- ユニクロUのフルジップセーターが気になる
- どんなデイテールなの?
冬が近づくと欲しくなるのがセーター。
暖かくて冬に最適なアイテム。
しかし、暑くなって脱ぎたくなることもしばしば。
そんな時に重宝するのがフルジップのセーター。ジッパーで開閉できるため、着たり脱いだりも容易です。
それでいてデザイン性も良い。
アウターとしてもインナーとしても使えるアイテム。
秋冬のアイテムとして最適です。
そんなアイテムがユニクロUから展開されてました。
今回は2021AWで展開されたユニクロUのメリノブレンドフルジップセーターを紹介します。
メリノブレンドフルジップセーターとは?
こちらが…
メリノブレンドフルジップセーター(長袖)です。
・アーティスティックディレクターのクリストフ・ルメールが率いるデザインチームが、世界中のファッションと新素材の情報が集まるパリのR&Dセンターとともに、上質なワードローブを追求するコレクション。
・19.5マイクロンの極細メリノウールとぬくもりのあるアクリルのブレンドでなめらかな肌触りを実現。
・さらにナイロンを編み込んで、型くずれしにくいニットに。
・ミドルゲージのメリノブレンドウールを使用した、フィッシャーマンリブ編みのフルジップジャケット。
・ドロップショルダーなのでアウターとしてもミドルレイヤーとしても使える。
・袖口には親指を通すことができるサムホールが付いているので寒さ対策に便利。
ユニクロより
特徴的なのは商品名にもある通り
- メリノウールが使われていること
- フルジップのセーターであること
- 袖口にサムホールが使われていること
これだけを見るとアウトドアウェアを彷彿とさせるような感じ。しかし、それを上品にしおしゃれ着としているのがユニクロUのアイテムです。
今回はこのアイテムについて…
- ディテール
- サイズ感
- +Jとの違い
これらについてみていきます。
フルジップセーターのディテール
こちらが全体像です。
ドライバーズニットとも呼ばれるデザイン。
色はブラウンを選びました。
色展開は全3色。
ブラック、ナチュラル、ブラウンです。
私は昨年、+Jのアイテムでブラックを購入したので、今回は色味をかえてブラウンを選びました。
ブラックは安定して使いやすいですが、ブラウンも落ち着いた色味で、非常に良いです。古着のような感じにも見えたり、ミリタリーっぽい感じにも見える絶妙な色味です。
生地は…
- 45% アクリル
- 45% 毛
- 10% ナイロン
化学繊維が半分以上あリます。
Tシャツの上から羽織りましたが、腕や首元がチクチクするような感じもなく、着用感もいいです。
では簡単にディテールを見ていきましょう。
ネック部
首元はこのように喉元まで伸びています。
やはりこれがこのセーターの特徴です。
タートルネックのように折り返す必要はなく、モックネックよりは長い感じです。
首元が暖かくなり、インナーとして着ていても暖かいです。締め付けもそこまでなく、苦しくなるような感じはありません。
タートルネックが苦手だけど、首元まで来るようなセーターが欲しい方にもおすすめです。
そして、ジッパーは一つしかありません。ダブルジップではないので、その点はご注意ください。
サムホール
袖口はこんな感じになっています。
リブの部分が長く、そこに穴が空いています。
これをサムホールと言います。
アウトドアウェアなどに用いられるディテールで、穴の空いている部分に親指を通します。手袋をしなくても手を温めてくれます。
こんな感じになります。
アウトドアアクティビティでは使えるようなディテールだと思いますが、タウンユースで使うなら…
特に必要ないディテールかも…
デザイン性と捉えてディテールを楽しむのがいいかと思います。
ちなみにサムホールを使わないで、こんな感じで隠すことができます。袖は長めになっているので、リブの部分を隠すことができます。
リブを出すと…
こんな感じになります。
こうすると腕に生地の溜まりができます。着こなし方はそれぞれあるかと思いますので、皆さんのしっくりくる形をお探しください。
ドロップショルダー
着ていない状態で見ると、そうでもありませんが、実はドロップショルダーになっています。
着てみると…
肩の位置がだいぶ下がっています。
オーバーサイズシルエットのトップスに見られるディテールで、程よくリラックス感があります。
このニットの場合だと、縫い目の位置がわかりにくいので、よくみるとドロップショルダーといった感じです。
サイズ感
172cm、68kgで…
Lサイズを着用しています。
ニットですと、若干タイトな感じのサイズ感。
ユニクロですと、MかLを選ぶ私。このセーターはLサイズを選びました。
見た目はジャストで、フィット感的にはちょいゆとりもある感じです。
170cm前後でもLサイズでいい感じに着られます。
