はじめに
日本製のジーンズは世界でも人気があります。日本製のジーンズはこだわりが詰まったものが多いきがします。
ヴィンテージジーンズを再現したものや再構築したものなど様々です。レプリカデニムなどと呼ばれたりするものの、各ブランドに個性があります。
そんな中から、今回はリゾルト710とオアスロウ107の2つのモデルを比較していきます。
目次
リゾルトとオアスロウ
リゾルトとオアスロウについては下記の記事で紹介しています。
2つに共通するのは…
細身ということです。
リゾルト710は細身のストレート
オアスロウ107はアイビーフィット
と各ブランドでは紹介されています。
また、日本製でありエイジングを楽しめます。それではそれぞれの違いを見ていきましょう。
リゾルト710とオアスロウ107の比較
Front

前から見るとこんな感じです。
何回か洗濯しているため、色落ちによる色味の違いはあります。
遠目から見るとそこまで違いがあるようには見えません。詳細を見ていくと違いが見えてきます。
ボタンフライとジップフライ

大きく違うのはボタンフライかジップフライかです。
写真を見るとわかるように…
リゾルトがボタンフライ
オアスロウがジップフライ
となります。
男性にとっては、大事な部分でしょうか。
以前はジップフライの方が開け閉めしやすいので断然好きでしたが、今ではボタンフライに慣れたこともあり、どちらも開閉に関してどっちが良いというのは特に感じません。
しかし、リゾルトの場合、サイズ選びでジャストサイズを選ぶため、ボタンを閉めるのが硬いです。めっちゃ硬くて指先が痛くなりました。これも慣れと生地が伸びることで解消されます。最初と洗濯後は硬いので要注意です。
そしてもう一つ。ボタンフライとジップフライでアタリの出方が異なってきます。

ボタンフライのリゾルトは、ボタンによってアタリが出てきます。これはボタンフライならではのアタリです。
対してジップフライだと…

特にアタリは出ません。
アタリの出る出ないで選ぶなら、ボタンフライの方が特徴的なアタリが出ます。
といってもこの部分のアタリを見せるのも見られるのも「ちょっと…」って感じはしますが…
Back

後ろから見るとこんな感じ。
バックポケットの形、大きさなどほとんど同じです。
バックポケットには各ブランドを象徴するようなステッチが入っていることが多いですが、リゾルトとオアスロウには特徴的なステッチはありません。
と思いきや。
オアスロウには一本の波打ったステッチが入っています。

近くでよく見ないとわからない感じです。
言われないと気付かないかもしれません。
皆さんは気づきましたか?
微妙な違いといえば、糸の色もちょっと違います。
糸の色
リゾルト710

リゾルトはオレンジ色の糸で全体が縫われています。
全体的に統一感があります。

オアスロウ107

オアスロウではオレンジ色と黄色の糸が使われています。
わずかな色の違いです。個人的には柑橘系の色なので、そこまで違うような感じはしません。1年以上履いていますが、そこまで気にしたことはありません。でも色を変えているというのはこだわりを感じます。

ミミの色の違い

セルビッチデニムはこのようなミミと呼ばれるものがあります。
リーバイスでは赤ミミと呼ばれ。赤い糸が見えます。
リゾルトとオアスロウもセルビッチデニムなのでミミがあります。それぞれ色が異なります。
リゾルトはオレンジ
オアスロウはピンク
リゾルトは全体的にオレンジ色の糸が使われているため、ミミにもオレンジ色が使われています。
対してオアスロウは一見すると白なんですが、よく見るとピンク色が見えます。ホントに微妙ですね。ミミと良い、バックポケットのステッチと良い、微妙に個性を出してきます。面白いです。
コインポケット
コインポケットもジーンズによってはアタリが出たりする部分です。こちらもリゾルトとオアスロウで違いがあるので見ていきましょう。
リゾルト710

リゾルトではコインポケットのステッチの上部分にアタリが出ます。通称「イナズマ」と呼ばれるうねるようなアタリです。
この秘密は、このステッチがチェーンステッチだからです。

