買う前と買った後で評価が変わることってありますよね。
革靴はそんなことがよくあると思います。
見た目が良くて買ったのに、自分の服装になんかマッチしなかったり。
試着の時はいいフィット感だと思ったけど、実際に履いていくと違和感が出たり、足が痛くなったり。
そんな中で、私が実際に買ってよかったと思った革靴ブランドを今回紹介します。
題して…
買って良かった革靴ブランドです。
買って良かった革靴ブランド
実際に買って良かった革靴ブランドは…
- Alden( オールデン)
- Grant Stone(グラントストーン)
- Paraboot(パラブーツ)
- Tricker’s(トリッカーズ)
- Church’s (チャーチ)
この5ブランドです。
これ以外のブランドもいくつか所有していますが、実際に履いてみて特に良かったなと思ったブランドをピックアップしています。
ではなぜ良かったのか理由を見ていきましょう。
Aldenを買って良かった理由
- 履き心地がいい
- 経年変化がいい
- 使い勝手がいい
履き心地がいい
オールデンは様々ラストがあります。
私は7種類のラストを採用したモデルを所有しています。
そしてそのどれもが履き心地がいいのです。
履き心地については下記で詳しく書いています。
特に…
- バリーラスト
- モディファイドラスト
- ミリタリーラスト
この3つのラストは間違いないです。
多くの方に合いやすいラストですので、最初のオールデンにおすすめです。
また、革靴にありがちな硬さがあまりありません。アウトソールによっては、ものすごい屈曲性があります。
なので、歩き心地もよく長く履いてもストレスがないです。
この履き心地だけでもオールデンを買う価値があると思います。
経年変化がいい
革靴の醍醐味といえば経年変化です。
天然素材の革が見せる素材の表情が面白いです。
そしてオールデンといえばコードバン。
コードバンの経年変化がいい。
やはりコードバンの
光沢感
と
履き皺
これが魅力的です。
他の革では見ることのできない経年変化。これはコードバンだからこそのものです。
コードバンの靴は決して安くないですが、買って良かったと思える素材です。
使い勝手がいい
オールデンの靴は…
カジュアルな服装に合わせやすい。
それでいて、靴自体のデザインは豊富にあるのでオンオフ兼用で使えるモデルが多いです。
個人的にはカジュアルで合わせることが多く、ジーンズやチノパン、ミリタリーパンツとの相性がいいです。
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こんな感じでカジュアルなパンツに合いやすいです。そして足元を革靴にすることできれい目で大人っぽい印象になります。
コーデのバランスをとってくれるのがいいところです。
Grant Stoneを買って良かった理由
- 履き心地がよく歩きやすい
- コスパが良い
グラントストーンに聴き馴染みがない方もいると思いますので簡単に説明すると…
2016年創業のアメリカブランド。創業者はオールデンで60年のキャリアを持つ方。クラシックシューズと整形学的なアプローチから作られたラストが特徴的。
さらに詳しいことを知りたい方は下記をご覧ください。
履き心地と歩きやすさ
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手持ちの革靴の中でもトップクラスの履き心地の良さがあります。
言ってしまえば、オールデンと同等の履き心地。というか、オールデンのラストで展開されていても違和感のないくらいオールデンイズムを感じるラストです。
グラントストーンではレオラストと呼ばれるラスト。
特徴的なのはゆとりが取られた幅からトゥに向かってラウンドしながら細くなる形状。土踏まずも適度にアーチサポートがあり、フィットする感覚があります。
オールデンをお持ちの方ならバリーラストとミリタリーラストをミックスさせた感じというと伝わるかもしれません。
私の感覚だとそんな感じです。
レオラストの特徴については下記で詳しくレビューしています。
ちなみに下記の画像は左がグラントストーン、右がオールデンのバリーラストです。
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見た目も結構似ていますよね。
そしてもう一つ言いたいのが…
歩きやすいということ。
革靴は歩きにくいと思っている方も多いかもしれませんが、この靴を履くと革靴って歩きやすいと感じるはずです。
これは自信を持ってそういえます。
ちなみにグラントストーンの日本正規販売店のゲットゴーイングでも履き心地の良さと歩きやすさを推しています。
歩きやすさを言葉にするのは難しいです。
個人的には弾力感があると思っています。
硬さと柔らかさのバランスがよく、歩く時の踏み込みと蹴り上げがスムーズにいく感じがします。
長時間歩いても革靴の中では疲れにくいです。
買いものや旅行など長時間歩く場合でも信頼して履くことができます。
コスパが良い
革靴の相場っていくらぐらいでしょうか?
これは人によって違うかもしれません。
革靴に興味がない方からすると3万円が高いと感じると思います。そして革靴を知っている方なら3万円で安いと感じると思います。
ここでグラントストーンのスペックを見てみましょう。
製法はグッドイヤーウェルト製法。ストームウェルト仕様。
革はホーウィン社のクロムエクセルレザー。
ラストは履き心地と歩きやすさを追求したレオラスト。
これを聞いてどのくらいの価格を思い浮かべるでしょうか?
