【ダナーマウンテンライト】街でも登山でも履ける万能で定番のブーツ

THE OLD RIVER

□「月間10万pv」革靴特化のファッションブログ
「THE OLD RIVER BLOG」
□革靴インスタグラマー(毎日更新中)
(フォロワー6,700人以上)
□革靴歴7年・20足以上の革靴を所有
□理系出身
□元エンジニア&元アウトドアショップスタッフ
□経験とリサーチで「こだわりのモノ」を紹介

今回はダナーの定番であるマウンテンライトを紹介します。

名前の通り登山靴がベースのブーツ。履きやすくタウンユースで使える一方、登山靴としても使うことができます。

なぜ使えるのか?

その理由も踏まえてマウンテンライトの詳細を見ていきましょう。

この記事でわかること

マウンテンライトの基本情報

ブランドDanner (ダナー)
モデルMountain Light (マウンテンライト)
素材ウォータープルーフフルグレインレザー

マウンテンライトと言う名前だけあって、登山靴のようなデザインです。

靴紐は最初についてくる黄色から黒色に変更しています。

アッパーはオールレザーです。

ダナーライトですとレザーとナイロンのコンビになります。

よりアウトドア感のあるのはマウンテンライト。

アーバンアウトドアにはダナーライト。

と言った感じがします。単純にデザインの好き嫌いで選ぶのもいいと思います。性能はそこまで差はありません。

マウンテンライトの外観

Front

どうですか?

登山に行きましょうと問いかけてくるようなデザイン。昔ながらの登山靴といった印象です。

靴紐を通す金具(Dリング)は銀色で無骨な印象を受けます。上二段はフックになっています。

Dリングとフック

Side

Outside
Inside

履き口の少し下辺りに皺が入っています。

ここは柔らかいので歩行するときの動きを妨げにくいです。そして、履き口のところ(一段目のフック辺り)は厚みがあり少し硬いです。これが足首を守ってくれます。登山を想定すると、足首を守りつつ動きを妨げない感じがします。

ソールも厚みがあり、クッション性があります。歩行の際は、ソールが屈曲するので歩きやすいです。

革やハイカットの登山靴の場合ですとソールが硬くて歩きにくいと感じることがあります。ソールが硬いのにも意味はありますが…

その点、マウンテンライトは革のハイカットでありながら、平地や街歩きでも歩きやすいです。

Back

正面とサイドから見ると一枚革で構成されているように見えますが、後ろにもう一枚、革があります。

Outsole

ソールにはVIBRAM クレッターリフトソールを採用しています。

ダナーライトにも採用されているソールです。

グリップ力があり柔らかく、様々な路面で快適に歩くことができます。

Others

靴紐の下のベロはこんな感じになっています。

登山靴に見られるディティールで、水や小石などの侵入を防ぐ役割があります。埃が溜まりやすい場所でもあるので、メンテナンスの際はブラシで埃を取り除くことを忘れずに。

少し汚いですが…

内部はこのようになっています。

インソールは付属しません。

このまま、履いてもいいですが、ライニングの消耗が気になる方はインソールを入れてもいいと思います。

私はクッション性のあるインソールを入れています。インソールを入れる場合はサイズに注意しましょう。私は通常よりハーフサイズアップでインソールを入れています。

また、ゴアテックスのラベルがあります。ゴアテックス搭載ですので完全防水です。水は入ってきません。(履き口からは入ってきますけど…)

こんなこと↓をしても大丈夫です。

 

マウンテンライトは登山でも履けるのか?

