今回は私が所有する革靴をいろんなランキングをもとに紹介していきます。
普通のランキングではつまらないので、「どうでもいい革靴ランキング」と題しまして、紹介していきます。もしかしたら、もしかしなくても、なんの参考にもならないと思いますが、楽しんでみていってください。
ではいってみよう。

目次
短距離走で履きたい革靴ランキング
短距離走は瞬発力が必要。クッション性よりも路面をダイレクトに感じ、踏み込んでいける靴がいいです。さらにソールの屈曲性に優れ、地面を蹴って走れるかも重要です。
そんな革靴はあるのか?
ランキングを見ていきましょう。
1位 Alden D7507f
1位に選んだのはAlden D7507f。
この靴は…

そうなんです。とにかく柔らかい。
アッパーはアンラインドのコードバン。そしてソールにはフレキシブルに曲がることで知られているオイルがたっぷり含まれたウォーターロックソール。
アンラインドのコードバンはふにゃふにゃ。硬さは微塵も感じません。履いた時にも足の形にフィットしてくれます。ストレスフリーな履き心地。
さらにソールはグニャグニャ曲がるウォーターロックソール。シングルソールでもあるため、その屈曲性は所有する革靴の中でナンバーワン。
この2つが組み合わされることで、スプリンター仕様の革靴に仕上がっています。
またラストは細身で、足型にフィットしてくます。これも靴の中で足が安定し余計なロスを与えないことに一役買っています。

【関連記事】【革靴紹介】Alden D7507F Review:トロトロの履き心地。アンラインド仕様のキャップトゥコードバン。
2位 Alden 53710f
2位に選んだのはAlden 53710f。
こちらもソールにはウォーターロックソールが使われています。そのため、屈曲性に優れ地面を蹴って走ることができます。
さらにアッパーにはしなやかなカーフが使われています。走り込むことで、自分の足型にフィットしてくれるため、長く愛用したい方向きです。
さらにラストは幅広のため、日本人の足型にも問題なくフィットします。万人受けするラストのため、多くの方に愛用していただける一足に仕上がっています。
【関連記事】【革靴紹介】Alden 53710F Review:ミリタリーラストのプレーントゥ。
3位 Alden 5344
3位に選んだのはAlden 5344。
こちらはソールに通常のシングルソールが使われています。ウォーターロックソールよりも屈曲性は劣りますが、少し弾力性があるので、曲げ伸ばしの反発を利用して走ることができます。
アッパーにはシボ革が使われており、耐久性も高いです。
ラストはモディファイドラストといい、土踏まずにアーチサポートのあるラスト。これによって正しい姿勢、走り方に矯正することができます。
初心者から少しステップアップするための靴としておすすめです。
【関連記事】【革靴紹介】Alden 5344 Review:アルパインカーフのモディファイドラスト。
長距離走で履きたい革靴ランキング
長距離で必要なのは適度なクッション性と安定感。そして、路面状況も変わっていくため、それに対応したソールの選定も重要になってきます。
短距離とは違った靴が求められます。
1位 Church’s Shannon
1位に選んだのはチャーチのシャノン。
007でジェームズボンドが履いていた靴としても有名です。
シャノンのソールは、ダブルレザーソール。ソールを2枚重ねにしたもの。これによって耐久性とクッション性が向上しています。最初は硬さがあるのが難点ですが、オイルやクリームで馴染ませて履いていけば屈曲性も出てきます。
また、私の所有するシャノンはコードバンですが、通常のアッパーはポリッシュドバインダーカーフ。耐水性に優れた素材。これによって突然の雨でも靴内部が濡れることを防ぎ、快適に走ることができます。
イギリス靴の確かなモノづくりも加わり。名実ともに最高の一足です。
【関連記事】【革靴紹介】Church’s Shannon Review:コードバンのシャノン。そうコードバン。大事なので2回言いました。
2位 Paraboot Avignon
2位に選んだのはパラブーツのアヴィニョン。
パラブーツは機能性に優れたラバーソールを使っているのが特徴。クッション性、防水性、防滑性に優れた最高のソール。
アヴィニョンのソールはクッション性もありながら、ソールを少し薄くし屈曲性にも優れています。長距離を走る際にバランスの取れたソールと言えます。
またラバーソールということもあり、路面状況が変わっても、さほど影響はありません。海外レースなど、路面のコンディションが読めない時でも安心して履くことができます。
まさに万能型。初心者からプロまで幅広い方に支持されるはずです。
【関連記事】【革靴紹介】Paraboot Avignon Review:パラブーツだけどシャンボードじゃないよアヴィニョンだよ。名前だけでも覚えていってください。
3位 Allen Edmonds MacNeil
3位に選んだのはアレンエドモンズ。
アレンエドモンズの特徴は金属シャンクが入っていないところ。これによって履き心地が良くなっています。
シャンクがないからといってグニャグニャ曲がるわけではなく、適度な弾力性を保ちつつ曲がってくれます。長距離を走る際は、この弾力による反発を使いながら快適に走れるはずです。
土踏まずにもアーチサポートが適度にあり、疲れにくくもなっています。コンフォータブルな靴ですので初心者、中級者に選んで欲しい一足です。
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登山で履きたい革靴ランキング
登山で使うなら必要な機能があります。
それは防水性と堅牢性。
生死に関わる状況下になるかもしれないのでこれは必須の機能。さて私の所有する靴の中にそんなものは存在するのでしょうか。
1位 Danner Mountain light
1位に選んだのはダナーのマウンテンライト

