【ジーンズ】チェーンステッチのメリット・デメリット。セルビッチデニムは裾上げにもこだわりたい。

はじめに

皆さんは裾上げにこだわっていますか?

私はジーンズに関してはこだわりがあります。といっても、ジーンズが好きになったここ数年の間にです。

今回はそんなジーンズの裾上げについて書いていきます。

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ジーンズの裾上げ

ジーンズを購入すると、ほとんどの人が裾上げをすると思います。

「どんな裾上げをしていますか?」

と聞かれたらどう答えますか。

「普通に」って答えると思います。

以前の私もそうでした。裾上げなんかどれも同じ。ジーンズの裾上げにこだわりなどありませんでした。

しかし、あるジーンズに出会ってから裾上げに関する考え方が変わりました。

それが…

リゾルトです。

リゾルトはレングスが豊富にあります。そのため、裾上げが必要ありません。

そして、この裾の処理に着目してください。

なんと…

チャーンステッチなんです。

チェーンステッチ?

そうチェーンステッチと言われてもよくわからない方もいると思います。私もわかりませんでしたし、説明されても「へぇ〜」って感じでした。

ということで簡単にチェーンステッチについて解説します。

チェーンステッチとは

まず名称から。

チェーンステッチ

チェーン

ステッチ

縫い目

つまり、鎖のような縫い目のことです。

日本語では「環縫い」と言います。

実際に見てみましょう。

表側から見ると至って普通の縫い目です。

どこが鎖のようなの?って感じです。

鎖のようになっているのは表ではなく、裏側なんです。見てみましょう。

裏側から見るとこんな感じです。

鎖のような感じに縫われていませんか?

これがチェーンステッチと呼ばれるものです。表側と裏側で縫い目が変わっているのが特徴です。

これは専用のミシンを使わないとできないため、よくある洋服のお直し屋ではしてくれません。ジーンズのリペア専門店などでしてくれます。

普通に裾上げするとシングルステッチで裾上げされます。

シングルステッチはこんな感じ。

表側と裏側の縫い目が同じです。裾上げお願いしますと頼んだら、このシングルステッチでしてくれます。

チェーンステッチのことが少しわかったと思いますが、ここで思うことがあると思います。

チェーンステッチにしたら何かいいことあるの?

そうですよね。チェーンステッチにしたからといって、見た目がすごく変わるわけでもありません。まして表からみたら、普通のシングルステッチと同じ…

じゃ何がいいのかというのを次に見ていきます。

チェーンステッチの良いところ。悪いところ。

ここではチェーンステッチの良いところと悪いところを見ていきましょう。

通常のシングルステッチとの比較もしていきます。

【比較】チェーンステッチ vs. シングルステッチ

まずは両者の良いところ見ていきます。

チェーンステッチの良いところ

これはズバリ…

パッカリングです。

ジーンズは履きこむと経年変化を楽しむことができます。よく見られるのは、腰回りのヒゲや膝周りのアタリやハチノスだと思います。

そして裾にも注目すると、こちらも経年変化によってパッカリングと呼ばれるアタリが見られます。

これがチェーンステッチとシングルステッチで異なります。

チェーンステッチの方が波打ったようなパッカリングとなります。

ヴィンテージジーンズですとチェーンステッチで仕上げられているため、ヴィンテージジーンズが好きな方にはたまらないと思います。

シングルステッチですと、このようなパッカリングにはならず、縦に線が入るようなパッカリングとなります。

まぁこれは好みですよね。

私は好きなので良いところにしました。

シングルステッチの良いところ

これはズバリ…

  • どこでも裾上げしてくれる(自分でもできる)
  • 安い
  • 丈夫

基本的にどのお店でもシングルステッチで裾上げしてくれます。ジーンズを買った店舗でもしてくれることがあります。ユニクロで買ったらシングルステッチでしてくれるはずです。

そして、価格もチェーンステッチよりは安く、無料〜1,000円でしてくれます。納期も当日〜数日と早く仕上がります。

またシングルステッチは糸が解けることがありません。そのため、丈夫です。

安い、早い、丈夫

3拍子揃って良いですね。

特にパッカリングにこだわりがなけれがシングルステッチでいいと思います。

チェーンステッチの悪いところ

  • 専用のミシンが必要
  • 高い
  • 解ける可能性がある

チェーンステッチは専用のミシンが必要です。そのため、専用ミシンを所有している店舗でしかチェーンステッチで裾上げをすることができません。また、ミシンの種類によっては裾上げの価格が高くなったりします。

