- ジーンズの育て方ってどうすればいいの?
- 洗わない方がいいの?
- どうやって洗濯するの?
ジーンズの育て方って色々な方法がありますね。
例えば…
- リジットから育てる
- 数ヶ月間は洗わない
- ワンウォッシュしてから糊付けする
などなど
色々な方法がある中で、私がしてきたジーンズのエイジング方法は…
適当です。
適当とはどういうことか?
そして、この育て方でも十分にエイジングを楽しむことができます。
ジーンズを適当に育てるとは?
ジーンズを適当に育てるとはどういうことなのか?
これについてまずは説明していきます。
といっても適当は適当です。
私がやったことは…
- 適度に洗濯する
- 天日干しの自然乾燥
これだけです。
洗い方も特にこだわりはなく、そのまま洗濯機に入れて洗います。
そして脱水まで終わったジーンズを天気のいい日に外で自然乾燥です。
以上
かっこよくいえば…
こだわらないことがこだわりです。
なぜこの方法なのかというと、リゾルトのデザイナーである林さんの言葉を見たからです。
「たかがジーパンや」
この言葉に惹かれました。
修行のように何ヶ月も洗わずに履くよりも、「汚れれば洗う」「穿いたら洗う」といったように肩肘張らずに育てていくことに魅力を感じたからです。
ということでこのように育てた結果、「どんなエイジングになったのか?」というのをリゾルトとオアスロウのジーンズ例にして見ていきましょう。
エイジングサンプル
リゾルト710のエイジング
こちらはリゾルト710
やはりジーンズのエイジングの醍醐味といえば、フロントのヒゲではないでしょうか。
ジーンズを穿いている時にできる皺が色落ちとともに陰影として現れてきます。
しかし、今回は新品状態でもワンウォッシュがされており、さらに何度も洗濯していることから、リジット状態とは違う少し柔らかな状態で穿いていました。
それでも写真を見るとどうでしょうか?
意外とヒゲが現れていますね
はっきりとしたヒゲとは言い難いですが、個人的にはちょうどいい感じのヒゲです。
さらにコインポケットのところにはパッカリングがでています。
独特のうねるようなパッカリングです。
通称「イナズマ」と呼ばれています。
膝の部分は左脚の方が色落ちが進んでいます。
デスクワーク時によく右脚を左脚の上に置いて足を組むため、擦れて色落ちが早く進んでいます。
この辺は所有者の特徴が現れてくるとこですね。
さらに注目して見て欲しいのが、サイドのミミです。
こちらのリゾルトはセルビッジデニムを使用しているため、サイドにミミと呼ばれるものがあります。
それが経年変化とともにアタリとして現れてきます。
これは乾燥機などを使ってデニム生地を縮ませるとはっきりと現れるようですが、自然乾燥でもこのようにはっきりと現れています。
このミミのアタリが個人的は好きなところです。
裾はチェーンステッチで仕上げられているため、独特のパッカリングが現れています。先ほどのコインポケットのパッカリングと同じです。
バックも色落ちが進んでいます。
特に右手側のバックポケットの上側が色落ちしています。
ここにはスマホを入れることが多いため、擦れて色落ちが進んでいます。
続いて膝裏部分。
ここには通称「ハチノス」と呼ばれるアタリがついています。
これもフロントのヒゲのように硬い素材の方がはっきりと現れますが、洗濯を繰り返してもこのように見てわかるようなハチノスが現れます。
ということで全体的にリゾルトの色落ちを見てきましたがいかがだったでしょうか。
着用年数は約1年半。
洗濯は3〜6回ほど穿いたらするといった感じでした。
そして洗濯が多いことで淡いブルーに色落ちが進んでいます。
バキバキにアタリが出て色の濃淡がはっきりでたジーンズも男らしくてかっこいいです。
しかし、適当に穿いて洗濯するだけでもこのようなエイジングになります。
どちらかといえば適当に育てた方が、大人の方が穿きやすい上品な色落ちになるのではないでしょうか。
結局は好みにもよりますが、このような色落ちとエイジングが好きな方は適当に穿いて洗うことをおすすめします。
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オアスロウ107のエイジング
こちらはオアスロウ107です。
リゾルトと同じく適当に穿いて洗いました。
フロントはヒゲがうっすらと現れています。リゾルトよりは控えめな感じです。理由としてはサイズが異なるからです。
リゾルトの方がジャストサイズ。そのため、座った時などに皺ができやすくヒゲが割とはっきりと現れました。
コインポケットもパッカリングは現れていません。
ブランドによってステッチの方法が変わるため、各ブランドでエイジングの特徴が異なるのも面白いですね。