ずるいと言われても気にしません。革の靴、革靴ですから。
マウンテンライトという名前からもわかるように登山靴です。ファッションとしても良く履かれますが、機能は本格登山靴。元アウトドアショップスタッフが言うのですから間違いありません。
ゴアテックスの防水性。ビブラムソールの耐久性。レザーアッパーによるフィット感。日帰り登山はもちろん縦走にも耐え得るようなスペックです。
ミドルカットで足首周りもサポートされます。ソールは硬すぎず歩行性は抜群です。アイゼンをつける場合は柔らかすぎることもありおすすめできません。
ガチ登山で、本当に使って頂いて大丈夫です。
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2位 Paraboot Chambord
2位に選んだのはパラブーツのシャンボード。

パラブーツは登山靴も手がけているブランド。現行ラインナップにも登山靴があります。
パラブーツもそんな登山靴をルーツに持つようなスペックです。
ソールはパラブーツ独身のテックスソール。厚みがありクッション性にも優れています。登山靴はソールの硬さがネックでもありますが、パラブーツならクッション性があります。しかし、安定感に欠ける感じがあるので、軽登山におすすめ。
製法はノルヴェージャン製法。ガチの登山靴で使われる製法です。ウェルトからの方水の侵入を防ぐような製法で防水性に優れています。
レザーアッパーはリスレザー。オイルが含まれた革で耐水性があります。完全防水性ではないですが、軽登山では十分なスペックです。
ローカットということもあり、岩場の多いところには向きませんが、1000m以下の比較的登山道が整備された山なら問題なく使えます。
実際に試す際は自己責任で。
【関連記事】【革靴紹介】Paraboot Chambord Review:パラブーツの定番シャンボードを紹介。
3位 Tricker’s Woodstock
3位に選んだのはトリッカーズのウッドストック。

トリッカーズといえば、アウトドアを楽しむためのカントリーブーツを作っていることでも有名なブランド。そのため、トリッカーズのどの靴も堅牢性に優れています。
ウッドストックはそんなカントリーブーツのラストを使ったモデル。厚手の靴下を履いてちょうどよくなるフィッテングはさながら登山靴のようです。
厚みのある革も耐久性がよく、雨の侵入もある程度防げます。さらにソールはダブルソール。ダイナイトソールと組み合わせることで耐久性にも優れています。ストームウェルトにもなっているため、耐水性もあります。