通常のシングルステッチの倍くらいの値段で裾上げできます。

店舗やミシンによって値段は変わりますが、1,000円〜2,500円くらいでできると思います。店舗に直接行かなくても楽天などで郵送サービスに対応しているお店もあります。

また、チェーンステッチの縫い方の特徴として、ある場所の糸が切れるとそこから解けていくことがあるそうです。といってもそう簡単に糸が切れることはないようですが…

つまりチェーンステッチは…

不便、高い、弱いの3拍子が揃ってしまいます。

シングルステッチの悪いところ

チェーンステッチのようなパッカリングにならない。

これがシングルステッチの悪いところ?だと思います。

?をつけたのはシングルステッチでもパッカリングが出るからです。パッカリングがチェーンステッチと比べると異なるだけなので一概に悪いとは言えません。人によってはシングルステッチのパッカリングの方がいいという人もいるかもしれませんし…

これ以外は特に悪いところはありません。

主流になっている裾上げ方法なので、特段悪いところがないのは当たり前の気がします。

チェーンステッチとシングルステッチはどっちがいいの?

両者の良いところと悪いところがわかりました。

では結局どっちが良いのでしょうか?

特にこだわりのない人はシングルステッチの方がいいでしょう。どこでもできますし、安く、すぐできるからです。

チェーンステッチはジーンズにこだわりのある方がすると良いでしょう。レプリカデニムなどは細部までこだわりを持って作っています。そんなジーンズなら裾もこだわりを持った方がいいです。

ということで、チェーンステッチとシングルステッチについてでした。

次からは私の所有するジーンズをシングルステッチからチェーンステッチにした話をしていきます。

シングルステッチからチェーンステッチへ

オアスロウとフルカウントのジーンズ

所有するジーンズの中にオアスロウ107とフルカウント1108xxがあります。

この2つのブランドは日本のブランドでヴィンテージ感を出していたり、素材・縫製にもこだわっています。

裾上げする前は、チェーンステッチになっていましたがあまりにも長いため1度裾上げをしました。私は中国在住のため、チェーンステッチができる店舗を知りませんでした。そのため、近くのお直し屋さんで裾上げをしました。

それがこちら

オアスロウ
フルカウント

家の近くでやったのでこんなもんです。

数十円程度でしてもらいました。

もちろんシングルステッチ。

ただ裾を短くすれば良いならシングルステッチでいいです。実際この状態で半年以上は履いていました。

しかし、履いていくとなんか気になってきました。

その原因がリゾルトです。

リゾルトのジーンズはレングスが豊富にあるため、裾上げをする必要がありません。ジャストレングスを最初から決められます。

そして、リゾルトの裾はチェーンステッチで仕上げられています。

「裾なんて気にしないよ」と思われるかもしれませんが、私の場合はすごく気になったのです。

どうしてか?

それは、毎日足元の写真を撮っているからです。

私のインスタグラムを見たことがある方ならわかると思いますが、毎日足元の写真を投稿し、ジーンズの登板回数が多いことがわかると思います。つまり、ほぼ毎日ジーンズの裾を見ています。

