- 機械式が気になる
- ダイバーズウォッチが欲しい
- 実用性がある機械式が欲しい
- あまり高過ぎない方が…
数万円の腕時計を使っていたけど、そろそろ本格的な機械式腕時計が欲しい。
機械式を初めて購入する方はそう思っている方も多いはず。
私もそうでした。
3万円ほどの腕時計を使ってしましたが、就職してある程度お金も溜まってきたときに20万円ほどの機械式を思い切って買いました。
正直、性能面で3万円の時計も20万円のものも大差はありません。むしろ数万円のクオーツの方が正確な時間を刻みます。
現代社会において、腕時計は実用的なのかといったらそうでもありません。しかし、あなたの気分をあげてくれる存在であることは間違いありません。
今回は高級時計の第一歩としておすすめしたい20万円以下のダイバーズウォッチを紹介します。
ダイバーズウォッチの選び方
ダイバーズウォッチは名前の通り潜水(ダイビング)するための腕時計です。
特徴としては…
- 防水性
- 耐久性
- 視認性
これらに優れています。
そしてダイビングウォッチを選ぶ際に気をつけたいことが…
- ケースサイズ
- デザイン
- 素材
- 性能
この4つのことです。
ケースサイズ
ケースサイズは時計の印象を左右する重要な要素。
ケースサイズは意外と流行があり、時代によって好まれるサイズが違います。
数万円程度の時計なら流行に合わせて買い換えることもできますが、数十万円する時計を流行ごとに買い替えるのはちょっと…
と思う方は…
ケースサイズは流行に流されにくいベーシックなサイズをおすすめします。
そのサイズは…
40mm
初めて購入する際には、40mmを基準にそこから1〜3mm前後のものを選ぶといいでしょう。もちろん人によって好みや腕の太さは違うので、あくまで参考に。
もし迷われている方は40mmというのを頭に入れて選ぶと良いです。
デザイン
ダイバーズウォッチの基本的なデザインは…
- 針が3本
- 回転ベゼル
- ねじ込み式リューズ
となっています。
この他にデザインが入るとしたら…
- クロノグラフ
- 日付
- リューズガード
- シースルーバッグ
などです。
デザインは好みで決めるのが良いですが、個人的にはできるだけシンプルなものをおすすめします。
コーデを選ばず、歳を重ねても使いやすいからです。
素材
素材についてチェックするべきは3つ
- ケースの素材
- 風防の素材
- ベゼルの素材
ケースの素材
腕時計に使われるケースの素材は基本的に金属が多いです。
20万円以下で購入できるものだと基本的に…
ステンレスです。
個人的には少し重量感がある方が、腕時計を身につけている感覚が持て好きです。
ステンレスの他にはチタンやカーボンを使うブランドもあります。こちらを使ったモデルは値段がグッと上がる印象なので20万円以下で購入するのは難しいです。
そして、ケース以外の材質ですと風防もチェックすべきです。
風防の素材
風防は文字盤を守るカバーガラス。代表的な素材は…
- サファイアガラス
- ミネラルガラス
- プラスチック
今回紹介する価格帯ですと基本的にはサファイアガラスが使われています。
さらにもう一つチェックするべきはベゼルの材質。
ベゼルの素材
ベゼルに使われる代表的な素材は…
- アルミニウム
- セラミック
セラミックが使われている時計の方が比較的価格が高いです。20万円以下だとアルミニウムが使われていることが多いです。
アルミニウムは傷がつくため、ぶつけたりするごとに塗装が剥がれたり、引っ掻き傷がついたりします。それを経年変化のアジと捉えることもできますが、気になる方も多いと思います。
セラミックは硬さがあるため、傷に強いです。
価格帯によってどうしても使われる材質は違います。仕方がない部分もありますが、材質の特性を知っていると選ぶ際の参考にもなります。
性能
ダイバーズウォッチの性能といえば…
防水性です。
ダイバーズウォッチと呼ばれているものは生活防水としては十分すぎる性能があります。
基本的には100m以上の防水性能が確保されています。
そして、実際にダイビングとして使いたいなら300m防水があると良いです。
日常的に使うだけでしたら、特に性能を意識するほどでもありませんが、やはり男というのはハイスペックに憧れを持ってしまいます。
できるだけ防水性能が高いのを選ぶと所有欲も満たされます。しかし、防水性が高いとケースに厚みが出るため、デザイン性を優先するのであれば防水性を低くするべきです。
私はデザイン性を考慮し100m防水のものを選びました。
ということで、なんとなくダイバーズウォッチの選び方がわかったと思います。あとは実際にモデルを見て選びます。
