今回はInstagramで存在を知った革靴ブランドについて書いていきます。
2021年2月10日現在ではInstagramでも詳細は不明なブランド。
しかしながら、いくつか革靴の写真がアップされているので、それを見ながらどんな特徴があるのか考察していきます。
NGSM PRODUCTSとは?

こちらがNGSM PRODUCTSのInstagram。
NGSM PRODUCTSとは…

わかりません
ホームページもなく、ググっても情報がありませんでした。
インスタのプロフィール欄を見る限りだと…
- グッドイヤーウェルト製法
- 靴のブランド
- 日本製
ということがわかります。
さらにインスタにポストされている文言を見ると…
長時間履いても疲れ難い
履き心地の良さを追求した靴
流行に左右されない、普遍的なデザイン
とあります。
つまり、グッドイヤーウェルト製法で履き心地を追求し、普遍的なデザインを持つ日本製の革靴ブランドであることがわかります。



ただ言葉を繋げただけです
情報はここまでしかわかりません。
インスタの最初の投稿は2021年1月1日。
そこから2021年2月10日現在でも詳細は明かされていません。
しかしながら、革靴の写真がいくつかアップされているので、そちらを見ながら革靴の特徴を見ていきましょう。
NGSM PRODUCTSの革靴
どんなデザイン?
こちらが最初にポストされた革靴の写真。
これを見た私の第一印象は…



かっかっけ〜
プレーントゥ好きの私としては心を惹かれるものがありました。
この角度からだとつま先の形状が少し独特な感じがします。
角度を変えてつま先部分を見てみましょう。
ちょうどつま先をフォーカスした写真がありました。
これを見ると…
ラウンド形状のつま先です。
結構ボリューム感がある感じがします。
この角度から見るとつま先のボリューム感がわかります。
どことなくワークブーツを連想させるようなトゥ形状です。
また、コバの張り出しが抑えられています。外羽根のプレーントゥでボリューム感のあるものだとトリッカーズのウッドストックやチャーチのシャノンに代表されるようにコバが結構張り出しています。


こんな感じでコバが張り出しているためカジュアル感があります。
対してNGSM PRODUCTSはコバの張り出しがだいぶ抑えられており、ドレスシューズのような雰囲気。



品があります
トゥがラウンドしてカジュアル感がありながら、コバが張り出していないので品があります。



いいバランスのデザインです
最高です
続いて、ヒール側も見てみましょう。
ヒールはなんとTバック。
T字の革が縫い付けられています。
これはアメリカのサービスシューズに見られるようなディティール。
最初から薄々感じていましたが…



これはアメリカ軍のサービスシューズがモチーフなのでは‼︎
そんな推察ができます。
プレーントゥにラウンドトゥ、ヒールのTバックに履き心地を追求したという文言。
おそらくサービスシューズがモチーフです。
デザインについてはなんとなくわかりました。続いては履き心地はどうなのかについて考えていきましょう。
どんな履き心地か考察
もちろん販売されていないので、履いたことはありません。
そのため、履き心地については写真を見て想像するしかありません。なのであくまで参考程度に。
まずはアウトソールからラストの特徴を見ていきましょう。
ちなみにアウトソールはレザーソールです。
アウトソールの形状を見るとわかるのが…
- トゥがラウンドしていて幅広
- 土踏まずが少しくびれている
- 内側にカーブした内振りのラスト
このようなことがわかります。
そしてこの特徴からこれに酷似したラストが頭に思い浮かびます。
それが…
オールデンのラスト。
その中のミリタリーラストです。






どうでしょうか?
結構似ていませんか?
土踏まずのくびれはAldenのミリタリーラストの方が強い感じがします。
そしてトゥのラウンド具合と内側のカーブはNGSMが強い感じです。
私はAldenのミリタリーラストを所有しており、お気に入りのラストです。
アーチサポートがあり、フィット感と歩く時の安定感があります。そして、トゥにゆとりがあり開放的でストレスがありません。
つまり、履き心地がいいです。


次にヒール形状を見ましょう。
どうでしょうか?
結構絞り込まれている感じがします。踵を包み込むような形状になっており、フィット感が良さそうです。
日本人は踵が小さい方が多いようなので、ヒールは日本人に合わせた絞りを強めにしているのではないでしょうか。
さらに真上から見てみましょう。
真上から見ると履き口が狭まっているように見えます。
踵側でピタッと固定し、トゥ側を広げて幅広の足型にも対応しています。
万人に合うようなラストだと思います。
横から見るとこのようになっています。
履き口はしっかりと下がっており、くるぶしが当たることはないと思います。
さらに甲は高めに設計されている感じ。日本人に多い甲高に対応していると思われます。
私自身は甲高ではないので、もしかしたら羽根が閉じ切るかもしれません。
外羽根ですので、甲のフィット感はある程度調整可能です。
全体的な印象としては…



履き心地が良さそうです
実際に履いたことはないので、あくまで予想ですが、写真を見た感じではAldenのミリタリーラストに近いのではと思っています。
そうなると、個人的には…



めっちゃ欲しいです
是非とも足入れしたい革靴です。
おわりに
未だに詳細がわからないNGSM PRODUCTSの革靴はいかがだったでしょうか。
写真からだと…
- アメリカ軍のサービスシューズのようなデザイン
- Aldenのミリタリーラストに近いラスト形状
こんなイメージです。
個人的には好きな要素が詰まっており、欲しいなと思っています。
あとは価格が気になりますね。
ちなみにAldenのミリタリーラストを使ったモデルは10万円ほど。
これはアメリカブランドで関税など諸々かかった日本での販売価格。海外では7万円前後です。
NGSM PRODUCTS は日本のブランドで日本製。なので関税はかかりません。
となるとAldenほどの価格にはならないと思われます。
そしてアメリカ軍のサービスシューズをモチーフにした日本の革靴ブランドだとウィールローブというブランドがあります。
こちらは日本製で44,000円。
おそらくNGSM PRODUCTSもこのあたりの価格になるのではないでしょうか。
多分5万円前後の販売価格かと…
でも、作り込みの丁寧さを見るともっと高いかもしれません…
もしくは日本の革靴ブランドはコスパがいいものも多いので3万円前後の販売価格かも。
いずれにせよ販売価格は気になります。



あ〜欲しいな〜
詳細が出るのを首を長くして待っています。
ということで今回はこの辺で



2023年1月にサンプル靴をお借りしました
下記の記事はサンプル靴のレビュー記事です


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