すると気になってくるんです。

最初はパッカリングもなく、気にはしていなかったのですが…

上の写真のように普通の裾って感じです。

それが履き込み、洗濯を繰り返すと下の写真のようになったんです。

こんな感じで、唸るようなアタリがでできました。私はリゾルトを2本持っていてもう1本の方がわかりやすいです。

こんな感じです。唸るようなアタリは立体的に見え、足元だけを見ると存在感もあります。少なくとも私はそう思います。

ということで、チェーンステッチの経年変化に見せられ、オアスロウとフルカウントのシングルステッチからチェーンステッチへ変えることにしました。

チェーンステッチができるお店

私は中国在住ですので、チェーンステッチができる店をしりませんでした。周りにジーンズ好きもいなかったので、とりあえずひとりで探してみました。

すると…

タオバオでチェーンステッチができるお店を発見しました。

それがこちら

FEOFFというお店でジーンズの裾上げ、リペア、オリジナル商品の販売をしています。

そしてこちらではなんと…

ユニオンスペシャル43200Gで裾上げしてくれます。

これはアメリカ製のミシンです。

チェーンステッチを調べる必ずこのミシンが出てきます。ジーンズ界では有名なミシンです。

さらにこのミシンが優れているのは、裾のアタリが捻れるようになることです。

ヴィンテージデニムの多くがユニオンスペシャルで裾上げされ、独特なアタリが出たことから、ユニオンスペシャルのチェーンステッチ=価値がある、とされています。

普通はユニオンスペシャルで裾上げすると値段が高くなりますが、それがなんと…

35元

約530円

安い

日本で普通の裾上げを頼むときとほとんど変わりません。

中国は物価が安いという言葉で片付けていいんでしょうか。なんか裏がありそうな気もしますが、この店でチェーンステッチを頼むことにしました。

チェーンステッチ完成

ジーンズをお店へ郵送し、約1週間待ちました。

そして、ついに戻ってきました。

さっそくみていきましょう。

オアスロウ

チェーンステッチ

こんな感じになりました。

どうでしょうか。

ちなみにチェーンステッチをする前は

シングルステッチ

こんな感じのシングルステッチです。

チェーンステッチをすることでロールアップしたときのステッチが装飾のようになりました。

これはロールアップした時に微妙な違いとして現れます。

さらにチェーンステッチの糸の色にも注目しましょう。

オアスロウのチェーンステッチに使われた色はオレンジ色。これはオアスロウの他の場所の色と似た色です。

オアスロウで黄色とオレンジ色の糸が使われており、チェーンステッチに使われた糸はオレンジ色でした。

全体的な統一感が出るので、この仕上げには満足しています。

ではフルカウントもみていきましょう。

フルカウント

こんな感じです。

まぁオアスロウと同じですね。

ちなみにフルカウントでも糸の色を揃えてくれました。

フルカウントはオアスロウと同じく黄色とオレンジ色の糸が使われています。その中でチェーンステッチはオレンジ色の糸で仕上げられていました。

ヘム幅が大事

チェーンステッチで仕上げる場合ヘム幅も大事です。

ヘム幅は上の写真の赤枠で囲まれた部分。裾先からステッチまでの幅のことを言います。

この幅が広いと立体的なパッカリングにならないので、1cm以下で仕上げるのがいいです。

リゾルトは1cmほどでこんな感じにパッカリングがでます。

いいですよね〜。

オアスロウとフルカウントもこんな感じになって欲しいです。

ちなみに現状を比較してみると…

上:フルカウント 左:オアスロウ 右:リゾルト

裾上げしたてと比べると、パッカリングの出方で印象が変わりますね。

経年変化が楽しみです。

履いてみる

オアスロウを履いてみました。

ヘム幅が狭いと、こんな感じのセルビッチちょい見せロールアップができます。これが私は好きです。ガッツリロールアップもいいと思いますが、私にとっての足元の主役はやっぱり革靴。ロールアップ幅が広いと革靴より目立ちそうなので、このちょっとだけロールアップがいいです。

ちなみに幅広ロールアップだとこんな感じ。

こちらもオアスロウ。裾上げ無しの時です。裾が長いとこのように幅広のロールアップができます。これもいいとは思いますが、ロールアップの主張が大きすぎる感じがします。

この辺は好みによると思いますね。

フルカウントも履いてみました。

フルカウントをロールアップ無しで履いてみました。

裾は革靴にかからないくらいが私の好みです。履いた時の腰の位置で微妙に革靴に裾がかかったりしますが、これくらいの長さで革靴を見せるのがいいです。

ちなみにリゾルトも見てみましょう。

リゾルトはサイズ違いで2つ持っています。こちらはレングスがちょっと長め。ロールアップ幅を少し広くしてセルビッチのミミを見せています。リゾルトのミミは赤ミミ(オレンジ)なので、そちらを見せるようにちょっと幅広でロールアップしてみました。

そしてもう一つのリゾルトは…

私の理想のレングスです。革靴に裾がかからない長さ。

そして、裾のパッカリングがいいアクセントになっています。ロールアップしないとスマートな印象になると思ってます。特にリゾルトは細身でスタイリッシュなので、きれい目で合わせるならロールアップ無しがいいかなと思います。

まぁこの辺は私なりのこだわりです。

ネットで依頼

チェーンステッチに興味を持った方は、ネットから依頼することができます。下記から注文し、店舗へ郵送、完成後に返送され手元に届く流れです。近くに店舗がない、または、よくわからない方はネットからの注文が楽です。

まとめ

チェーンステッチはいかがだったでしょうか。

意外と長い文章になり、うまくまとまってないかもしれませんが読んでくれてありがとうございます。

実際、ジーンズの裾なんて気にならない人がほとんどだと思います。ロールアップしたら見えなくなることもありますし。

妻にチェーンステッチのことを言ってもポカーンって感じでした。

こだわる人はこだわる

それでいいと思います。

ということで、今回はこの辺で

次回もお楽しみに

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