【Paraboot アヴィニョン レビュー】雨に強く、カジュアルスタイルにマッチする革靴

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  • シャンボードは多くの人が履いてるから他のモデルが欲しい
  • ビジネスシューズはカジュアルに合わせづらい
  • 雨でも履ける革靴が欲しい

ファッション雑誌で引っ張りだこのパラブーツ。

毎年のように特集が組まれたり、別注品が生まれたりとパラブーツの人気がうかがえます。

パラブーツの中で人気モデルといえばシャンボード

カジュアルで履ける革靴として人気があります。

しかし、人気ゆえ被ることも多い。

人とあまり被りたくないけどパラブーツが欲しい。そしてカジュアルで履ける革靴が欲しい。

そんな方におすすめなのが…

アヴィニョンです。

このモデルはフランス本国で人気のモデル。シャンボードよりもドレス感があります。それでいてパラブーツらしいぽってりとした感じもあり、カジュアルでも使いやすい。

この記事では、私の持つアヴィニョンを例に挙げ、徹底解説していきます。

ぜひ購入の参考にしてください。

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この記事でわかること

アヴィニョンの基本情報

ブランド名Paraboot (パラブーツ)
モデルAvignon (アヴィニョン)
素材リスレザー
ソールグリフソール
製法ノルヴェージャン製法

こちらはアヴィニョンというモデル。日本ではそこまで一般的ではないと思いますが、フランス本国では定番品と言われています。

日本で人気なのはシャンボードですね。シャンボードとの違いを見ていきましょう。

アヴィニョンとシャンボードの違い

デザイン

ぱっと見でわかるかと思いますが、デザインが違います。

アヴィニョンはUチップの先端に縫い目がありYのようなデザインです。これをスプリットトゥと呼びます。

シャンボードはUチップで先端に縫い目がありません。

シャンボード

ちょっとした違いですが、印象が変わりますね。

アヴィニョンのスプリットトゥの方がシャープに見えます。そのためシャンボードよりドレスライクなデザインです。

パラブーツでは他にもUチップモデルがあります。比較記事は下記にあるのでご覧ください。

Uチップの比較

ラスト

アヴィニョンとシャンボードではラストが違います。

大きな違いは甲の高さと足幅、捨て寸です。

  • アヴィニョンは甲が低く、足幅は少し広い、捨て寸がある。
  • シャンボードは甲が高く、足幅が少し狭い、捨て寸がない。

日本人の足は甲高幅広と言われますが、シャンボードの甲高はそれよりも高い感じがします。

その理由として、シャンボードは登山靴よりのラストをしており、厚手の靴下に対応しているためです。厚手の靴下でフィットするのが正しいシャンボードの履き方のようです。

残念ながら私の足にシャンボードは合いませんでした

パラブーツの直営店でフィッティングしたところ、シャンボードは甲が高すぎて羽根が全て閉じてしまいました。

初期でこの状態ですと、革が馴染んで伸びた時やインソールが沈み込んだ時にホールド感が損なわれます。(シャンボードはアウトソールとインソールの間にコルクが入っていないため、沈み込みは少ないと思いますが…。)

