『世界に誇りたい日本の革靴』BEST 7‼︎1位はあのブランド【革靴選びの参考に】

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この記事でわかること

世界に誇りたい日本の革靴ランキング

前回のランキング。

革靴好き100人が選ぶ好きな革靴ブランド」は知っているでしょうか?

知らない方や聞いたことがあるけどまだ見てない方、忘れてしまった方は前回のランキングをご覧ください。

前回のランキングでは「革靴好きが選んだ革靴ブランド」ということで世界中のブランドが選ばれました。

そして今回は「日本の革靴ランキング

国産ブランドに絞っています。

前回に引き続き、今回のランキングでも@kotetsu_okinawaさんがアンケートの実施・集計を行っています。

@kotetsu.okinawa さん

Instagramで革靴の投稿を数多くされている方。足元や靴磨きの写真など素敵な写真がいっぱいです。ストーリーズではいろいろなアンケートも実施しています。

革靴好きな方なら要チェック&フォローです。

日本の革靴ブランドということで、意外と知らないブランドも出てくるかもしれません。

ブランド紹介も交えながら、私なりの思いを書いていきます。

そして前回のランキングで第4位になった唯一の日本ブランド「スコッチグレイン」が何位に食い込んでくるのか注目です。

では早速見ていきましょう。

第7位 RAYMAR

7位はレイマー。

皆さんはレイマーをご存知でしょうか?

最近に日本の革靴ブランドの中で「コスパ最強」と注目されている革靴ブランドです。

なぜコスパが最強なのか?

理由は…

  • 製法
  • ディティール

これにこだわっていながら価格が3万円前後だからです。

 

製法は2つ「ハンドソーンウェルト製法」と「グッドイヤー製法」どちらも高級革靴で使われている製法。

イギリス靴なら6万円以上クラスの革靴に使われている製法

革には海外の有名タンナーである「アノネイ社」や「ホーウィン社」が使われています。

ホーウィン社といえばオールデンで使われているコードバンが有名ですね

そして「半カラス仕上げ」や「ヒドゥンチャネル」といったディティールも盛り込まれています。

高級ドレスシューズに使われる仕様ですね

これを知った上でもう一度価格をいうと…

3万円前後

………

思わず言葉を失ってしまうほどコスパがいいです。

なぜここまでコスパがいいのか、それはレイマーが…

「価格を抑えようとも品質は落とさない」

という理念があるからです。

3万円前後の価格でありながら、品質(製法や仕様)は高級革靴に匹敵します。これがレイマーのこだわりでもあります。

もう一つこの価格帯に収まっているのは…

中国製だからです。

皆さんは中国製と聞いてどういったイメージをお持ちでしょうか?

「品質が悪い?」とか「作りが雑?」とか。そういった印象を持っている方もいると思います。

しかし、そうではありません。私の知る限り中国製の革靴に関しては日本を含めヨーロッパの革靴作りに匹敵するような技術を有していると思います。革靴ブランドの中には中国製の品質の高さからあえて中国に工場を構えるブランドもあります。

中国製の革靴について知りたい方は下記の記事をご覧ください。

中国製の革靴ブランドを見る

レイマーの革靴を見れば中国製だからといったマイナスイメージは抱かないはずです。

むしろこの価格に抑え込まれてしまうと「他ブランドの価格は果たして適正価格なのか?」と勘繰ってしまうほどです。

第6位 Oriental shoemaker

6位はオリエンタル。

恥ずかしながら、最近まで私はこのブランドを知りませんでした

ということで、まずは簡単なブランド紹介から。

2016年に誕生した比較的新しいブランド。しかしそのバックボーンには60年間の靴造りの蓄積があります。

歴史を遡ると…

1957年に前身となる東洋製靴株式会社が設立。

1964年にはオリエンタルシューズへと社名を変更。

欧米の機械を導入し、グッドイヤー製法やマッケイ製法による靴の生産を続けました。やがて技術力が認められ、イタリアやフランスなど欧米諸国のブランドと提携。各ブランドのエッセンスを吸収し、自ブランドの靴作りのベースとなっていきました。その後も様々なブランドのOEMを手がけ、技術の幅を広げていきました。

※オリエンタルHPより

バックボーンがしっかりしているからこそ、新しいブランドといえど、その品質は確かなものがあります。

そしてオリエンタルシューズの得意とするのはドレスシューズ

イタリアやフランスなどから技術を吸収したためか、どの靴も優美さが備わっています。

そのため「日本のブランドなのか?」と思わせるフォルムです。それでいて、日本人の足型に合わせたラスト。ヨーロッパ靴が合わない方には待望の靴だと思います。

さらに製法は大きく3つ。

メインの製法は…

グッドイヤーウェルト製法

こちらの製法では…

スペリオールグレードスタンダードグレードがあります。アッパーレザーに違いがあり、インポートレザーか国産レザーかの違いになります。これによって価格は異なりますが、3万円〜5万円で購入可能です。

