中古で購入したコードバンのオールデン。
届いた後に気づいたのがアンラインド仕様だということ。
最初は「なんだこの柔らかさ?」と思いましたが、調べていくとアンラインド仕様だということがわかりました。
それに関しては下記の記事をご覧ください。
\ YouTubeでも紹介しています /
基本情報
![](https://theoldriver.com/wp-content/uploads/2019/12/5657C3EB-19DE-4534-A908-19F3191DD75E-1024x683.jpeg)
ブランド | Alden(オールデン) |
モデル | D7507F |
素材 | コードバン |
ラスト | プラザラスト |
アウトソール | シングルレザーソール |
特徴 | アンラインド |
パンチドキャップトゥのオールデンです。
素材はオールデンの代名詞ともいえるコードバンです。そして、特徴的なのはアンラインド仕様ということです。
通常は革靴の内部には、ライニング(裏地)が貼られていますが、アンラインド仕様ではありません。この靴の場合は前半分がアンラインドです。ライニングがないことで、柔らかな履き心地となります。
ということで、詳細を見ていきましょう。
写真で見るD7507F
Front
![](https://theoldriver.com/wp-content/uploads/2019/12/61062499-5969-42D2-B130-F16F67A512A3-1024x683.jpeg)
デザインは外羽根式パンチドキャップトゥです。
名前の通りつま先の部分にキャップがしてあるようなデザインです。ストレートチップとも呼ばれます。
さらに穴飾りが施されており、それがパンチドと呼ばれる所以です。
ステッチだけのものより、華やかさがあります。
デザインとしては、スーツスタイルにもカジュアルスタイルにも合うと思います。私はデニムに合わせてます。
Side
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![](https://theoldriver.com/wp-content/uploads/2019/12/10418EDC-C9BE-4038-91DA-9E7063BD0F71-1024x692.jpeg)
赤線で囲った部分がアンラインドです。
この部分を押すと柔らかさがわかります。
さらにトゥの部分は先芯が入ってないと思います。
トゥの部分を押してみると…
![](https://theoldriver.com/wp-content/uploads/2019/12/03617882-E3F4-499A-A2D5-235789107B75-1024x1024.jpeg)
![](https://theoldriver.com/wp-content/uploads/2019/12/6A909EFD-D341-45FA-8168-FCCF1D9CCF2D-1024x1024.jpeg)
写真でも伝わると思いますが、押すとトゥが凹みます。
そして、先芯がないことでデザイン面でもトゥにボリュームがなくスッキリした印象があります。参考までに下の画像を見てください。
![](https://theoldriver.com/wp-content/uploads/2019/12/56380478-A383-41C2-8C3B-962877D47828-1024x683.jpeg)
右の63088は先芯が入っているため、少しボリュームを感じます。左はD7507Fで先芯がなく、先端に向かって細くなっています。
サイドから見るとわかりやすいです。
トゥの部分まで柔らかいので、足を曲げた際もストレスがないです。歩きやすいと感じます。
Back
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ヒールカップは芯が入っているため硬いです。ヒールの収まりも良く、踵が抜けるような感覚はありません。
![](https://theoldriver.com/wp-content/uploads/2019/12/66F5E436-9D42-4B5F-AA6F-F096C7DABF8C.jpeg)
くるぶしの部分もしっかりと下がっているので当たりません。
Outsole
![](https://theoldriver.com/wp-content/uploads/2019/12/B661C020-48E8-4035-BD88-FE28ED54B6DA-1024x683.jpeg)
ラバーとトゥスチールがついています。中古で購入したので、前オーナーがラバーとトゥスチールをつけたようです。
通常はレザーソールです。
このソールはシングルソールで、とてもフレキシブルです。歩行の際に良く曲がってくれます。早歩きしやすい感じです。しかし、足を曲げて歩くのは歩きやすい反面、疲労が溜まります。一日中歩くと足が単純に疲れます。
Plaza Last
そして、特徴的なのはラストです。
プラザラスト
ご存知ですか?
日本ではバリーラスト、モディファイドラストが有名です。プラザラストは聴き馴染みがないかと思います。
オールデンでは珍しく(たぶん)細身のラストです。
バリーラストと比べてるとその細さがわかりやすいです。
![](https://theoldriver.com/wp-content/uploads/2019/12/6BBCAEEB-37C6-4F03-BCF5-4A348821B579-1024x405.jpeg)
![](https://theoldriver.com/wp-content/uploads/2019/12/71E78F85-3E34-44D6-B33B-BD53357BA4FF-1024x381.jpeg)
どうでしょうか。
バリーラストは全体的に幅広でどっしりした印象です。
対してプラザラストは土踏まずが少し絞られ、トゥに向かって細くなっています。メリハリのあるラストです。さらに、プラザラストはトゥの部分がスクエアになっています。いわゆるスクエアトゥです。トゥスチールがついているのでわかりにくいですが…
![](https://theoldriver.com/wp-content/uploads/2019/12/417179C3-ED94-4A20-86D5-8A0F41CA0BC1-1024x683.jpeg)
赤線で示したように少しスクエアになっています。ビスポークに見られるようなチゼルトゥやスクエアトゥよりは控えめな感じがします。。
ちなみにオールデンの中で、「プラザラストはどの程度の細さなのか?」はラスト表を見るとわかりやすいです。
![](https://theoldriver.com/wp-content/uploads/2019/12/95D55BA8-9EA2-46E8-8F3B-62CFF120DC20.jpeg)
左にいくほど細いです。
プラザラストは左から3番目です。ちなみに私は左から2番目のハンプトンラストも所有しています。
履いた感じは、正直ほとんど変わらないです。目を瞑って履き比べたら、わからないほどです。プラザラストはスクエアトゥなので、若干幅が広いかなと言うくらいです。
ですが、ハンプトンラストでも幅のキツさを感じない私にとってはほぼ同じです。
履き皺
![](https://theoldriver.com/wp-content/uploads/2019/12/1E8A8707-686A-44BA-B0D5-F1C55EEE13B8-1024x768.jpeg)
モコ皺ではなく、のっぺりした皺です。
これはアンラインドが関係しているのではと思います。というのも、皺が入る甲の部分は裏地がなくとても柔らかいです。柔らかさ過ぎて、皺が入らないように思います。
例えば、紙を折り曲げると折り皺ができますが、テッシュを曲げても皺がほとんどできない。と言った感じです。
そのため、通常の裏地有り仕様の方がコードバンの皺を堪能できるのではないかと思います。
履き心地
履き心地はこちらの記事を参考にしてください。
エイジングサンプル
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おわりに
パンチドキャップトゥのオールデンはいかがだったでしょうか。
プラザラストとアンラインド、シングルソールの組み合わせは、私にとってとても履きやすいです。
デザイン面でも、カジュアルな服装にハマってくれます。
「やっぱりオールデンが好きなんだ」
正にこれですね。
ということで、今回はこの辺で
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