- ディンケラッカーが気になる
- どんな特徴があるの?
- リオとブダは何が違うの?
ドイツの名門革靴ブランドといえばハインリッヒディンケラッカー(以降:ディンケ)
ドイツブランドらしい質実剛健な印象を持つディンケは、革靴界のロールスロイスとも呼ばれています。
それくらい履き心地にも優れています。
さらにデザインも特徴的。他ブランドにはないような重厚感が魅力です。
それを成しているのは…
- 厚みのあるトリプルソール
- 編み込まれたウェルト
- 装飾感が強いブローグ
などなど。もちろんモデルによって特徴は変わってきます。
また、ホーウィン社のコードバンを使ったモデルも多いのが特徴的。
その中にはレアカラーと呼ばれるものもあります。
日本では革靴好きの方からふつふつと人気が上昇しているブランド。
この記事ではディンケについて徹底解説していきます。ぜひ購入の参考にしてください。
ハインリッヒ・ディンケラッカーとは?

代表ラスト RIOとBUDAについて
ディンケの代表的なラストはRIO(リオ)とBUDA(ブダ)です。
モデル名と勘違いされている方も多いようですが、実はラストの名前です。なのでネット通販などで商品名にリオと書かれていても、ウイングチップもあればプレーントゥもあります。あくまでラストの名前ということを覚えておいてください。
そして、両ラストの違いは以下の通りです。
と言っても、ディンケのラストは比較的幅広に作られています。
特徴的なのはソールと製法。
- RIOは、ウェルト控えめでソールが厚い。
- BUDAは、ウェルトごつくてソールがちょい薄。
簡単に言うとこんな感じです。
それぞれ、ディンケの特徴を表していると思います。
レザーソールを選んだ場合、両方ともジョーデンレンバッハとなります。
そして、RIOはデフォルトでトゥスチールがつきます。これはトリプルソールのため、履き初めはソールの返りが悪いためだと思います。
ディンケの素材
コードバン
やはり気になるのが素材ではないでしょうか。
素材の中でも特にコードバン。
ディンケのコードバンは、オールデンでお馴染みのホーウィン社のコードバンです。
そして、オールデンでコードバンモデルを探すと通常はブラックかバーガンディの2色となります。
通常と書いたのは、これ以外の色はレアカラーと言われ入手困難だからです。
中古市場で探すか、いろいろなコネクションを必要としたりしますのでショップに行って置いてあるモノではありません。(もしあったらご連絡ください。)
ちなみにレアカラーはこう言った色です。
ウィスキーコードバンやシガーコードバンなどと呼ばれ、ブラウン系の色が多いです。それ以外にも赤系のNo.4などもあります。
ここでディンケの公式サイトを見てみると
な、な、な、なんと

オールデンでレアカラーと呼ばれるような色のコードバンが普通に注文できるんです。(海外サイトですので普通と言うと変ですが…)
さらにブダは

ネイビーコードバンを注文することができます。
オールデンではレアカラーなのにディンケでは通常カラーとして販売されているようです。
善は急げ。注文できるうちに購入するのが得策かと思います。

その他の素材
こちらはコードバン以外の革です。
- ボックスカーフ
-
生後半年以内の仔牛の皮。牛革の中では最高級とされキメが細かいのが特徴。
- ヌバックレザー
-
牛革の銀面(表面)を起毛させたレザー。味わい深い経年変化が特徴。
- トスカーナレザー
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イタリアのトスカーナで鞣されたレザー。独特のムラが特徴。
他にも多数ありますが割愛します。

おすすめモデル
【リオ】フルブローグ

リオのフルブローグです。
装飾性が高いため、ドレスシューズの中ではカジュアル向きとなります。
ディンケの重厚感あるフォルムと合わさることで、より豪華な仕様となっています。
【ブダ】フルブローグ

ブダのフルブローグ。
ブダは編み込まれたウェルトが特徴的です。

一周ぐるっと編み込まれたウェルトがあり、目を引く仕様になっています。
この仕様に惹かれたブダがおすすめです。
特にカジュアルで革靴を履きたい方におすすめです。
まとめ
ハインリッヒディンケラッカーはいかがだったでしょうか。
素材から製法、履き心地までこだわりの見える靴。特に重厚感のあるフォルムは唯一無二です。
このフォルムに惹かれてしまったらディンケを選ぶべきです。他ブランドではなかなか見つかりません。
個人的にはブダの編み込まれたウェルトにレアカラーコードバンを使ったフルブローグが好みです。レアカラーに憧れがあるのと、インパクトのあるウェルトに惹かれました。
ということで今回はこの辺で
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