メンテナンスもしましたので、オールデンを履き下ろしました。1日履いてみて、履き心地や気になった点などを書いていきます。
マニアックな靴なので、あまり皆さんの参考にはならないかもしれませんが…
じゃレビューしなくてもいいんじゃ…
まぁまぁ、そんなこと思わずにご覧ください。
どんな靴なのかおさらい
こちら↑の記事はご覧になりましたでしょうか。こちらで調べた結果、この靴に関して以下のようなことがわかりました。
モデル | D7507F |
素材 | コードバン No.8 |
ラスト | プラザ |
ソール | シングルソール |
特徴 | アンラインド |
オールデンのプラザラストやシングルソール、アンラインドモデルを検討中の方は、今回のレビューを参考にしてみてください。
素材はコードバン
オールデンといえばコードバンと呼ばれるほど、オールデンはコードバンを使ったモデルが多いです。
そして、こちらの靴もコードバンを使用した靴です。
バーガンディのコードバンです。太陽光に当たると赤さがわかります。室内だと黒っぽく見えます。
バーガンディは、コードバンの定番カラーです。ちなみにブラックも定番です。
ラストはプラザ。プラザって何?
日本で有名なのは、バリーラストとモディファイドラストです。ローファーですとアバディーンラストやバンラストも有名です。
そして、今回の靴はプラザラスト。
何それ?
って思いますよね。
上のラスト表を見ると、左から3番目にプラザラストがあります。左の方がNarrowですので、細身のラストです。
細身かつ、もう一つ特徴があります。
これを見て、何が違うかわかりますか?
つま先にご注目。
すると…
あっ
なんか角張ってる。
そうです。プラザラストはスクエアトゥ何です。
ということで、私のオールデンを見ると
確かにスクエアトゥです。好き嫌いがわかれるかもしれませんが……私は好きです。
ビスポークに見られるようなガチガチのスクエアトゥは、ちょっと苦手(今のところ)ですが、プラザラストのスクエアトゥはちょうどいい感じです。
シングルソールで歩きやすい
ソールはシングルソールです。そして、ラバーが貼ってあります。
このソールがめちゃくちゃ曲がります。歩きやすさの表し方に「スニーカーのような歩きやすさ」とありますが、正にそれって感じです。
ラバーも貼ってますので、ショッピングモールなどのツルツルな路面でも滑りにくいです。
アンラインドとは
この靴の特徴はアンラインドです。
アンラインドとは靴内部のライニング(裏地)がない仕様のことです。この靴の場合、前半分が裏地無しとなっております。
この写真でわかりますか?
正直わかんないですね。
こちらの写真ならどうでしょうか。
左が裏地無し(D7507F)のアンラインド。
右が裏地有り(63088)の通常仕様。縫い目が見えて裏地を縫い付けていることがわかります。
そしてアンラインド仕様のタンに、なんか「220」「022」?と書いてあります。最初は落書き?かと思いましたが…
こっこれは、ホーウィンスタンプ?ではないでしょうか。番号の右におそらくスタンプの端っこが写っています。スタンプがついてるのは結構レアと言われますが、このオールデンに付いているとは。
もっとわかりやすいスタンプが良かったけど…
そして、このアンラインドの良さは柔らかさです。履いた時の柔らかさすごいです。締め付けられる感じがなく、革の靴下を履いてるような感じでフィットします。ストレスフリーで履けます。
履き心地
1日(約1万歩)しか履いていませんが、履き心地チェック。
ちなみに私のサイズは
バリーラスト:us7.0 Dウィズ
ハンプトンラスト:us7.5 Dウィズ
プラザラスト:us7.5 Dウィズ
となっております。
バリーラストからハーフサイズアップです。プラザは細身のラストですので、ハーフサイズアップを選びました(us7.5しか売ってませんでした)。ハンプトンラストとは同じサイズです。
長さ、足幅共に問題無し。7でも履けそうな感じ。
us7.0を試着してみたい
客観的にわかるようにラストを比較してみましょう。比較するのは、バリー、ハンプトン、プラザです。
バリーラストは全体的に幅広な感じです。どっしりとした印象があります。土踏まずのくびれがほとんどないですね。
対して、ハンプトンとプラザは細身ですね。結構似たような履き心地です。正直、目をつぶって履いたらどっちがどっちかわかりません。土踏まずは絞られているので、土踏まずを押されてる感じがします。
個人的な履き心地としては、良いです(語彙力)。ヒールカップはきちんと踵が収まります。土踏まずが押されるのは心地いいです。そして、アンラインドの柔らかさがすごいです。私の足に吸い付く感じです。
「人馬一体」という言葉があるように、正にそのような履き心地(コードバンだけに)笑
そして、アンラインドとシングルソールの相性もいいです。シングルソールは歩行の際に屈曲しやすく、アッパーが硬ければ足の甲が痛くなったりします。ですが、アンラインドはその心配がありません。
ソールとアッパーが同時に曲がってくれ、タイムラグがない感じです。
他にうまい表現がわかりません…
ちょっと気になる点
履いた感じはすごくいいのですが、ちょっと気になる点が…
- ソールが柔らかすぎる
- つま先に先芯がない?
ソールが柔らかいのは歩きやすいのですが…
柔らかすぎると路面が荒てたり、凹凸があると痛いんです。
例えば、
こんな路面を歩くと、ちょっと足の裏が痛いです。ソール自体が薄い感じもしますので、凹凸がダイレクトに伝わる感じがします。なので、こういった場所を歩くのには適さない感じがします。
つま先の先芯がある?ない?
まず、つま先を横から見ると
こんな感じで、つま先に行くにつれテーパードしてます。
ベックマンフラットボックスみたい。
実物を見たことないけど…
先芯があると
こんな感じで立体的になってます。
そして、つま先を押してみると
あまり力を入れてませんが、このように凹みます。つま先まで柔らかく履き心地はいいのですが…ちょっと履き皺が気になります。
キャップトゥのキャップの部分まで皺が入ってます。何かの拍子にもっとつま先の方まで皺が入ってしまうのではないかと心配してます。
まぁ気にしすぎは良くないですね。味と捉えて履いていきましょう。
まとめ
アンラインドの柔らかさが良くもあり、心配な部分もあります。
ソールの柔らかさも歩きやすい反面、路面が悪いと痛いです。
この靴は、全体的に柔らかさがポイントですね。良くもあり、悪くもあるという感じです。
まだ履き始めたばかりですので、これから履き心地が変わるかもしれません。その時はまたレビューしていきます。
では、今回はこの辺で
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