- オンオフ兼用できる革靴が欲しい
- サービスシューズが欲しい
- ミリタリーライクな革靴が欲しい
オンオフ兼用できる革靴があったら重宝すると思いませんか?
オンスタイルのスーツに合わせても良し。カジュアルスタイルのジーンズに合わせても良し。
そんな革靴があるのか?
それがあるんです。
ブラザーブリッジから展開されているダレルというモデル。
これがオンオフ兼用できる万能革靴です。
- 外羽根のパンチドキャップトゥ
- ミリタリーラストを採用
- ラバーソールでガシガシ履ける
こんな特徴があります。
この記事ではブラザーブリッジのダレルについて解説していきます。
ブラザーブリッジについて
ワーク、ミリタリー、スポーツといった流行に捉われない普遍的なを革靴のデザインに落とし込んでいます。
革靴というと高級なもの、ドレスシューズといったイメージがあり、どこかとっつきにくいイメージもありますが、ブラザーブリッジの革靴はそういった感じはありません。
高品質でありながら、カジュアルコーデに馴染むデザインになっており、上質なものを求める大人の普段靴となっています。
そんなブラザーブリッジから私が手に入れたものを今回は紹介していきます。
パンチドキャップトゥのダレル
モデル | DALERU(ダレル) |
素材 | オランダ産ダッチカーフ(姫路鞣し) |
アウトソール | ドクターソール(ラバーソール) |
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
サイズ | us7 |
価格 | ¥57,200 |
こちらが私が購入したダレルというモデル。
ミリタリードレスと銘打ち、1940年代のアメリカ軍のサービスシューズをモチーフに、パンチドキャップトゥのデザインにしています。
オリジナルのアメリカ軍のサービスシューズですとプレーントゥが一般的ですが、それをブラザーブリッジではパンチドキャップトゥにすることでドレス要素を組み合わせています。
全体的なシルエットはアメリカンライクではありますが、デザイン的にはイギリスっぽさがあるため、ありそうでなかったものに仕上がっています。
フロント
デザインは外羽根のパンチドキャップトゥということで、つま先にキャップをしたようなデザインでそこにパンチングの穴飾りが施されています。
一般的にキャップトゥやストレートチップと呼ばれるデザインは、フォーマルなデザインですが、そこに少しぽってりとしたシルエットや外羽根、ラバーソールを盛り込むことでドレスとカジュアルのバランスをとっています。
ノーズは長すぎず、つま先も若干ラウンド形状。ボールガースの幅も取られているので、全体的に丸みも感じます。
この辺のフォルムの塩梅はすごく好きです。
サイド
サイドから見るとこんな感じです。
アウトソールはラバーソールですが、シングルソールにしていることで厚みが抑えられています。まるでレザーソールをつけているかのようです。
サイドから見るとドレス感が漂っている感じがします。
土踏まず部は絞られています。
Aldenのモディファイドラストほどではないですが、履いた時の土踏まずのフィット感はいいです。
バック
ヒールはT字の革が貼り付けられています。
通称Tバックとも呼ばれており、アメリカ軍のサービスシューズに用いられていたりします。
これがあることでぐっとミリタリー感が出てくる感じがします。
個人的には好きなディテールです。
ヒールカップは小さめな感じがします。
私自身の踵は大きくありませんが、それでもヒールカップにきちんと収まり、抜ける感覚はほぼありません。
踵部のフィット感も良いです。またくるぶしの部分も下がっており、くるぶしが当たる心配もありません。
アウトソール
アウトソールには台湾のブランドであるドクターソールが取り付けられています。
名前の通り、滑りにくいのが特徴。
またソールパターンが独特でヴィンテージライクな見た目となっています。
個人的にはヒールのトップリフトが好きです。
キャッツポウのトップリフトを彷彿とさせるヴィンテージ感のあるデザインです。
アメリカ靴が好きな方は、これに反応する人も多いのではないでしょうか。
全体的なシルエット
上から見るとこんな感じのシルエットになります。
1940年代のサービスシューズをモチーフにしているため、サービスシューズのようなシルエットです。
幅が広がっており、つま先は丸みを帯びています。
ぽってりとした感じに見えますが、すごくぽってりしている感じでもありません。
太すぎず細すぎずのちょうどいいシルエットとなっています。
このシルエットであればオンオフ兼用もしやすいかと思います。
革
革にはオランダ産のダッチカーフが使われています。
VINTAGE CALFとも表現されています。
カーフということで、生後半年以内の仔牛の革になります。柔らかさがある革ではありますが、実際に触ってみると意外と厚みがあり、弾力感のある質感です。
履き皺
履き皺はこのようになりました。
キャップトゥの部分は芯材が入っており硬いため、皺が入らず、キャップと羽根の間に皺が入りました。
左右差は微妙にありますが、キャップトゥの場合は、ほぼ決まった箇所に皺が入るため、そこまで左右差が大きく出ることはないのかなと思います。
サイズ感と履き心地
サイズ感
私の足のサイズは下記を参考にしてください。
左足 | 右足 | 左右差 | |
足長 | 253.5mm | 257.5mm | -4.0mm |
足囲 | 243.6mm | 247.1mm | -3.5mm |
足幅 | 102.3mm | 102.5mm | -0.2mm |
足の実寸が25.5cm前後の私が選んだサイズは…
us7です。
us7.5と履き比べた結果、us7にしました。
us7のサイズはタイト目のジャストフィットです。新品状態で革がまだ馴染んでいない状態ですと、少し履くのに苦労します。
それでも私はタイト目のフィット感が好きなのでus7にしました。
甲の高さはあまり高くない私ですが、ダレルを履くとこんな感じで羽根が開いています。割りと広く開いています。
Aldenや他の欧米ブランドですと大体が羽根が閉じ気味です。
なので、ダレルの甲は割りと低めに設計されている感じがします。
幅に関しては、私の足のウィズがEに対して、そこまで窮屈感を感じません。
ゆとりがあるわけではありませんが、ピタッとジャストって感じがします。
履き心地
履き心地は良好…と言いたいところですが…
履き込み中に靴擦れしました。
いつもの靴擦れとは違く、親指の付け根の部分の皮が剥がれるといった靴擦れでした。
靴のアッパーの革に噛まれる感じがあり、タイト目のサイズを選んだ故の結果かなと思います。
おそらく革がまだ硬いのも原因だと思います。
またキャップと羽根の間という決まった箇所に皺が入るため、そこの皺が深く入ったため革に足が噛まれたのかなと思います。
これからさらに履き込んでいけば、革が柔らかくなったり、インソールが沈み込むなりして、履き心地は良くなっていくだろうと思います。
まとめ
ブラザーブリッジのダレルはいかがだったでしょうか。
ブラザーブリッジは結構シーズン毎に新しいモデルが誕生したり、廃盤品が出たりなど入れ替わりがあったりします。
ダレルに関しては、同じデザインで革の種類を変えたものがあります。
2023年に販売しているものだと、ここで紹介したカーフのものとスエードのものがあります。
以前ですとホースハイドやステアハイドのものがあったりしました。
シーズンによって革の種類を変えたり、廃盤になったりするため、欲しいと思ったら、迷わずに購入することをおすすめします。
他にもブラザーブリッジにはおもしろいモデルがあるので、気になる方はブラザーブリッジをチェックしてみてください。
ということで今回はこの辺で。
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