実は私、アウトドアショップでのアルバイト経験がありまして(3年ほど)、アウトドア用品に関してはまぁまぁの知識があります。

そんな元アウトドアショップ販売員が「マウンテンライトは登山で履けるのか?」を検証します。

結論からいいましょう。

マウンテンライトは登山で…

履けます
個人的にはおすすめです

しかし、日帰り登山や富士山などの登山道がある程度整備されている山に限ります。

岩場の多い山や縦走する場合には、お近くの登山用品店で適切な登山靴をお買い求めください。

マウンテンライトのオススメポイントを3点紹介します。

  • ゴアテックスで完全防水
  • Vibramソールで安定した歩行性
  • 足に馴染みやすいレザー
おすすめ
ポイント

ゴアテックスで完全防水

アウトドアのジャケットなどで一度は見たことがあるのではないでしょうか。

ゴアテックスとは、防水透湿素材です。各ブランドがオリジナルの防水透湿素材を開発していますが、その中で完成度が最も高いのはゴアテックスです。

防水性とは

その名の通り、水の侵入を防ぎます。耐水圧○○mmで評価されます。雨はどれだけ強くても1000〜1500mmです。耐水圧2000mm以上の表記があれば完全防水と言えます。ゴアテックスの場合、耐水圧の表記がありませんが、登山シーンにおいて十分な性能を持ちます。

透湿性とは

内部の水蒸気を外へ逃がすことを透湿性と言います。人は汗をかきますので、水が侵入しなくても内部が濡れることがあります。(特にレインウェア) それを防ぐために透湿性は必要不可欠です。

登山シーンにおいては、防水性というのは必要不可欠です。雨が降った場合はもちろんのこと、雪や水溜りなどを歩く場合にも必要です。

足は汗をかきやすい箇所でもあるため透湿性も必要です。内部が蒸れていると不快に思いますので、透湿性のある靴の方がいいです。

マウンテンライトはゴアテックスを搭載していることで、雨が降った場合でも快適に歩くことが可能です。

Vibramソールで快適な歩行性

先にも述べたように、マウンテンライトはVIBRAM クレッターリフトソールを採用しています。

Vibramソールは、多くの登山靴に採用されている信頼できるソールブランドです。

クレッターリフトソールは、体感として柔らかいソールです。屈曲しやすいため、普段靴と同じような歩行ができます。ソールに厚みがあるため、クッション性もあり、路面の凹凸も感じにくいです。

軽登山で使われるような、ローカット、ミドルカットに近いです。こちらのソールも曲がりやすいため平地で歩きやすいです。

ということで、日帰り登山にはもってこいのソールです。

ちなみに…

ハイカットの登山靴の場合、硬いソールが使われることが多いです。その理由として、足場の悪い岩場やアイゼンなどをつけることを想定しているためです。硬いソールは路面の凹凸を感じにくく、安定感があります。アイゼンをつける場合、ソールが硬くなければアイゼンについているプレートが折れてしまいます。(説明が難しいのでお近くの登山用品店で聞いてください)

足に馴染みやすいレザー

マウンテンライトの革は非常に柔らかいです。つま先には芯材が入っているため硬いですが、それ以外は柔らかいです。履き口は厚みがあり足首を守ってくれます。

普段ローカットの靴を履いている方は、ブーツのように足首が高いものを履くと違和感があります。足首周りが痛くなることもあります。履いていく内に慣れて違和感と痛みも無くなっていきます。

しかし、ブーツによっては足首周りのどこかが当たって、痛い場合もあります。

化学繊維で作られたブーツの場合は柔らかくならないため、その痛みが継続します。足に靴の形が合っていないと思った方がいいです。紐の縛り方や靴下の厚みを変えるなどで調整することは可能ですが、あまり期待しない方がいいです。

それに対して革靴は柔らかくなり足の形に合ってきます。そのため、最初は当たって痛かった箇所が履いて馴染んでいく内に痛みが無くなっていきます。

マウンテンライトは最初から柔らかい革ですので、足馴染みは抜群にいいです。ミドルカット、ハイカットモデルが欲しいけど、足首周りが…、と思う方にオススメです。

街でも登山でも

防水性、歩行性、足馴染みの良さなどいいことばかりです。街中でも歩きやすいですし、そのまま山へ行っても大丈夫です。万能で言うことなしです。

特に雨や雪が多く降る地域の方にはオススメです。私もこれを買った時は雪が降る地域にいましたのでとても重宝しました。今は雪が全く降らない地域に住んでいますが…

注意点

登山で使用する場合、注意点がございます。これは機能面や使用面ではなく、見た目の注意点です。

登山中は階段や岩場など様々な場所を歩きます。そのため、岩などに擦れて色が剥げてしまいます。特につま先は剥げやすいです。私のマウンテンライトも少し剥げています。アウトドアで履く場合はこれも味と捉えて履けますが、街歩きですと…ちょっとみすぼらしい感じがします。

