皆さんパラブーツってどう思いますか?
ファッション雑誌で紹介されているため、おしゃれアイテムとして認知されていると思います。
なので、パラブーツはかっこいい。
しかし、それは本当なのでしょうか?
パラブーツの先入観を抜いて、もう一度考えてみると…
かっこいい?ダサい?
今回はこれについて考えていきましょう。
目次
パラブーツはかっこいい?ダサい?
私はインスタグラムでこんな質問をしました。
パラブーツは…
かっこいい? ダサい?
その答えがこちらです。

約200人の方がアンケートに答えてくれました。
その結果…
圧倒的に…
かっこいいでした。
そして、私の考えもいうと…

かっこいいです
しかし、全員がかっこいいと思うデザインではないと思うのも事実です。
10人に1人はそう思っています。(アンケート結果からは)
かっこいいと思うかどうかは人それぞれ。
まぁこう言ってしまうとこの記事が終わってしまうので、私が思うかっこいい理由とダサいと思う理由を述べます。
- 無骨なデザイン
- アウトドアライクなデザイン
- 重厚感のあるデザイン
- ドレスの革靴らしくないフォルム
- 厚みのあるソール
- 緑色のタグ
個人的に思うことは上記の通り。
そしてこれは革靴に対して何を求めるかで、かっこいいとダサいが分かれると思います。
ではそれぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
パラブーツがかっこいいと思う理由
革靴好き方はパラブーツがかっこいいと思う人が圧倒的に多かったです。
その理由を自分なりに考えると…
- 無骨なデザイン
- アウトドアライクなデザイン
- 重厚感のあるデザイン
パラブーツらしいオリジナリティを感じるデザインにかっこよさがあるのではないかと思います。
ということでデザイン面にフォーカスしてかっこいいと思う理由を見ていきましょう。
無骨なデザイン
一応、無骨の意味を調べると…
- 骨ばってごつごつしていること。また、そのさま。「節くれだった―な手」
- 洗練されていないこと。無作法なこと。また、そのさま。「―な振る舞い」
- 役に立たないこと。才のないこと。また、そのさま。
- 都合の悪いこと。また、そのさま。
とあります。
この中でデザインに対して使うのであれば、①と②の意味です。
「ゴツゴツしていること」「洗練されていないこと」

つまり…
ダサいってこと…?
簡単にいうとダサいってことかもしれませんが、男性目線で言うと…
無駄があるのがかっこいい
と思ってしまうのです。
特にミリタリーアイテムなんかに多いですよね。
街着に不必要なほどのオーバースペック。何をそんなに入れるものがあるんだと言わんばかりのポケット数。
無駄があるのにかっこいい。
これぞ無骨と言うことです。
パラブーツもそんな感じがあります。

- 雨に強いリスレザー
- 登山靴にも使われるノルヴェージャン製法
- 厚みのあるラバーソール
ドレスアイテムでもある革靴に似つかわしくないようなオーバースペック。
それがデザインにも反映され、ボリューム感のある無骨なデザインとなっています。
だからパラブーツはかっこいいのです。
アウトドアライクなデザイン
アウトドアといえば登山。
パラブーツも登山靴を作っていた背景があります。
そのため、パラブーツの展開しているモデルの中には登山で履けるものも存在します。また、先ほども少し述べましたが、登山靴に使われるノルヴェージャン製法で多くのモデルが作られています。
パラブーツの人気モデルでもある…
シャンボードとミカエル
どちらもアウトドアライクな見た目です。
シャンボードはUチップというデザイン。Uチップのデザインは国によって若干の違いがありますが、カントリーシューズや狩猟用の靴、ゴルフで使う靴などに用いられたデザイン。
つまりはアウトドアで使う用途のデザインなのです。

こちらはミカエル。
ミカエルのデザインは「チロリアンシューズ」と言われています。
チロル地方の高原で働く牧童が履いていた靴を原型に作られたことからチロリアンシューズと呼ばれているそうです。
そして、このデザインは昔の登山靴に用いられていました。
そのため、ガチのアウトドアシューズです。
このようにデザインの歴史を紐解くとパラブーツのモデルはアウトドアがキーワード。
なのでアウトドアライクな印象があります。
そしてアウトドアアイテムというのはスペックが魅力。
そのスペックを持っていることがかっこよさにつながっています。
重厚感のあるデザイン
ここまでくるとデザインの特徴がわかったと思います。
- 無骨なデザイン
- アウトドアライクなデザイン
つまり…
重厚感があります。
実際、パラブーツの靴を見てください。
比較的、華奢なイメージのあるローファー。
パラブーツが作ると…
このようにボリューミーなローファーに。
華奢とはいえない、重厚感のある革靴に仕上がっています。
一例ではありますが、他のモデルもボリューム感のある重厚な印象を持つ革靴ばかりです。
他ブランドのドレス革靴とは違った重厚なデザイン。
これぞパラブーツのかっこよさです。
パラブーツがダサいと思う理由
個人的にはパラブーツはかっこいい派なのですが、ダサいと言われると、それを完全に否定することはできません。
よく見ると確かにダサさを感じます。