正直いうとビビッときたものを選べばいいです。しかし、複数ビビッときたものがあった場合、ここで紹介した選び方をもう一度見て、ここが違うからこっちの方が良いと考えてみると良いでしょう。
選ぶ際の参考にここでの選び方を頭に入れておいてください。
では次におすすめモデルを紹介していきます。
20万円以下のおすすめダイバーズウォッチ5選
ここで紹介するブランドは…
- ハミルトン
- ロンジン
- ミドー
- セイコー
- オリス
この5ブランドです。
ブランド名 | ハミルトン | ロンジン | ミドー | セイコー | オリス |
モデル名 | カーキネイビー スキューバ | ハイドロコンクエスト | オーシャンスターGMT | SBDC101 | ダイバーズ65 |
ケース径 mm | 40 | 41 | 44 | 40.5 | 42 |
ケース素材 | ステンレス | ステンレス | ステンレス | ステンレス | ステンレス |
防水性 | 100 | 300 | 200 | 200 | 100 |
参考価格 | ¥68,800 | ¥109,901 | ¥122,900 | ¥153,000 | ¥174,900 |
【ハミルトン】カーキネイビー
ブランド名 | ハミルトン |
モデル名 | カーキネイビー スキューバ |
ケース径 mm | 40 |
ケース素材 | ステンレス |
防水性 | 100 |
参考価格 | ¥68,800 |
10万円以下で購入できるコスパに優れたモデルです。
有名なのはMIBという映画でも登場したベンチュラ。三角形のケースデザインに近未来を感じさせます。
また、カーキフィールドというミリタリーウォッチの元祖も有名。
そんなカーキシリーズの中で、ここで紹介するのはカーキネイビー。
カーキネイビーの中にもさらにモデルが分かれており、ここではダイバーズウォッチらしいデザインのスキューバをピックアップしました。
ケース径が40mmと比較的日本人の腕にも馴染みやすいサイズ感。ケースデザインはスタイリッシュで現代的なデザイン。
秒針の先端が赤というのも視認性向上とデザインのアクセントになっています。
文字盤はミリタリーウォッチを彷彿とさせるようなメカメカしい感じ。
ミリタリーウォッチ好きの方は刺さる一本ですね
また、ムーブメントの性能もこの価格帯では秀逸。なんとパワーリザーブが80時間。
例えば、他の時計と併用して使っていきたいときにパワーリザーブが長い方が時間調整をする手間が省けるためおすすめです。
デザインはスタイリッシュでミリタリー感があり、パワーリザーブの性能は抜群。
10万円以下でこれが買えるならコスパが良いですね。
学生から20代前半くらいまでで入門として機械式時計が欲しい方におすすめです
【ロンジン】ハイドロコンクエスト
ブランド名 | ロンジン |
モデル名 | ハイドロコンクエスト |
ケース径 mm | 41 |
ケース素材 | ステンレス |
防水性 | 300 |
参考価格 | ¥109,901 |
クラシカルな時計を展開しているイメージの強いロンジン。
それがハイドロコンクエストです。
高い防水性に加えリューズガードのついたデザイン。視認性の高い文字盤デザインもポイントです。
THEダイバーズウォッチという顔つきですが、どことなく品をかもしだしているのはクラシカルな時計を多く手掛けているロンジンだからでしょうか。
大人のダイバーズウォッチという感じがし、スーツとの相性も良さそうです。スーツにダイバーズはNGという人もいますが、これだけファッションの多様化が進んでいる昨今、スーツにダイバーズもありです。むしろおすすめです。
スーツのカチッとした雰囲気を少しカジュアルダウンさせてくれつつもこだわりを押し出すことができる。これがダイバーズウォッチの魅力です。
ロンジンはスーツと合わせやすいダイバーズらしさと品の良さを持っています。
オンオフ兼用で使いたい方におすすめ
【ミドー】オーシャンスターGMT
ブランド名 | ミドー |
モデル名 | オーシャンスターGMT |
ケース径 mm | 44 |
ケース素材 | ステンレス |
防水性 | 200 |
参考価格 | ¥122,900 |
こちらの時計をよく見ると針が4本あります。
つまりダイバーズウォッチでありながらフライトウォッチの機能も備えているということです。
海と空を制したモデル。
でも結局使うのは陸。
ということは陸海空を制したモデルといっても過言ではありません。(過言かもしれません)
こちらの時計はケース径が44mmと今回紹介しているダイバーズの中では一番大きいサイズです。
そのため、腕が細い方がつけると大きく感じます。ダイバーズ自体もボリューム感があるため、人によってはアンバランスさがあるかもしれません。
なので、ある程度、腕周りががっしりしている人の方が似合いやすいモデルです。
