- 新作のセルビッジジーンズが気になる
- 前作と何が違うの?
- どんな人におすすめ?
UNIQLO Uも秋冬アイテムが販売されました。
そして2020AWと2021SSで販売されたセルビッジジーンズがアップデートして販売されています。
今回は UNIQLO Uの新作セルビッジレギュラーフィットジーンズを手に入れたのでレビューしていきます。
販売ページからは前作との違いがわかりにくいですが、実物を比較すると違いが見えてきました。
主に違う点は2つ。
- デザイン(ディテール)
- シルエット(サイズ)
新作は王道のジーンズに近づき、無骨な感じが現れています。
その点も注目しながら、新作のセルビッジジーンズをみていきましょう。
2021AW セルビッジレギュラーフィットジーンズ
こちらは2021年9月17日に販売されるモデルです。
こちらのアイテムは…
・アーティスティックディレクターのクリストフ・ルメールが率いるデザインチームが、世界中のファッションと新素材の情報が集まるパリのR&Dセンターとともに、上質なワードローブを追求するコレクション。
・ピュアなインディゴを使用した、使い込むほどに味が出る本格的なセルビッチデニム。
・天然の染料なので、時間とともにデニムらしい色落ちを生み出す。
・太ももはややゆったりで、裾に向かってゆるやかにテーパードするシルエット。
・ジップフライを採用。
・生のインディゴデニムで色落ちしやすいので、単独での洗濯がおすすめ。
UNIQLOより
といった商品説明になっています。
ポイントとしては…
- ヴィンテージジーンズにも使われているセルビッジデニムが使われていること
- 少し太めのシルエットであること
です。
ジーンズが好きな方からするとジーンズはセルビッジデニムにこだわりたいところ。
ユニクロはカイハラデニムのセルビッジデニムを使っており、クオリティも良いです。
ユニクロのジーンズについては下記で解説しているので、気になる方は下記の記事をご覧ください。
そして、シルエットは商品説明文を見ると「ゆるやかにテーパードするシルエット」とあります。これについては実際に穿いてみるとテーパード感は少なく、どちらかといえばストレートシルエットに見えます。
ということで、アイテムの詳細を見ていきましょう。
王道ジーンズに近づいたディテール
前作(2020AW)で販売されたユニクロUのセルビッジジーンズはミニマルな印象を受けました。
その理由はリベットがないこととコインポケットが目立ちにくかったからです。
こんな感じでポケットの端にリベットがなく、コインポケットも目立ちにくいです。ジーンズの無骨な印象が軽減され、ミニマルな印象です。
対して、新作の2021AWの新モデルはどうなったかというと…
このようにリベットがないのは同じですが、コインポケットのデザインが変わりました。
コインポケットはいわゆるジーンズらしさが出ています。ミニマルさを残しつつもジーンズらしさを出してきたのが新モデルの印象です。
そしてもう一点違うのは、インシームのステッチがあるかないかです。
このように新モデルはインシームにステッチが見えるようになりました。(旧モデルはステッチが見えません)
この辺もいわゆるジーンズらしいディテールになっています。
ユニクロUは全体的にミニマルさやシンプルさが売りだと思います。そんな中で、このジーンズは無骨なジーンズの印象を残しつつ、リベットを排除することでミニマルさを出している感じがあります。
その他のディテール
その他のディテールは…
- ジッパーフライ
- バックポケットに飾りステッチなし
- 腰のパッチなし
となっています。
これは前作と変わらずです。
こんな感じでジッパーフライになっています。やはりジッパーの方が利便性が高いですね。
ジッパーはちょっとくすんだシルバー。そしてトップボタンは何も刻印されていません。
バックはこのようになっており、飾りステッチやパッチはついていません。
これは旧モデルと同じです。
しかし、新モデルはヒップサイズと股上のサイズが変更になったこともあり、ポケット位置が若干下がったのとポケットのサイズが1cmほど大きくなりました。
このように若干違います。
これは見比べてみてやっとわかるといった感じなので、旧モデルを持っていない方からすると違いがわからない部分かと思います。
少し太めのストレートシルエット
シルエットに関しては旧モデルから少し変わっています。
サイズが変わったのは…
- ヒップ
- 股上
- 裾幅
これらの部分です。
- ヒップは3cm
- 股上は3.5cm
- 裾幅は1.5cm
のサイズアップです。全体的にゆったりとした感じにサイズが変更されました。
ヒップが大きくなり、股上が深くなったことで腰回りにゆとりができました。また、わたり幅は変わらず裾幅が広くなったことでテーパードがゆるやかになりました。
これは商品説明に書いてあった通りです。ですが、実際に穿いてみるとテーパード感はほぼなくストレートシルエットに見えます。
では穿いてみましょう。
穿いた時のシルエット
穿いてみるとこんな感じです。
全体的に太さがあり、古き良きジーンズのシルエットにも見えます。
リーバイス501でいうと40年代50年代に近いようなクラシックなシルエットです。
穿いた感じも、ヒップが大きく股上が深いことで楽なフィット感です。変に体のラインを拾わないので、穿いてみると割りとスッキリした印象にもなります。
また昔からジーンズを穿いてきたからすると懐かしいフィット感になっているかもしれません。
良く言えばリラックスフィット。言い方を変えると野暮ったさがあるルーズフィットといった感じです。
私はリゾルト710やオアスロウ107といった細身のジーンズを所有しているので、このユニクロUのシルエットは逆に新鮮さがあり好みです。
ワイドパンツほど太くはなく、かといって細身かといったらそうではない。中途半端な感じもしますが、これが個人的には好きです。
クラシカルなジーンズが穿きたくなった方におすすめです。
おすすめセルビッジジーンズ
まとめ
新作のセルビッジジーンズはいかがだったでしょうか。
また、シルエットもゆったり感が出たためクラシックなフィットとなりました。
前作に比べて無骨さが出てきたので、ジーンズ好きの方からも「おっ」と思うような仕上がりになっています。
私は細身のジーンズを穿いていましたが、最近は少し太めなものに興味を持っていました。実際、LVCの47年モデルを試着し、「いいな」と思っていました。
穿いてシルエットやサイズチャートを見ると新作のユニクロUセルビッジジーンズはLVC501の40年代50年代に近いです。
こういった太めのジーンズをお探しの方で、価格の面でちょっと考えていた方には新作のユニクロUセルビッジジーンズはおすすめです。
あとは実際に穿いてみて、シルエットが気に入ったら買いです。
また、こんな感じでロールアップ幅を広くして穿けば、だいぶ無骨な印象でアメカジスタイルにもマッチします。
いろんな穿き方ができそうですし、セルビッジデニム特有のエイジングも楽しめます。
価格が3,990円ということもあり、買って損はないかと思います。
前回の販売時はオンラインで即完したり、サイズ欠けが早かったアイテムでもあります。
気になっている方は早めにチェックすることをおすすめします。
ということで今回はこの辺で。
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