これが唯一の弱点の気がします。

私はアウトドアでも街履きでも使いますので、気になる部分です。特に買った直後に剥げてしまうとテンションガタ落ちです。

ということでその対処方も紹介します。

マウンテンライトのつま先の傷・剥げの補修

色クリームを使う

ダナー純正のクリーム

マウンテンライトをメンテナンスする際は、ダナー純正のクリームを使っています。クリームの色は靴の色と同じブラウンです。

こちらを使うと下記の写真のようになります。

写真を見てわかると思いますが…

はっきりいいましょう。

ほとんど変わりません。

クリーム自体にはほとんど染色作用はありませんので、染色目的で使っても意味がありません。あくまで保湿と栄養のクリームです。

では、どうすればいいのか?

こちら↓を使いましょう。

カラー補修クリームを使う

 

私が使っているのはサフィールのレノベイティングカラークリームです。革製品の色落ちや小傷などの色補修のために使うものです。

色はダークブラウン(05)です。こちらを使うと下記の写真のようになります。

どうでしょう?

だいぶ目立たなくなったと思います。実際は近くで見ると色落ちしている感じはわかります。しかし、履いたときの目線から見るとあまりわかりません。

小傷などによる剥げでしたら、こちらで十分だと思います。ご参考までに。

プロの靴修理屋さんの色補修はこちらから。ダナーライトの色補修をしています。仕上がりは素晴らしいです。

おわりに

マウンテンライトはいかがだったでしょうか?

アウトドアが好きな私としては、デザインと機能面に大変満足しています。デニムとの相性もいいですし、アウトドアファッションが好きな方にはハマりやすいです。

機能も充実してますのでアウトドアのお供に活躍してくれます。キャンプに登山、なんでもこいです。

いや〜
いいブーツですね

マウンテンライトはここで買える

アウトレットモールで買う

私が購入したのは、ダナーマナワと同じくアウトレットモールです。サイズや色によっては安くなっていますのでオススメです。5年前くらいに購入したので値段は忘れてしまいました。すいません。

ネットで購入する

やっぱりネットが便利ですね。お近くに販売店がない方はネットで購入できます。

値段は5万円前後ですね。販売店によって若干変わります。

黒もいいですね。引き締まった感じがします。登山で使っても色が剥げなさそうですので、いいかもしれませんね。

こちらの色味も最高です。CASCADE CLOVISと言う色です。なんかいい感じのエイジングしそうです。Instagramのフォロワーさんにこちらを購入した方がいるので、「いいなー」と思いながら見ています。

これも欲しい…

ダナーライトも欲しいんです…

マウンテンライトを購入する時は、登山をしていて、ファッションもアウトドアよりでした。そのため、オールレザーのダナーマウンテンライトがカッコいいと思っていました。その時、ダナーライトはレザーとナイロンのコンビで邪道な感じがしました。(超定番の歴史あるデザインですけどね…)

今は前ほどアウトドアファッションではないので、ダナーライトが気になっています。マウンテンライトよりも細身な感じがして、きれい目なファッションにも合いそうです。機能面はマウンテンライトと同じくゴアテックスでVibramソールです。かっこいいな。もちろんマウンテンライトも好きです。

定価価格のダナーフィールドもあります。ダナーライトと瓜二つですが、少し違います。見た目での違いはシューレースホールの数とロゴ位置、タグデザインの違いです。また、生産国がアメリカとベトナムの違いもあります。

アメリカのブランドなので、生産国はアメリカにこだわりたいところです。

と言うことで、だいぶ長くなってしまいました。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

この記事が気に入ったら
Let’s share the post!!

アイテム一覧は楽天ROOMで見れます。

楽天ROOMではブログ内で紹介したアイテムをリストアップしています。

価格や在庫の確認等にご活用ください。

\ 紹介アイテムの価格をチェック /

YouTubeチャンネルを見る

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

この記事が気に入ったらシェア‼︎
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

この記事でわかること