さらに、「羽根が閉じるならサイズを小さくすれば良い」と考えるかもしれませんが、これにも問題があります。

シャンボードはつま先部分に捨て寸がほぼないので、サイズを小さくするとつま先に指が当たってしまうのです。

しかも、足幅も少し狭いのできつく感じます。指が当たったらもうアウトですね。

次に履いたのが、このアヴィニョンです。

こちらは、シャンボードに比べ甲が低いです。羽根が閉じることもありません。半年以上履いても羽根は閉じてません。私の足にあっていますし、多くの人に合うと思います。

パラブーツのラストを知る

アウトソール

アヴィニョンとシャンボードではアウトソールが違います。

ソールパターンとコルクの有無の違いです。

アヴィニョンに使われているのはグリフソールでコルクが入っています。コルクが入っていても、体感的にはあまり沈み込みません。

シャンボードに使われているのはテックスソールでコルクがはいっていません。ゴムがコルクの代わりになっています。

アヴィニョンの外観

Front

まずは正面から。

この形状はUチップと言い、ステッチがUの形になっています。アヴィニョンはUの字の先端からさらにステッチがあります。私としてはYのような感じです。

シャープなデザインなので、適度にドレスの印象を与えてくれます。それでいてジーンズと合わせてもマッチします。

Side

Outside
Inside

サイドはこんな感じです。

履き口の少し下に切り返しのステッチがあります。さらにパラブーツの緑タグもいいアクセントとなっています。

またこれぞパラブーツと思うようにな厚みのあるラバーソールも特徴的です。

Back


後ろから見るとこんな感じです。

踵のフィット感はそこまで良くないです。スポスポと抜ける感じです。

といっても紐を縛ると踵の抜けはしないので、あくまで感覚です。

この辺はスポーツソックスでもフィットするような作りになっているように感じます。

履き口のくるぶし部分は少し下がっています。

ロングソックスを履いた場合、くるぶしに当たっている感じはありません。

しかし、カバーソックス(くるぶしより下の靴下)だと少し当たってるように感じます。そのため、アヴィニョンは基本的にロングソックスと合わせています。

Outsole

アウトソールはこんな感じ。

こちらはグリフソールというソールです。もちろんラバーソールでグリップ力に優れています雨の日の強い味方です。

履き皺

履き皺はこんな感じ。

大味な皺が入ります。大きな皺の中に小皺が入る感じですね。

登山靴をルーツに持つパラブーツなら、このくらいの皺が男らしくていいかもしれませんね。

アヴィニョンはオススメ?

パラブーツの中ではマイナーな感じもするアヴィニョン。はたしてオススメできるモノなのか。

完全に主観ですが、オススメです。

  • 多くの人にラストが合いやすい(シャンボードに比べて)
  • シャンボードと差別化できる(シャンボードが流行ってるからこそですが…)
  • 緑のタグがパラブーツを履いているという所有欲を満たす
  • 雨に強い

最後の雨に強いというのが、パラブーツを選ぶ一番の理由かもしれません。

革靴が好きになってから、毎日革靴を履きたいと思うようになりました。しかし、革靴は基本的に雨に弱い(というより雨染みになりやすい)ので雨の日には履けません。

その点、アヴィニョンはオイルを多く含むリスレザーを使っていますので、耐水性と雨染みができにくい仕様となっています。しかも、ラバーソールで滑りにくい。

雨でもお気に入りの革靴が履けるというのは私にとっては喜びです。

雨用の靴にすると高級すぎますが…

晴れはもちろん、雨が降りそうな日、雨が降ってる日に履くと、意外と登場回数が多くなります。

天候を気にせず履きたい方には特におすすめです。

雨に強いのか検証しました

雨でも履ける革靴をもっと見る

アヴィニョンのエイジング&コーディネート

アヴィニョンはどんなエイジングを見せるのか、そしてどんなパンツと合わせるのか見ていきましょう。

個人的にはリゾルトのような細身のジーンズに合わせるのがお気に入りです。

アヴィニョンはジーンズとの相性が抜群ですね。ジーンズのもつカジュアル感をうまく調和してくれるような感じがします。

特に細身のリゾルトと合わせるとジーンズを穿いているのにドレスライクな感じがします。非常に好きな組み合わせです。

おわりに

アヴィニョンはいかがだったでしょうか?

Instagramではシャンボードに比べると履いている人が少ない印象ですが、雨に強い点では同じです。フィットのしやすさでいえばアヴィニョンの方がいいと思います。

パラブーツが欲しいけど、「シャンボードが足に合わないんだよな」とか、「シャンボードはみんなとかぶるな」と思っている方はアヴィニョンを選んでみてはいかがでしょうか。

終始シャンボードとの比較になってしまいました。私自身もシャンボードが欲しかった者のひとりです。そのため、経験を交えたレビューとなりました。参考になれば幸いです。

エイジングレポートとして、1年履いたアヴィニョンの経年変化を下記の記事から見れます。

アヴィニョンはここで買える

アヴィニョンは実店舗で買った靴です。

私が買った店はここです。

Tigers brothers

神戸三宮にあるお店。

少し狭い店内ですが、そこにはパラブーツ、トリッカーズ、サンダース、レッドウィングなどなど。素晴らしい品揃えでした。私が買った時は割引もありました。

価格を見るとアヴィニョンは定価で税込71,000円(2019年時点)

ネットで買うと少し安いものが見つかります。おそらく並行輸入品かと思います。

こちらで54,780円。15,000円ほど安くなります。

シャンボード、ミカエル、ウィリアムも同等の値段です。

※ネット購入の注意点

サイズとフィット感に注意してください。

ここまで読んだ方はアヴィニョンとシャンボードでフィット感が違うことがわかったと思います。

さらに、サイズも他ブランドの革靴とサイズ感が違います。パラブーツは大きめと言われますが、正にその通りだと思います。

他の方のブログなどを読み、これくらいのサイズだろうと思い試着しに行きましたが、実際はそれだと大きかったです。

百聞は一見にしかず。実際に試着すべきだと思います。取扱店舗が近くにない方には申し訳ありませんが…

実店舗で納得いくまで試着して買うもよし、安いからネットで買うもよし、です。

購入の際の注意点は下記の記事にまとめましたのでご覧ください。

ということで、今回はこの辺で

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