10万円を超えるJ.M.WESTONが6万円ほどで購入できるって知ってましたか?
ウエストン・ヴィンテージというものを利用することで、定価の40%OFFくらいの価格で購入することができます。
今回はその「ウエストン・ヴィンテージ」とは何か?を解説していきます。
J.M.WESTONについて知りたい方は下記の記事で解説しています。まだよく知らない方もサクッとウエストンを知っておきましょう。
目次
ウエストンの革靴は高い

高いですが、長く履くことができ、自分にあったフィッテングに経年変化していきます。
グッドイヤーウェルト製法で作られるウエストンの靴はソール交換を繰り返すことで、長く履くことができます。また、履きこむことでインソールが自分の足型に沈み込みフィット感が良くなります。
グッドイヤーウェルト製法はインソールとアウトソールの中にコルクが入っています。履いていくとコルクが自分の足型に沈み込んでいきます。そうすることでフィット感が良くなっていきます。
また、アッパーの革も長く使うことで柔らかさが出て馴染んできます。最初は締め付けられるようなフィット感も次第に自分の足型にそうように馴染んできます。
ウエストンは最初、きつめのサイズを選びます。そこから履きこむことで、経年変化を利用して最高のフィット感にしていきます。
10万円のウエストンを6万円で買う方法

ウエストン・ヴィンテージを利用するとウエストンの靴を約40%OFFで買うことができます
ウエストンが新たに発表したウエストン・ヴィンテージを利用することで、通常価格より安く買うことができます。
ウエストン・ヴィンテージとは?
簡単に言うと、古くなったウエストンを回収し、修理・補修した後に再販売することです。
詳しい流れは以下参照



具体的にどの程度の価格で買えるのかみてみましょう。
ウエストンでは2つの人気モデルがあります。
それが「シグネチャーローファー」と「ゴルフ」です。この2モデルの価格を見ていきましょう。
シグネチャーローファーは新品の販売価格は…
110,000円です。
ゴルフの新品の販売価格は…
126,500円です。
ともに10万円をオーバーする価格です。
これをウエストン・ヴィンテージを利用するとどうなるでしょうか。
シグネチャーローファーが…
60,500円
ゴルフが…
72,600円
となります。
約40%OFFの価格になりました。正直これでも高いと思いますが、ウエストンに憧れを持っていた方なら手に入れ安い価格帯になっていると思います。
中古靴と何が違うの?

中古靴と大きく違うのは、再成形です
再成形とは靴を分解し、靴を原型の靴型に合わせて、元の形に戻すことです。これによって、前所有者の靴についたクセなどが一度リセットされます。これは中古靴ではできません。
なぜなら、再成形は靴の原型がなければできないからです。
しかし、中古靴は、購入後に補修・修理することはできます。
例えば、アッパーをお手入れしてキレイにしたり、ソール交換したりなどです。ですが、革靴は履きこむことで所有者に合わせて経年変化していきます。インソールが沈み込んだり、革が伸びて型崩れが起きたりなど。なので、見た目はある程度、キレイにすることができますが、目に見えないインソールだったり、フィット感を変えたりすることが難しいです。これは中古靴のデメリットでもあります。
しかし、アッパーの革が使い込むことでいい風合いになります。エイジングされた革というのは、新品の革とは違った表情を見せてくれます。革のエイジングは時間がかかります。中古靴の場合、すでにエイジングされた革も多いので、その点はメリットと言えます。
その中古靴がもつメリットを用いて、デメリットを改善したのが靴の再成形です。エイジングされた革の風合いを残しつつ、前所有者のクセをリセットしてくれます。既に販売されている新品とも違った、一点モノとなります。
メリット・デメリットは?
- 価格が低い
- 革の風合いを楽しめる
- 在庫数が少ない
- 取扱店が少ない
- 自分でエイジングしたものではない
メリット
価格が低い
通常の販売価格の約40%OFFでウエストンが購入できるのは、これまでウエストンが高額であるため購入できなかった方達にはメリットです。どうして価格が低いのかもちゃんと説明がなされているので、「価格が低い=品質が悪い」といったイメージもありません。古くなった革靴を再成形しているからこその低価格です。
革の風合いを楽しめる
革というのは年月を経てエイジングしていきます。良質な革であれば、そのエイジングは新品の時よりも魅力的になります。さらに、革は昔の方が革質がいいと言われています。回収されたウエストンの中には、良質な昔の革が使われていたモノもあるはずです。そういった革の風合いを見ながら選ぶのもいいです。
一点モノ
新しく作るのではなく、古くなった靴を回収して再成形しているため、それぞれエイジングの進み具合や革質、モデルなんかも微妙に変わります。一点一点違った表情を見せます。その一点モノの中から自分にあった一足を見つけるのも楽しいものです。
デメリット
在庫数が少ない
新しく作るわけではないので、在庫には限りがあるはずです。また、古い靴を集めている特性上、供給が不安定です。自分が欲しいモデル、色、サイズがバッチリあったものが見つかるとは限りません。ですが、その一期一会の感じもまたいいのかもしれません。
取扱店が少ない
「ウエストン・ヴィンテージ」を取り扱っている店舗は日本国内で3店舗だけになります。東京2店舗、大阪1店舗となります。そのため、そこに行かないと手に入れることができません。入手性という点ではデメリットです。
自分でエイジングしたものではない
エイジングされているのはメリットでもありますが、自分で育てたい方にとってはデメリットでもあります。でずが、ウエストン・ヴィンテージでは再形成の際に革の手入れをきちんとしているため、そこまで気にならないかもしれません。しかし、一点モノという特性上、実物を見ないことにはなんとも言えません。
ウエストン・ヴィンテージはこんな人におすすめ
ウエストンが欲しかったが価格で諦めていた方。
既に何足も革靴を所有していて、革のエイジングがなかなか進まない方。
ウエストンの靴が10万円以下で手に入るのは、ウエストンを知っている方からすると手の届く範囲です。もちろん中古市場ではもっと安い価格もありますが、ウエストンヴィンテージでは新品に近いクオリティになるため、付加価値があります。中古は抵抗があり、新品だと高すぎる。そんな方にはおすすめです。
既に革靴を何足も持っていると意外と履く頻度が減ります。そうすると何年も所有しているのに履く頻度が低いため。エイジングがなかなか進まないこともよくあります。
そんな中で、ウエストン・ヴィンテージはある程度エイジングが進んでいます。一から育てるのもいいですが、既にエイジングされているのも付加価値です。ジーンズなんかは、加工されたものが多いです。それに近い感覚でエイジングされた革靴を買うのもありです。
まとめ
ウエストン・ヴィンテージを利用すると、販売価格の約40%OFFで手に入れることができます。その理由は、古くなった靴を再成形しているためです。
サステナビリティ(持続可能性)が求められてきた昨今、こういった再利用、再使用などをした製品が増えてくると思います。そういった中でウエストンの試みというのは、新しいニーズに応えるような取り組みです。また消費者は安く手に入れることができるため嬉しいです。
これまでウエストンに興味があったけど、価格で購入に踏み切れなかった方には是非とも利用してもらいたいです。
実際、私も利用してみたいです。
ウエストンの靴はフィッティングにも重きを置いているので、まだ試着したことのない方は是非とも履いてみて欲しいです。下記の記事では試着の様子を書いていますので参考までにご覧ください。