ふとしたきっかけで出会った時計が、思いのほか気に入ってしまう——そんな経験が、時計好きにはあると思います。
今回ご紹介するのは、チープカシオとして親しまれている「A168」シリーズの派生モデル。
しかも、あのカードゲーム「UNO」とのコラボレーションモデルです。
一見ミスマッチにも思える両者ですが、手に取ってみると驚くほど“しっくり”くる。
なぜこの一本がこれほど魅力的に映るのか。じっくりと見ていきましょう。
黒のケースに、4色の余白。

このモデルのベースとなっているのは、定番中の定番「A168」。
プラスチックのケースにステンレス調のメタルダイヤル、レトロな液晶表示とベーシックな機能。
いわばCASIOのクラシックスタイルですが、そこにUNOの象徴である“4色”が静かに差し込まれています。
赤、青、黄、緑。
UNOを知る者ならすぐに連想できるその配色が、秒表示の右下、ボタンの文字、さらにはバンドの留め具にまでさりげなく配されている。
これ見よがしではない。だが、確かにそこにある。
この抑制された遊び心こそが、今回のモデルの肝でしょう。
“チープ”という言葉の再定義

“チープカシオ”と呼ばれるこの価格帯のモデルには、独特の美学があります。
あえて高級感を追わず、必要最低限の素材と機能で構成されたプロダクト。
しかしこのUNOモデルは、そのミニマルな枠組みの中に、ポップで文化的な文脈を織り込んでいるのです。
それがなぜか懐かしく、そして新しい。
価格は約10,000円台。
ですが、そこに込められたコンセプトやセンスは、はるかに価値あるものとして感じられます。
時間を確認するたび、少しだけ笑える。

この時計の魅力は、実用性でも、コストパフォーマンスでもありません。
ふと袖口から現れるその表情が、持ち主の内面をほんの少しだけ映してくれる。
- 堅苦しいだけじゃない。
- ポップカルチャーにも通じている。
- でも安易な主張はしない。
そんな姿勢が、この小さな腕時計から感じ取れるのです。
ファッションとしての“抜き”

THE OLD RIVER BLOGの読者の多くは、革靴や軍パン、ヴィンテージアイテムに親しんでおられる方だと思います。
だからこそ、この時計のような“抜けた”アイテムを一本持っておくと、スタイリングがぐっと柔らかくなる。
たとえば、重厚なバブアーや軍モノのアウターに。
あるいは、無骨なデニムに合わせても、ほんの少し力の抜けた雰囲気が生まれます。
時計一つで、装いの印象は大きく変わる。
それをあらためて感じさせてくれるプロダクトです。
入手性と、今買うべき理由

残念ながら、このUNOモデルは数量限定ではないものの、それほど多く出回っているわけではありません。
量販店で見かける機会も少なく、ネット上でも品薄気味。
こうしたコラボモデルは、気づいたときには市場から姿を消している——そんなケースも少なくありません。
今しか手に入らない。
そう思えるタイミングでこそ、この時計の魅力は倍増します。
まとめ:モノに込められた物語を纏う
この「チープカシオ × UNO」モデルは、ただのコラボ商品ではありません。
それは、ポップカルチャーとプロダクトデザインの、静かで上品な融合。
「カジュアルに寄りすぎない遊び心」。
この絶妙なバランスこそが、大人のスタイリングに効いてくるのです。
時計選びに“物語”を求める方にこそ、手に取ってほしい一本です。
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