- 高級革靴が欲しいけど値段が…
- 中古の革靴を買うのに抵抗がある
- 中古靴を買う際の注意点が知りたい
名のある高級革靴の価格は10万円前後。どんなに欲しくても、やはりネックになるのは値段です。もう少し安ければ買えるのにと思っている方は多いのではないでしょうか。
高級革靴が欲しくても、値段が…と思っている方。
そんな方におすすめなのが…
ズバリ中古靴です
中古なら安く買えるのは当たり前です。ですが、革靴だからこそ中古をおすすめしたいのです。
中古なら定価の30〜60%オフで購入可能。しかも高級革靴と呼ばれるものは作りがしっかりしているため、中古で買ってもそこから何年も履くことができます。
もちろん状態にもよりますが、お手入れ次第で割ときれいになります。
私は中古靴を10足以上購入しました。その経験から行っても中古靴はおすすめです。
この記事では中古靴の選び方から注意点まで徹底解説します。
- 中古靴の選び方
- 中古靴の探し方
- 中古靴の買い方
中古靴なら定価の○○%で買える
ズバリ中古靴なら定価の30〜60%で買えます(経験談)
探せばさらにお得なものも見つかります。
個人的には定価10万円の革靴なら、3万円〜6万円で探すのがいいです。もちろん状態にもよりますので一概には言えませんが。
なぜその価格がいいのか、私がこれまで中古靴を買ってきた経験を踏まえて解説していきます。
中古靴の選び方・探し方
これまで私が中古靴を買ってきた経験から、どのように選べばいいのかを解説します。
中古靴を探す際は以下の順に探していきます。
- ブランド
- サイズ
- 価格
- 状態
ブランドを絞れ
まずはブランドを絞りましょう
なぜなら、デザインや色で絞ると膨大な数がヒットするからです。その中には、思わぬ掘り出しものがあるかもしれませんが、それを見つけ出すには骨が折れます。
おそらく、高級革靴が欲しい方は、ある程度欲しいブランドが決まっていると思いますので、そのブランドで検索してみましょう。
どのブランドいいのかよくわからない方は、インスタグラム等で人気のブランドを見てみましょう。下記の記事では人気革靴ブランドをランキング形式で紹介しています。
私が好きなのはAldenです
マイサイズの±1を検索
サイズによって見つかる数も変わってきます
そして検索する際には、マイサイズの±1cm程度も含んだ方がいいです。
なぜなら、サイズ表記によってcm換算が微妙に違うことがあるからです。フリマサイトでは出品者が間違えている場合もあります。またラストによってサイズ感も変わるため、それも考慮してサイズを選択します。
下記はサイズの換算表です。このサイズ表を参考に自分のサイズの±1を見てみましょう。
日本サイズ(cm) | 23.5 | 24.0 | 24.5 | 25.0 | 25.5 | 26.0 | 26.5 | 27.0 | 27.5 | 28.0 | 28.5 |
イギリスサイズ(uk) | 5 | 5.5 | 6 | 6.5 | 7 | 7.5 | 8 | 8.5 | 9 | 9.5 | 10 |
フランスサイズ | 38.5 | 39 | 39.5 | 40 | 40.5 | 41 | 41.5 | 42 | 42.5 | 43 | 43.5 |
アメリカサイズ(us) | 5.5 | 6 | 6.5 | 7 | 7.5 | 8 | 8.5 | 9 | 9.5 | 10 | 10.5 |
マイサイズは各規格で覚えておくといいです
私のサイズ感は下記の記事で紹介しています
革靴の状態を判断せよ
中古では未使用品から数年使ったものまでさまざまです。注意するポイントは以下です。
- 履き皺
- 傷、汚れ
- アウトソールの削れ
- インソールの状態
履き皺
革靴を履くと甲に皺が入ります。それが履き皺です。
なので履き皺を見れば、どの程度履かれていたのか、または、革の種類や質もわかります。
未使用品であれば、履き皺は基本的にありません。しかし、試着時についた皺がうっすら入っている場合があります。牛革の場合はそこまで気になることではありませんが、コードバンの場合はその履き皺が定着してしまいますので注意が必要です。
皺の入り方で革の種類や質もある程度わかりますので、牛革とコードバンでその違いを見ていきましょう。
牛革の履き皺
