「パラブーツは雨に強いのか?」防水実験で徹底検証 | 結論:雨に強い革靴

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  • パラブーツは雨に強いと聞いたけど…
  • どうして雨に強いの?
  • 本当に雨に強いの?

パラブーツをお勧めするときにする謳い文句といえば…

パラブーツは雨に強いですよ

これです。

でも、実際に雨に強いんでしょうか?

基本的には革靴は雨に濡らしたくない。

だから雨に強い革靴だからって、積極的に雨の中で履くわけではないですよね。

まして、パラブーツは7万円ほどする革靴。雨用にするにはもったいない。

なので、実際に雨に強いのか試したことがない。

この記事では私の所有するパラブーツを使って防水実験をしました。その結果…

パラブーツは雨に強いという結論に至りました。

実験結果を踏まえ、なぜ雨に強いのかを徹底解説していきます。

この記事でわかること

パラブーツは雨に強いのか?

結論を先に述べましょう。

パラブーツは雨に…

強いです。

雨の日、普通に使う分には問題ない防水性です。

では、どうしてそんなことが言えるのか?

その根拠を防水実験をして、示していきましょう。

防水テストの方法

実験する革靴

今回は私の所有するパラブーツのアヴィニョンを使って防水実験をしていきます。

  • 素材:リスレザー
  • 製法:ノルヴェージャン製法

簡単なスペックです。

一般的に雨に強いと言われる所以は、オイルが含まれたリスレザーが使われていること登山靴にも採用されているノルヴェージャン製法であることです。

アヴィニョンは2つを満たしています。

パラブーツで人気のあるシャンボードも基本的には同スペックです。

今回はアヴィニョンで実験していきます。

実験方法と手順

そして、実験方法は以下。手順も併せて見ていきましょう。

STEP
シューツリーに靴下を被せる

シューツリーに靴下を履かせます。

今回はこの靴下が濡れているかどうかで、靴の中に水が侵入しているかを判断します。

STEP
水の入ったバケツを用意する

革靴が入るサイズのバケツを用意し、水を入れます。

STEP
シューツリーを靴にセットし、水の入ったバケツに浸す

このようにシューツリーを革靴にセットします。

そして、水の入ったバケツに浸します。

ウェルトの部分が完全に浸かるようにします。理由は、ウェルトの部分から水が侵入することが多いためです。

今回はウェルトの部分から水が侵入するかがポイントです。

STEP
5分毎にシューツリーを外し、靴下が濡れているかを確認する

5分毎にシューツリーを外し、靴下が濡れているかどうかをチェックします。

また靴内部が濡れているかも併せてチェックします。

合計60分行いました。

実験結果

5分毎の結果は以下です。

濡れているかの確認方法は…

  • 靴下の濡れ
  • 靴内部の濡れ

どちらも視認と触った感じで濡れを判断しています。

判断の仕方
  • ✖️:濡れていない
  • △:少し濡れている
  • ◯:完全に濡れている
時間(分)靴下の濡れ靴内部の濡れ
5✖️✖️
10✖️✖️
15✖️
20✖️
25✖️
30✖️
35✖️
40
45
50
55
60

結果はこのようになりました。

15分ほどで、少し靴内部に水が侵入したものの、靴下は濡れませんでした。

そこから約30分で靴下が濡れてくるという結果となりました。

今回の実験では水に浸けた状態をキープしています。

実際に雨の日に履く時に同じ状態になることは極めて考えにくいです。

水に浸した状態で、30分間も靴下が濡れないということは、防水性が高いとって良いのではないでしょうか。

あくまで革靴として防水性が高いってことです

各時間で、写真も撮っているので、どの程度の濡れだったのかもお見せします。

しかし、全部載せると多すぎるので(だいたい同じ写真になるので)、最初の5分、15分、30分、45分、60分の写真を見せます。

写真は…

  • 靴下の状態
  • 靴内部の状態

です。靴内部は汚いですがご了承ください。

5分後の状態

まず5分後の写真。

靴下も靴内部も全く濡れている様子はないです。

なので、雨の中数分歩く程度では全く問題ありません。

15分後の状態

15分後でも靴下の濡れは確認でいませんでした。

しかし、靴内部の写真を見ると土踏まず部(赤丸部)で少し濡れを確認できます。靴下によっては濡れを感じるかもしれません。

ですが、靴が水に浸かった状態で15分間もいる状況はほぼないと思います。

なので、15分間でこの程度の水の侵入であれば、雨の日に使うのに十分ではないでしょうか。

30分後の状態

30分後でも靴下の濡れは確認できませんでした。

しかし、靴内部では両サイドで濡れを確認しました。

じわーと濡れている感じです。浸水する感じではないので、靴下の厚みによっては感じない濡れだと思います。

触った感じはビチャっという濡れでなく、湿っている感じの濡れでした。なので、ちょっと蒸れてるなって感じの違和感になると思います。

45分後の状態

40〜45分でようやく靴下の濡れを確認しました。

濡れは土踏まず部のところです。

靴内部の写真を見ると結構濡れている感じがわかります。ここまで来ると流石に濡れているのを感じるはずです。

しかしながら、ビチャビチャになる感じではありません。

60分後の状態

靴下と靴内部の濡れている範囲が広くなりました。

しかしながら1時間水に浸かった状態で、この程度。

ビチャビチャするような濡れではなく、湿っているような感じ。これなら、雨の日に履いてもちょっと濡れるかもしれないって程度で済むと思います。

ですが、完全防水ではないのでお気をつけください。

結果:雨に強いと言える

結果としては、水に浸された状態という靴にとっては過酷な状況下で、30分は耐えられることがわかりました。

おそらく、濡れを感じるのは30分以上経ってからだと思います。

雨の日に履くとしても、家から駅までなど、30分以内の移動が主なはず。それを考えれば、今回の実験結果から言えることは…

雨に強いということです。

もちろん使う状況下でも変わるとは思いますが、デイリーユースの雨の日使いなら問題ないです。

ですが、先ほども言いましたが、完全防水ではないということを頭に入れておいてください。

まとめ

パラブーツの耐水実験はいかがだったでしょうか。

結果としては、30分以上耐えられるため、革靴としては防水性が高いといえます。

なので、これからは自信を持って「雨でも履けますよ」とおすすめできます。

そして、雨の日でも履ける革靴をお探しの方がいれば、パラブーツはおすすめです。

ということで、今回の実験は以上になります。

他にも雨に強いと言われる革靴はいくつかあります。

それらも実験してみたいところではありますが、あいにく所有してません。もし手に入れたら実験をしてみたいと思います。

また、今回実験したパラブーツは実験後に水洗いしました。水洗い予定だったため、実験を行いました。

もしご自身で実験をされる際は、アフターケアはお忘れなく。

では今回はこの辺で。

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