膝付近も色落ちが進んでいます。
オアスロウは濃淡が出るというよりは全体的に色落ちが進んでいるような印象があります。
ミミのアタリもリゾルトに比べると控えめな感じがします。
リゾルトの方は生地にハリが感じられます。この生地の違いが色落ちやアタリの特徴に反映されています。
バックはこのような色落ちです。
先ほどと同じく右手側のバックポケットはスマホを入れていため色落ちが進んでいます。
膝裏のハチノスはこんな感じになっています。
ハチノスはいい感じに現れていますね。
オアスロウは全体的にムラがあるような感じで色落ちしています。その感じがビンテージのような風合いをかもし出しています。
リゾルトに比べるとヒゲやミミなどのアタリがはっきりと現れていません。これは生地とフィッティングによるものだと思います。
少し柔らかさのある生地感と体に対して少しルーズなフィット感によってメリハリのあるアタリが出ませんでした。
メリハリが強いアタリが苦手な方はオアスロウがおすすめです。
オアスロウのジーンズ2型を見る
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適当に育てるメリット・デメリット
ここでは適当にジーンズを育てることのメリットとデメリットを書いていきます。
メリット
適当に育てることのメリットは…
- 清潔
- 色落ちが早く進む
- メリハリのあるアタリがでない
適当に育てられということは好きな時に洗えるということです。
なので、汚いと感じた時や夏場で汗を多くかいた時には迷わず洗います。
ジーンズを清潔に保つことができます。
ジーンズ好きな方には数ヶ月間洗わずに履き続ける方もいます。それはデニム生地にとっては悪影響です。生地が痛み破けやすくなったりします。
それはそれで、ジーンズのボロボロ感を楽しみたい方にはありですが、長く履きたい方や衛生面を気にする方には不向きです。
そのため、衛生面やデニム生地の痛みを考えれば、洗いたい時に洗った方が個人的にはいいと思います。
そして洗うことで、色落ちも進みやすくなります。
ジーンズは基本的に濃い色から薄い色へと色落ちしていきます。
その過程を楽しむのもジーンズの醍醐味。
ですが、穿く頻度が少なければ色落ちは進みません。特に平日はスーツを着ている方はジーンズを穿く機会が少なくなります。
しかしながらこれもデメリットはあります。それについては後述します。
メリハリのあるアタリがでないのもメリットといえばメリット。しかし、これは好みによるところが大きいです。
アメカジファッションが好きな方は比較的メリハリのあるアタリが好きな方が多いです。私もかっこいいと思っています。ですが、それは単体で見ればかっこいいということです。
メリハリのあるアタリがでたジーンズは意外と合わせるのが難しい感じがします。
どうしてもインパクトが強くて、ジーンズに印象が引っ張られてしまう感じがあります。あえてそうしたファッションをするのはアリですが、それは一般的には難しく感じます。
それに対して、メリハリの少ないあたりのジーンズはコーデに組み込みやすいです。きれい目ファッションに合わせても全体的な印象を崩すことが少ないです。
そのため色々なコーディネートを考えることができます。
以上がメリットです。
デメリット
適当に育てることのデメリットは…
- メリハリのあるアタリがでない
- ジーンズを育てている感じがあまりない
先ほどはメリハリがないアタリをメリットにしましたが、人によってはデメリットにもなります。
また、洗濯頻度が多いことで全体的に色落ちしていきます。先ほどは色落ちが進むということをメリットにしましたが、デニムの濃淡を出した色落ちが好きな方にはデメリットになります。
アメリカライクなエイジングをしたジーンズが好きな方には適当に育てる方法はおすすめできません。
まとめ
ジーンズを適当に育ててみた結果、個人的には上品な色落ちになったのではないかと思います。
アメリカンビンテージのようなバキバキにヒゲやハチノス、濃淡が強く出たエイジングではなく、どことなくヨーロッパライクなアタリの少ないエイジングとなりました。
これを良しとするかは好みによるところが多いと思います。
私としては、ジーンズに革靴を合わせたり、ジーンズにシャツを着たりときれい目に合わせることが多いので、アタリの少ないエイジングの方が好みです。
どことなく上品さをかもし出しています。
ジーンズの育て方は十人十色です。今回の育て方はその一例です。
この色落ちが気に入った方は是非とも適当にジーンズを育ててみてください。
ということで今回はこの辺で。
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