普段40mmの時計をつけている私からすると一回りほど大きく感じました
とはいっても大きすぎる感じではないです。特に黒文字盤ならしまって見えます。
【セイコープロスペック】SBDC101
ブランド名 | セイコー |
モデル名 | SBDC101 |
ケース径 mm | 40.5 |
ケース素材 | ステンレス |
防水性 | 200 |
参考価格 | ¥153,000 |
セイコーのダイバーズウォッチは世界的にも非常に人気が高いです。
- ツナ
- タートル
- モンスター
といった通称で海外ファンの間で愛されています。
そのファーストダイバーを復刻し現代版にアップデートしたのが…
SBDC101
正直、非常にかっこいいです。
文字盤に数字はなく、針とインデックスは四角で統一されています。
一見無機質に見えながらも、文字盤が放射状に光ることで上品な表情を見せてくれます。
個人的にはギア(道具)のようなイメージも強く機能美を押し出したデザインだと感じます。
アウトドアシーンはもちろん、スーツに合わせてもハマるような万能な時計です。
ケース径は40.5mmというのもポイント。腕元にすっとハマってくれるサイズ感で、腕が細い方でも合いやすいです。
しかし、少し残念に感じたのは文字盤にあるプロスペックのロゴ。これがなんともスポーティさを出しています。これがない方が、より上品な印象になったかなと思います。
個人的にはロゴは無しで、SEIKOと防水性能の表記だけが良かったなと思っています。
とはいっても価格的に手に取りやすい価格なのは魅力的。
機能美が好きな方におすすめです
【オリス】ダイバーズ65
ブランド名 | オリス |
モデル名 | ダイバーズ65 |
ケース径 mm | 42 |
ケース素材 | ステンレス |
防水性 | 100 |
参考価格 | ¥174,900 |
それもそのはず、1965年に誕生したダイバーズウォッチを復刻したモデルだからです。
ヴィンテージ感を感じるポイントは…
- ベゼルが細い
- ケースの厚みが薄い
- ドーム型の風防
といったところです。
ベゼルが細いことで、ダイバーズウォッチにありがちなボリューム感が軽減されています。無骨さも感じさせず華奢な感じもあります。
また、ケース厚みも薄いです。薄い分、防水性能が100mになっていますが、日常生活で使う分には問題ない性能です。
薄くなった分、つけた時の馴染むもよく、さりげなさを演出することがあります。時計をつけることに慣れていな方でもつけやすいかと思います。
そして、1番の特徴はドーム型の風防です。これは横からみた方がわかりやすいです。ベゼルからフラットに風防があるのではなく、ベゼルからもっこりした感じで風防が湾曲しています。
昔のダイバーズウォッチにみられたディテールで、これがヴィンテージ感を演出してくれます。
好みは分かれる部分ではありますが、個人的には好きなディテールです。
実はこのドーム型の風防に惹かれてこのダイバーズ65を購入しました。
詳しい解説は下記の記事でしているので、よければそちらもご覧ください。
ダイバーズ65はサイズ径3種類あります。
- 42mm
- 40mm
- 36mm
腕の太さに応じてサイズを選ぶことができます。
私は40mmを選びました。腕が太い方だと42mmがおすすめ。
そして、よりヴィンテージライクなのが好きな方や女性の方だと36mmがおすすめです。
さらに日付の位置も微妙に違います。日付位置に関しては限定モデルなどとも異なるため、実際に店舗や販売ページを見て選ぶのをおすすめします。
サイズで悩んでいる方は40mmがおすすめ
ベーシックに使えます
まとめ
20万円以下で購入できるダイバーズウォッチはいかがだったでしょうか。
今回紹介したのは全て機械式。
しかし、精度の面ではクオーツ式に劣ります。
そして1週間も使っていれば、結構時間が狂っているのがわかると思います。正確な時間が必要な場合は、その都度時間を合わせる必要があります。
とはいっても現代社会においては正確な時間を知るための手段が豊富にあります。街を歩けば時計がありますし、PCやスマホを見れば正確な時間がわかります。
そこまで機械式に精度を求めなくても良いかと思います。どちらかといえば、装飾品という意味合いが現代の機械式腕時計の使い方なのではないでしょうか。
個人的には時間を直したり、時計が止まっていたらゼンマイを巻いてあげたり、そんなひと手間を楽しみながら機械式時計と付き合っていくのが粋ってものだと思います。愛着も湧きますし、ずっとつけていきたいと思うはずです。
ということで、今回はこの辺で。
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