まっそれがかっこよさにつながるのですが…
なので、私が思うダサい理由を簡単にまとめてみます。
- ドレスの革靴らしくないフォルム
- 厚みのあるソール
- 緑色のタグ
ドレスの革靴らしくないフォルム
大半の方が思う革靴のイメージって…
ビジネスシューズだと思います。
じゃビジネスシューズってどんな靴って言うと…

このように細くて長くてシュッとしたイメージです。
対してパラブーツはというと…
ボリューミーなフォルム。
ということは革靴のイメージとは離れてしまいます。
結果的に感じることは…
ダサいということです。
皆さんもそうですよね。
おじさんがダボっと着ている服がダサいと感じるように、ポテっとした革靴をダサいと感じるのは至極当然のこと。
しかし
今の時代はその「ダサい」がむしろ「かっこいい」となる時代。
スニーカーのダッドシューズが流行ったように…
ダサいのが必ずしもダサいというわけではありません。
ダサいがかっこいいと変わることがあるんです。
私はそれがパラブーツにも当てはまると思っています。
厚みのあるソール
パラブーツは基本的にラバーソールが使われています。
なんと自社でソールを作っているのは世界でもパラブーツだけなんです。
しかし、ラバーソールを使うことで、どうしても厚みが出てしまいます。
それが…
ダサいと感じる要因です。
これも先ほどのビジネスシューズとは違った印象を持ち、結果的にダサいと感じるのです。
スニーカーのダットシューズにも通ずるような厚みのあるソール。
まぁ客観的に見たらダサいですよね…
緑色のタグ
タグって一歩間違えるとダサくなりますよね。
もしかしたら皆さんも経験があるかもしれません。
「この服、タグ(ロゴ)がなければ欲しいんだけど…」
こう思ったことありませんか?

私はあります
色味やシルエットが好きなのに、ここにタグやロゴがあると…ちょっと…って感じ…
そしてパラブーツにはタグが付いています。
全部のモデルに付いているわけではありませんが、日本で人気のあるシャンボードやウィリアム、ミカエルなどに緑色のタグが付いています。
ちなみにタグがついてない、シャンボードもあります。
タグのある無しで印象が変わるので少し見てみましょう。
どうでしょうか?
結構印象が変わりませんか?
タグがあるとカジュアル
タグがないとドレス
こんな印象です。
革靴をドレスシューズとしてみている方からするとタグは邪道な感じがしダサいと感じると思います。
だけど、個人的にはこれぞパラブーツのアイデンティティーだと感じます。
あえてタグをつける
これぞパラブーツ
だからダサいと思う方がいたとしても、個人的にはこの緑色のタグが好きです。
結論:パラブーツはダサかっこいい
かっこいい理由とダサい理由をみてもらいましたが、皆さんはどっち派ですか?
私は冒頭でも述べた通り…

かっこいい派です
そして革靴好きの方からアンケート結果も…
かっこいいが圧倒的多数でした。
しかも、ファッション雑誌でも取り上げられることが多いのがパラブーツ。
なので客観的にみてもかっこいいというのが個人的な結論です。
だけどダサいという言い分もわからなこともありません。
なので、私としては…
ダサかっこいいと言ってもいいのではないでしょうか。
最近はダッドシューズに代表されるように、ダサいがかっこいいとなる時代。また、ダサくても可愛いと言われる時代。
現代では、パラブーツこそかっこいいと言える革靴なのではないでしょうか。
なので、パラブーツを履いている方、また、購入検討している方。
自信を持ってください。
パラブーツはかっこいいです。
だから、履きまくりましょう。
どんだけ履いてもパラブーツはへこたれることはそうそうありません。
だって、革靴としはオーバースペックなのだから。
最後はよくわからない感じになったかもしれませんが、今回はこの辺で。