さらに…

ベベルドグッドイヤーグレードもあります。

こちらはグッドイヤーウェルト製法とマッケイ製法を組み合わせたもの。

ボールジョイントからつま先までの前半部分はグッドイヤー製法。ボールジョイントから踵にかけての後半部分はマッケイ製法を用いています。

これによってコバの張り出しにメリハリがつき美しいシルエットとなります。

そして、もう一つの製法が…

ハンドソーンウェルト製法です。

機械で縫うのではなく、人の手で縫う製法。機械縫いとは違ったしなやかな履き心地になります。しかしその分価格は高くなり、10万円を超えます。日本革靴の既製靴としては最高級ではないでしょうか。

そして、「元TWTGの靴磨き職人」細見さんがスタッフとして加入したのも革靴業界では話題となりました。

日本一の靴磨き職人がいる革靴ブランドです

この話題性、さらには確かなモノづくりを持っているオリエンタル。これから注目されていくブランドです。

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第5位 WHEEL ROBE

5位はウィールローブ。

靴縁別注の革靴を手掛けたことで一躍脚光を浴びたのが…

ウィールローブ

2010年にブランドが誕生し、2014年からは生産国が日本となりました。(年はウィールローブHPから引用しましたが、雑誌等では2015年となっています。どれが正しいのでしょうか?)

ウィールローブの特徴は…

アメリカ靴を彷彿とさせるフォルムです。

それもそのはず、ウィールローブの展開するLAST314は1940年代のサービスシューズをベースとしています。

その特徴はトゥがラウンドしていること。これによってぽってりとしたフォルムになりカジュアル使いもできる革靴に仕上がっています。カジュアル革靴好きの私にとっては好きなフォルム。

ちなみに私はウィールローブに1票を入れています。

実は持っていませんが…

314ラストを使ったプレーントゥは鳩目もついており、ガジュアル向き。

日本の革靴はドレス寄りのものが多く、なかなかカジュアルとして履ける(履きたい)と思えるものに出会えません。そんな方にウィールローブのプレーントゥはおすすめしたい一足です。

カジュアル革靴大好きな私も太鼓判を押すモデルです。(説得力があるかは微妙ですが…)

少し上から目線になってしまいますが、靴縁別注を手掛けたことで、一つ実績を積み上げたウィールローブ。今後の動向に注目したいです。

 

第4位 宮城興業株式会社

4位は宮城興業。

1941年創業の老舗メーカー。

カスタムメイドの革靴作りを得意としています。

宮城興業の社是の一文に「世界一の革靴作りを目指し」と言った言葉があるようです。

具体的に何を持って世界一とするのか。それは…

お客様一人一人の満足度」です。

革靴は飾るものではなく履くもの。履いてこそ革靴の本当の良さがわかります。つまり履いてこそ得られる「お客様の満足度」とは革靴の本質を示すものではないでしょうか。そこにフォーカスした宮城興業の理念に…

私は強く共感しました

そして宮城興業ではカスタムの他にいくつかのオリジナルブランドを展開しています。

その中で2009年に社名を冠したブランド…

MIYAGIKOGYO(ミヤギコウギョウ)を立ち上げました。

70年間で培った革靴作りの技術を盛り込んだこのブランドは、イギリス靴をベースに作られています。

見た目はイギリス靴のエレガントさ。作りは日本ブランド特有の丁寧さ。ドレスシューズとしては最高品質の革靴になっています。

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第3位 三陽山長

3位は三陽山長。

ブランド名からもわかるように日本靴というアイデンティティーを持った2001年誕生の革靴ブランド。

技、匠、粋といった和のコンセプトを持ち日本人の日本人による日本人のための革靴作りをしています。

靴作りをする職人さんの中には50年以上のキャリアを持つ方も少なくなく、出来上がる革靴は最高品質のものばかり。

そして靴の品質だけでなく三陽山長の特徴は…

モデル名です。

日本人の名前がつけられたモデル名は、それだけで革靴に感情移入してしまいます。

有名なモデルは…

友二郎

ゆうじろう?