裏から見るとチェーンステッチであることがわかります。これによって独特なアタリになるわけです。
結構細かな部分ですね。あまり見えない部分ですが、こだわる人はこだわります。
オアスロウ107

オアスロウはリゾルトのようなアタリが出ていません。
裏側を見てみると…

このようにシングルステッチで、かつ、ミミが使われています。
これによってリゾルトのようなアタリが出ていないと勝手に推測しています。
この辺の違いは男性だからこだわる気がします。女性にこの違いを言っても「どうでもいい」と言われると思います。
シルエットの違い
冒頭でも少し述べましたが…
リゾルトが細身のストレート
オアスロウがアイビーフィット
となっています。
つまり、両モデルともスキニーまでいきませんが、細身を売りにしています。
実際にシルエットを見てみましょう。

素人目から見るとそこまで違いがないように思います。
しかし、若干の違いが見て取れます。
それが…
ヒップから太腿の裏にかけてのシルエットです。
この部分に注目してみると、リゾルトの方が絞られています。リゾルトはバックシルエットを美しくするようなパターンにしているようなので、後ろ姿がきれいに見えるように絞られていると思います。
そして、これは履いたときにわかります。


上がリゾルト
下がオアスロウ
個人的には、リゾルトの方が履いたときは脚が長く見えます。お尻から裾にかけてのシルエットによって脚長効果があるのかなと思います。
オアスロウも特段悪いシルエットではありません。リゾルトと比べてしまうとお尻周りに若干野暮ったさがありますが、オアスロウ単体で考えれば、きれいなシルエットです。
シルエットについては、各々体型などがあるので実際に履いてみて、気に入ったシルエットになる方を選ぶと良いです。
素材の違い
リゾルトとオアスロウは共に毛羽立ちのある生地を使っています。洗濯するごとに毛羽立ちは無くなっていきます。
この毛羽立ちがあることでヴィンテージのような風合いになっています。さらにオアスロウは独特なざらつきというかムラというか、そんな感じがあります。より、ヴィンテージ感を味わえると思います。
生地に関してはどちらが優れているというわけでもなく。見た目の質感や肌触りで見ていくと良いと思います。
サイズ・レングス
リゾルトとオアスロウではサイズとレングスが異なります。
ジーンズのサイズといえば…
W○L○
って感じで表記されています。
そしてリゾルトはこの表記です。しかし、リゾルトはレングスが豊富です。一つのウエストに対して複数のレングスがあります。

このようにリゾルトのサイズは豊富にあります。
対してオアスロウは、サイズ展開が少ないです。
0(XS)、1(S)、2(M)、3(L)、4(XL)となります。リゾルトと比べると圧倒的に少ないです。そしてレングスも一つ。そのため、買った後は大体の人は裾上げが必須となります。ちなみに裾上げする前はチェーンステッチになっています。もし、裾上げする場合はチェーンステッチで仕上げた方がいいのかなと思います。
ジャストサイズ・レングスで穿くならやっぱりリゾルトですかね。
まとめ
リゾルトとオアスロウの比較はいかがだったでしょうか。
どちらも細身のジーンズで、きれいめなスタイルにあうと思います。個人的には革靴にあわせて欲しいと思います。というか、革靴にあわせるのは私の好みです。
今回の比較で、どちらがおすすめと言われると…
どっちも
というのが本音です。どちらも好きだから両方持っているわけですし…
でも最初に買うなら、リゾルトがいいのかなと思います。
リゾルトがいいのはサイズ展開が豊富。適当に履いても、いい感じにエイジングする。脚が長く見える。革靴にあわせやすい。
こんな理由がすぐに見つかります。そのため、最初に選ぶならリゾルトがいいと思います。
ではオアスロウは?
オアスロウはカジュアル感がある気がします。ゆるく穿ける感じがしてとてもいいです。名前の通り、「スロウ」ゆっくりとエイジングを楽しみながら履いていく感じがします。個人的にはこんな感想です。
ということで皆さんはどちらが好みですか?
気になった方は、リゾルトとオアスロウをチェックしてください。
では今回はこの辺で
