとしたフォルムがカジュアルスタイルにマッチします。ジーンズやチノパンなどとの相性は抜群。

ソールにはビブラムソールが付けられており、グリップ性や耐久性もいいです。

カジュアルメインで使う方におすすめのモデルです。

WHEELROBE / ウィールローブ

2015年から日本の浅草で靴作りをしている日本ブランド。

アメリカのサービスシューズをもとにラストを作っていたりとアメリカンライクなデザインが特徴的。

HEAVY STITCHING MOC TOE

素材クロムエクセルレザー
製法グッドイヤーウェルト製法
アウトソールシングルレザーソール / ハーフラバー
ネット価格40,000円

日本のブランドであるウィールローブ

ウィールローブはアメリカンライクな感じのするブランド。

主にカジュアルで使いやすいモデルを展開しています。その中でこのモックトゥもカジュアル使いしやすいモデル。

甲に施されたモカ縫いはハンドステッチで仕上げられていて立体的で存在感があります。革はクロムエクセルレザーで経年変化が楽しめる素材。柔らかさもあるため履き心地にも優れています。

ラフに履いてもアジの出る一足に仕上がっています。ブーツ感覚でガンガン履きたい方におすすめです。

まとめ

Uチップはいかがだったでしょうか。

ビジネスシューズのような印象もなく、仕事靴の流用とも思われにくいです。それでいて革靴のもつ上品さがあるので、足元からきれい目な印象を出すことができます。

またUチップに多いのがラバーソールと組み合わせたモデル。

履き心地もよく、スニーカーのような感覚で履くことができます。といってもスニーカーと全く同じというわけではありません。革靴らしいフィット感や硬い履き味というのはあります。それが革靴の魅力でもあります。

カジュアルに履ける革靴を探している方にはおすすめしたいデザインですので、是非気に入った一足を見つけてください。

Uチップ以外にもおすすめのデザインはあります。よければ下記の記事をご覧ください。

ということで今回はこの辺で

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