いいえ。地上最強の生物「ゆうじろう」ではなく、「ともじろう」と読みます。

範馬勇次郎ではありません。バキを知らない方はすいません

範馬の血は引いていなくとも職人の血と汗の結晶は染み込んでいるのではないでしょうか。

デザインはTHE革靴であるストレートチップ。シンプルゆえにラストや素材感が際立ちます。

木型は小振りなヒールカップ、絞り込んだ土踏まず、低く抑えた二の甲によるしっかりとしたホールド感が特長のラウンドトゥR2010を採用。このラストは設立10周年を記念してR201をアップデートさせたもの。

ビジネスマンの足元を格上げしてくれるモデルです。

また、三陽山長では本格革靴の他、ドレスシューズとスニーカーを組み合わせたハイブリッドシューズも展開しています。現在のニーズに応えて様々な種類の靴を展開しているのも三陽山長の特徴。

今後もどんな名前のモデルが作られるのか楽しみです。

第2位 SCOTCH GRAIN

2位はスコッチグレイン。

ついに来ました

革靴好きが選んだ革靴ランキング」で4位になった唯一の日本ブランド。2位にランクインしました。

ドレスシューズが得意なブランド。ビジネスマンからの票が多かったのではないでしょうか。

スコッチグレインは3つのこだわりを掲げています。

それが…

素材・ラスト・製法

社長自らが世界屈指のタンナーから買い付けた極上の革。

日本人の足型にフィットするラスト。

修理を繰り返しながら長く履けるグッドイヤーウェルト製法。

この3つにこだわりながら、3万円ほどから購入可能。このコスパの良さからも多くの方に愛されています。

手に入れやすい価格から入門靴として紹介されることも多いですが、革靴好きな方でも満足できるモノに仕上がっています。

アウトレットでも店舗を出店しているため、さらにお求め安い革靴も購入可能です。手に取りやすく、品質が高い。

ユーザーからの満足度が高いブランドとして2位ランクインされたのではないでしょうか。

第1位 REGAL

1位はリーガル。

おめでとうございます

やはりリーガルが1位でした。

日本の革靴ブランドの中で、知名度でいったらナンバーワン。

ビジネスシューズの最初の1足として選ばれた方も多いのではないでしょうか。

私も最初の1足はリーガル

1万円台から購入できる革靴は多くのビジネスマンの足元を支えています。また、ゴアテックスを採用した完全防水シューズを展開するなど機能面に特化したモデルもあります。

もちろん、グッドイヤーウェルト製法を使った本格革靴も展開しています。

さらにREGAL TOKYOではパターンオーダーによる「工房職人の九分仕立て」もあります。革靴作りの9割が手作業で行われることから九分仕立て。こんなこだわった革靴もリーガルから購入することができます。

1万円台から15万円を超えるビスポークシューズまで幅広いランナップを展開するリーガル。

この豊富なラインナップこそがリーガルの魅力。

多くの方に知られ、愛され、今回のランキングで1位となったに違いありません。

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まとめ

日本の革靴ランキングはいかがだったでしょうか?

予想通りだった。

予想と違っていた。

こんなブランドあったんだ。

などなどいろいろな意見があると思います。

今回は私自身もあまり知らないブランドがあったため、ブランド紹介が多めとなっています。それに加えて、私の考えも盛り込んでいます。

「へぇ〜そうなんだ」「私はこう思う」「このブランドいいな」などなど、いろいろと考えながらランキングを見るのも面白いと思います。

そして、このランキングを見ると日本の革靴の特徴が見えてきます。

それは…

日本靴は全体的にドレスシューズが多いことです。

やはりビジネスシーンで履かれる方が多いからだと思います。それがランキングにも反映され、ドレスシューズを得意とするブランドばかりでした。

もちろん「革靴=フォーマル」という図式があるので当たり前と言えば当たり前ではありますが…

海外ブランドもドレスシューズが多いですしね

ですが、日本のモノづくりに対する姿勢とドレスシューズの相性がいいと感じました。

日本の靴職人による丁寧な作り込みと技術は、ドレスシューズにを与えてくれます。そんな革靴を履けば自然と背筋も伸び、自分自身の格上げにも繋がり、そして自信を持って仕事にも取り組むことができます。

日本の経済を下支えしているのは、もしかした日本の革靴なのかもしれません。

話が飛躍してしまいました…

今回ランキングに入っていない日本ブランドもたくさんあります。他の日本ブランドを知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

日本の革靴ブランドをもっと知る

最後に

今回のランキンングは@kotetsu_okinawaさんが実施したアンケートに基づいたものです。これからも面白いアンケートや企画があると思いますので是非フォローをすることおすすめします。

ということで今回はこの辺で。

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