大きな皺と細かな皺が入ります。牛革は種類によって呼び名も変わり、質感なども変わります。しかし、共通してこのような履き皺が入ります。
牛革で高級な素材は「カーフ」です。生後6ヶ月以内の仔牛の皮で、きめが細かいのが特徴です。
コードバンの履き皺
大きな皺がうねるようになっている。この皺は一度入ると定着します。なので、中古靴で探す場合には履き皺の形状も見た方がいいです。
コードバンはアメリカのホーウィン社が有名です
- 左右対称かどうか
- モコっとした皺かどうか
- 変な場所に皺が入っていないかどうか
ネットで購入する際は、説明文だけでなく写真からも自分で革の種類を見分けることができます。ある程度知識を持っていた方が間違える可能性が少なくなります。
革の種類で値段も変わるので、どの革なのか判断できるようにしたほうがいいです。
その他の革の履き皺は下記で解説しています。
傷・汚れ
傷と汚れは写真から判別可能なところです。
ここで注意して欲しいのは、傷と汚れは違うということです。
当たり前のことですが。傷の場合は修復可能かどうかを判断します。特に傷が入りやすいのはつま先部と踵部、履き皺です。写真でこの部分をみましょう。
傷の場合
小傷の場合は修復可能です。修復というのは、お手入れで傷が隠せるということです。深い傷になると、傷の跡が見えてしまいますが、浅い傷ですとクリームの色である程度誤魔化すことができます。
また、履き皺を見ると皺が割れている場合があります。この場合は革が裂けてしまっているので、修復は難しいです。そのため、購入は避けた方がいいです。
このようになるのは革が乾燥してしまったためです。日頃のお手入れで履き皺の割れは回避することができます。すでに革靴を所有している方は注意しましょう。
汚れの場合
自分で汚れを取ることができます
しかし、これは実際に試してみなければなりません。なので、汚れを許容できる範囲を自分で決めます。
例えば、ブーツやカジュアルな革靴の場合は、汚れも「アジ」と捉えることができます。そのため、汚れの許容範囲を広げてもいいです。
ドレスシューズの場合は、きれいな状態が好まれるため、汚れは比較的目立たない方がいいです。黒の場合はそこまで目立つ汚れはないと思います。クリームで補色するとほとんど目立ちません。
アウトソールの削れ
アウトソールは大きく分けると2つ、レザーソールとラバーソールです。
レザーソール
ラバーソール
2つのソールで共通してみて欲しいのは、ヒールの削れです。
ヒールの黒い部分に注目してください。
この部分をトップリフトといい、削れが大きいと、購入後に交換が必要になります。
トップリフトのみの交換ならいいのですが、削れが大きい場合はヒール全体の交換またはオールソール交換となります。交換には費用がかかるので、気をつけたいポイントです。トップリフトのみの交換なら数千円ででいますが、オールソール交換となると1万円以上はします。
レザーソールは、外で履くと擦れた跡がつくため、未使用品か否かがわかりやすいです。アッパーの状態がきれいでもレザーソールが削れている場合は、複数回使用したものになります。
またレザーソールの状態があまりよくないのに、アッパーの状態がきれいな場合はアッパーの革質が良い場合も多いです。その逆もあります。
ラバーソールは、凹凸の削れ具合を見てください。スニーカーのソールのように凹凸があると思います。削れが進んでいる場合は、数年履かれているものです。ですがラバーソールは耐久性が高いものが多いので、よほどのことがない限り、交換がすぐに必要なことはないと思います。
インソールの状態インソールには、ブランドロゴが入っている場合がほとんどです。また、ライニングにレザーが使われているので、色の変化なので状態を判断することができます。
上の写真のようなロゴが擦れて見えない場合やレザーの色が黒ずんでいる場合、結構な年数履かれています。なので値段的には安く売り出されている場合が多いです。
しかし、この場合、前所有者の足型がインソールに残っているので、履いた時のフィット感に違和感がある場合があります。安さに目が向きがちですが、こういったことも考慮する必要があります。
また、踵部のライニングの状態も注目しましょう。所有者の履き方によっては、この部分が破れたりします。そうなると、自分で修復することはできないので修理対応となります。修理すれば当然お金もかかりますので注意してください。