インナーメインでタイトに着たいならMサイズでもいいですし、アウターとしてゆったりと着たいならXL以上でもいいかと思います。
店頭ではXL以上はないので、私はLサイズを選びました。
前を全部閉めるとこんな感じです。
中に着込めるほどの余裕はありませんが、身幅などはゆとりがあります。
インナーとして着る場合は、全部閉めてもいいですが、アウターとして着るなら開けた方がいいかと思います。
また、こちらはダブルジップではないので、下を開けることができません。なので、ジッパーを閉める着こなしは制限があります。
その点で、好みが分かれるかと思います。
UNIQLO Uと+Jの比較
まずは公式の商品画像から見ていきましょう。
全体的なシルエットはこちらの方がわかりやすいです。
見比べると結構違うことがわかるかと思います。
比較するのは…
- 素材
- ディテール
- 価格
この3点を見ていきます。サイズに関しては、UNIQLO Uと+Jでサイズが異なるので、ここでは比較対象から外しています。
では見ていきましょう。
素材の違い
このように違います。
UNIQLO Uの方が化学繊維が多く配合されており、+Jの方がウールの割合が多いです。
しかしながら、触った時の感じは異なります。
このように写真からも、編み方と素材感がなんとなく違うことがわかるかと思います。
実際に触った時の滑らかさで言うと、UNIQLO Uの方が個人的にはいいです。
どちらもミドルケージなのですが、UNIQLO Uはメリノウールが使われていることから、UNIQLO Uの方が滑らかさや柔らかさがあり、肌触りがいいです。
+Jの方はがしっと感があり、ミドルゲージよりもローゲージっぽさがあります。
どちらのアイテムもインナーとアウター使いできますが、+Jの方がアウターとして使いやすい素材感。そして、UNIQLO Uの方がインナーとして使いやすい素材感となっています。
個人的には肌触りや質感などで見比べた時にUNIQLO Uの方が好みです。
ディテールの違い
ディテールの違いは…
- ジッパーの数
- 袖口のリブ
- 肩の位置
となります。
ジッパーの数
ジッパーの数が両モデルで異なります。
- UNIQLO Uはジングルジップ
- +Jはダブルジップ
となります。
ですので、アウターとして着た時のコーデの幅を広げられるのは+Jです。
こんな感じで下を開けて、インナーを見せることができます。
この辺は好みが大きく分かれそうな部分ではあります。
袖口のリブ
この画像からもわかるとおり袖口の仕様が異なります。
UNIQLO Uはリブが長くサムホールがついています。
これはわかりやすいディテールの違いです。
肩の位置
UNIQLO Uは肩の位置が下がっており、ドロップショルダーとなります。
アウターとして着た時にちょっとしたアクセントとなります。+Jはジャストな肩位置です。
といった感じで各ディテールの違いは以上になります。
また、素材感や編み方も違うので、全体的な印象も結構違います。
ミリタリー系のアイテムが好きな方は、今回のUNIQLO Uは刺さるのではないでしょうか。
価格の違い
価格も結構違います。
- UNIQLO Uは4,990円
- +Jは6,990円
2,000円の差となっています。
+Jのアイテムは全体的に高めの設定になっていたので、2,000円の差は仕方なしといったところでしょうか。+Jのためのオリジナルパーツ(ジッパーなど)も作ったこともあり、コストアップしたと考えられます。
また、UNIQLO Uはコラボ歴も長く、ある程度収益が見込める価格で作り販売していると考えられます。インラインのものとも大きくデザインが変わることもなく、さらにコラボの成熟度も高いため、コストが抑えられた価格での販売ができていると思われます。
前回の+Jのアイテムを買い逃した方は、価格が下がっているのでお求めやすくなっています。とはいってもディテールなどが若干違うため、同じものとは言えませんが、試しに買ってみても良い価格帯なのではないでしょうか。
まとめ
UNIQLO Uのメリノブレンドフルジップセーターはいかがだったでしょうか。
個人的には着心地やディテール、価格の面で満足できるモノでした。
カラーもブラウンだとミリタリーテイストや古着感もあり、今の気分にバッチリハマる感じです。これまで、黒系のダークトーンの色味のアイテムが秋冬は多かったので、ブラウンカラーは個人的にも新鮮です。
秋冬はアウターとインナーとして活躍してくれます。
しかし、一点気になった部分としては、ポケットがないことです。+Jの時もそうでしたが、やっぱりポケットがほしかったです。
ポケットがあった方がアウター使いがしやすくなります。私としてはアウターとしての使う方が多いと思うので、ポケットはつけて欲しかったです。
この辺は次回に期待です。
ということで今回はこの辺で。
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