日本で海外ブランドのグッドイヤーウェルト製法の靴を買うと8万円くらいが相場です。
それを踏まえてグラントストーンの価格を見てみると…
約6万円
6万円も高いといえば高いですが、品質との兼ね合いを考えれば高過ぎるということはありません。
むしろこの価格ならコスパがいいといえます。
現に海外ではコスパの良い革靴ブランドとして人気があります。
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Parabootを買って良かった理由
- 雨に強い
- カジュアルスタイルにマッチしやすい
雨に強い
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パラブーツといえば、雨に強いというのが有名です。
なぜ雨に強いのか?
それは…
- オイルが含まれたリスレザーが使われている
- 登山靴にも使われているノルヴェージャン製法
- 雨が染み込まず滑りにくいラバーソール
これらの理由があります。
パラブーツでは様々なレザーが使われていますが、その中で定番のレザーがリスレザーです。これはオイルがたっぷり含まれた革です。そのため、長時間置いておくと上の写真のようにブルームが現れます。(白っぽくなります)
オイルが含まれていることで、雨を弾きやすく染み込みにくくなります。そのため雨の日に履いても大丈夫です。
そして、製法も特徴的。登山靴に使われているノルヴェージャン製法。
より防水性が高まった製法です。防水性が必要な登山靴でも使われているため防水性に信頼感があります。
そしてパラブーツといえばラバーソール。
モデルによって使われているラバーソールは異なります。やはりラバーソールの特徴は防水性とグリップ力。雨が染み込まず、濡れた路面でも滑りにくいです。
カジュアルスタイルにマッチする
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パラブーツはウェルトに存在感のあるノルヴェージャン製法や厚みのあるラバーソールなど、ボリューム感のあるモデルが多いです。
ボリューム感があることで、ジーンズなどといったカジュアルスタイルにマッチしやすいです。
特にリゾルトというジーンズと合わせるのがおすすめ。リゾルトのデザイナーである林さんもよく合わせています。
リゾルト自体が細身のジーンズ。そこにボリュームのあるパラブーツを合わせます。カジュアルなのに細身でドレスライクなジーンズとドレスアイテムの革靴なのにボリューミーなパラブーツが絶妙にマッチします。
ジーンズと革靴のコーデに挑戦したい方はリゾルトとパラブーツから始めてみてはいかがでしょうか。
Tricker’sを買って良かった理由
- 堅牢で長く履ける
- 経年変化が楽しめる
堅牢性
トリッカーズは他ブランドに比べると堅牢性があります。
そう感じる理由が硬さです。
履きはじめはインソール、アウトソール、革など硬いです。それが直接堅牢性につながるかは定かではありませんが、印象としては堅牢性を感じます。
堅牢であるため長く履けるのはメリットです。20年以上履いている方もいるので、一生の相棒と言っても言い過ぎではないと思います。
ですが堅牢性(硬さ)がある分、履きはじめは決して履き心地がいいとは言えません。
履き心地がよくないと聞くと買って良かった理由としては微妙に感じるかもしれません。それでも良かったと言える理由が次の経年変化です。
経年変化
トリッカーズは堅牢性があるため、長く履くことができます。
長く履けるということはそれだけ経年変化をしていくということです。
何が変化するのかというと…
革の質感と履き心地。
革は厚みがあり質もいいため、最初の頃は履き皺があまり定着しません。履き込んでいくと次第に履き皺が現れてきて、いい感じのヤレ感になります。
さらにお手入れの仕方で色味も変化していきます。
個人的には茶系の色味を選ぶと革の経年変化が見れて面白いです。
また履き心地も変化していきます。先ほど履き始めが硬いと言いました。実際硬く、履きこんで言ってもその硬さはあまり変わりません。しかし、インソールが沈み込んでいくので、自分の足の形状にフィットしていきます。
硬さはあるもののフィット感が良くなるため、最初に比べると歩きやすくなります。
経年変化については下記に書いてますので、是非ご覧ください。
Church’sを買って良かった理由
- 履き心地が良い
- ボリューム感がありながらきれい目
履き心地がいい
イギリス靴の勝手なイメージですが、日本人にとってイギリス靴はフィットしにくいと感じます。
その理由としては欧米人と日本人の足型が異なる形状をしているからです。
欧米人の方が比較的細身の足型。
日本人は幅広の足型と言われています。(最近の若い人だと細身の足型も増えてきたようで一概にはいうことはできませんが…)
なので、日本人がイギリス靴を履くとフィットしにくくなります…
しかしながら、チャーチのシャノンは比較的幅広なラスト。いわゆる日本人の幅広の足型にもあいやすいです。
硬さもそこまでなく、弾力感のある履き心地がします。しっかり踏み込んで歩けるため、歩き心地もいいです。
ボリューム感がありながらきれい目
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シャノンは幅広でかつコバも張り出しているので全体的にボリューム感があります。
そのため、カジュアルな服装にも合わせやすいです。
それでいて、靴のルックス的には品があるため、スーツといったフォーマルな服装にもマッチします。
黒を選べばオンオフ兼用で使える万能なフォルムです。一足持っておくと便利です。
まとめ
今回は個人的に買って良かったブランドをピックアップして紹介しました。
ポイントとしては…
- 履き心地と歩きやすさ
- フォルムとデザイン
- カジュアルに合わせやすい
といった感じで選びました。
どれもこのポイントに当てはまるため、こういった革靴をお探しの方におすすめです。
ということで今回はこの辺で。
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