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中古靴はネットで探せ
中古靴を探す際はネットがおすすめです
なぜなら、簡単に大量の商品を検索することができるからです。
直接店舗で探すのも、宝探し感があり楽しいのですが、効率を考えれば店舗で探すのは非効率です。また、中古靴を多く扱っているショップが近くにない方も多いと思います。そのため、ネットで探すのがベストです。
ネットを活用
- メルカリ
- ラクマ
- ヤフオク
- セカストなどのオンラインショップ
- 中古靴取扱店のオンラインショップ
これらの中から選ぶのがいいです。それぞれ特徴があるので見ていきましょう。
フリマサイト
メルカリ・ラクマ・ヤフオク等がフリマサイトに該当します。
メリットは価格交渉が可能出品者に質問可能です。
提示価格からさらに値引き交渉ができます。やりすぎには注意ですが、数千円程度の値引きは可能です。より安く買いたい方にはいいと思います。そして出品者に直接質問ができます。なので、靴のサイズ感や状態、追加で写真を見せてもらうことなどが可能です。
フリマサイトのデメリットは騙される可能性があることです。
あまり考えたくはないですが、騙される可能性もあります。これは悪意を持った時もありますし、悪意なしの無知によることもあります。例えば、革の種類は知識がないと間違える可能性があります。出品者は○○の革と言っていたが、実際届いたのはXXの革だったということもあります。写真で見極めることもできますが、難しい場合もあるので、革靴に関するある程度の知識は必要です。
中古ショップのオンラインストア
中古ショップのオンラインセカストや中古靴取扱店がこれに当てはまります。
メリットは「探しやすい」「状態がきれい」「店舗で見れる」です。
オンラインショップはサイズやブランド、デザイン別に整理されています。そのため、自分が探しているものを見つけやすいです。そして、中古ショップは買い取ったものを販売しているので、ある程度状態がしっかりしたものが販売されています。なので、購入後のトラブルが少ないはずです。
また、実店舗を待っている場合はネットで見つけた後に実店舗で現物を確認することも可能です。
デメリット価格交渉ができないことです。
基本的には価格交渉ができないため、販売価格以下で買うことはできません。ですが、楽天で出品されているものは、ポイントが貯まったり、使えたりするのでお得に買うことができます。
どこで買えばいいのか?
中古靴を初めて買う場合であれば、トラブルの少ない中古靴取り扱いのオンラインショップで買うことをおすすめします。
その中でも、セカンドストリートのオンラインショップは楽天にあるので購入が容易です。私もこちらを利用して中古靴を購入したことがあります。
セカンドストリートの場合、思わぬ掘り出し物も見つかることもあります。また、取扱店舗の情報も載っているため、近くの店舗であれば現物を見に行くこともできます。
コンディションについても、S〜Dでランクつけしてあります。状態を知る目安としてわかりやすいです。
またセカンドストリートでは買取も行なっているので、不要になった革靴を売ることもできます。売ったお金を軍資金として、新たな革靴を買うのもありですね。
他にも楽天市場で「革靴 中古」で検索すると、たくさんの中古靴がヒットします。初めはトラブルの少ない大手ECサイトを利用することをおすすめします。
まとめ
おさらいしましょう。
中古靴を探す際にはネットで探すのが有効的です。
そして…
- ブランド
- サイズ
- 価格
- 状態
この順に選びましょう。
そして気になる革靴を見つけたら…
- 履き皺
- 傷、汚れ
- アウトソールの削れ
- インソールの状態
これらのことをチェックします。
条件を満たしたら…
ポチッとな
購入です。
実際に探してみるとたくさんの数があります。その中から気に入った一足が見つかるかどうかは出会いです。
人も革靴も「一期一会」です。
出会いを大切にして、中古靴を探してみてはいかがでしょうか。
ということで今回はこの辺で。
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