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武器に使えそうな革靴ランキング
この世の中何が起きるかわかりません。突然戦いに巻き込まれた時に、自分の身を守らなければなりません。そんな時に身につけているものといえば靴。
そんな靴が果たして武器として使えるのかランキングで見てみましょう。
1位 JOHN LOBB Chambord
1位に選んだのはジョンロブのシャンボード。
なぜこれが武器に使えるのかそれはソールの硬さです。ジョンロブのレザーソールは硬さがあるため、手に持って殴ることが可能です。
さらにはつま先がシャープなのでトゥキックで相手の脛を狙うと効果的です。トゥにスチールをつけるとその威力は倍増します。
まさに、キングオブレザーシューズです。

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2位 Padrone
2位に選んだのはパドローネ。
実はソールがコルクソール。歩くとコツコツと音が鳴るくらい硬さがあります。おすすめは手に持って殴るスタイル。
ソール全体がコルクなので防御としても使うことができます。攻防一体、便利な武器となるはずです。
また、価格も高すぎないので補充する際にもコスパがいいです。
【関連記事】【革靴紹介】PADRONE Review :イタリア語で「雇い主」を意味するパドローネ。※日本のブランドです。
3位 Alden A9203
3位に選んだのはオールデンのローファー。
これは殺傷能力はさほどありませんが、瞬時に武器かできる点で選びました。ローファーのため、履いた状態から瞬時に手に持つことができます。そして、相手を攻撃した後は靴を履き逃げることも可能。
着脱の容易さ、これが3位になった決め手です。
また色がバーガンディということもあり、返り血を浴びたとしても目立ちにくいです。逃げた後も何食わぬ顔で街を歩くことができます。
どちらかといえば、プロ向きの靴です。

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美味しそうな革靴ランキング
革靴は、皮からできています。つまり動物の皮。食べようと思えば食べれそう。
もし、非常事態が起きた時、革靴を食べなければいけない。そんな時に食べれそう、そして美味しそうな革靴をランキングにしてみましょう。
1位 FEIT
1位に選んだのはFEIT。
なぜこれを選んだのか?
それは、ベジタブルタンニンレザーだからです。FEITは素材にもこだわったモノづくりをしています。そのため、自然由来の天然素材を主に使います。革もそうで、ベジタブルタンニンなめしといい、天然素材を使って革を鞣しています。
そのため、人体の影響が最も少ないと考えました。煮込みか焼きか。どちらでもいけそうです。
まじで食べれそうな気がしてきました。
【関連記事】【革靴紹介】FEIT Review:見た目はスニーカー。作りは本格的な革靴。その名もFEIT。
2位 JOHN LOBB Chambord
2位に選んだのはジョンロブのシャンボード。
ジョンロブはエルメス傘下のブランド。ということで使われている革は世界でも一級品。
トップオブトップの革、否、皮が使われているとあれば食べてみたくなるのが革靴好きというもの。

既製靴のジョンロブはパリのため、フランス料理にして上品に食べるのがいいと思います。ジョンロブのコース料理として贅沢に楽しみましょう。
【関連記事】【革靴紹介】JOHN LOBB Chambord Review :シャンボードだけどジョンロブだよ。ジョンロブだけどシャンボードがあるんだよ。
3位 Alden コードバン
3位に選んだのはオールデンのコードバン。
ここではモデルではなくコードバンの革に注目です。革靴の革といえば牛革が一般的ですが、コードバンは馬の臀部の革。
馬
ということは馬肉。
ということは馬刺し。
という安易な発想で選びました。美しい光沢を放っているコードバン。そのまま馬刺しのように生で食べるのをおすすめしますが、食べる際は自己責任でお願いします。
【関連記事】【革靴ブランド解説】さくっとAlden紹介。これを読めばAldenの特徴がだいたいわかる。
無人島に一つだけ持っていくならランキング
もし無人島に一つだけ持っていくなら。よく聞くランキングではありますが、実際に考えると悩ましい。
何を基準で持っていくのか?
好み?実用性?
私のランキングを見ていきましょう。
1位 Alden 63088
1位に選んだのはオールデンのVチップコードバン。
これを選んだ理由は好みと実用性。
初めて買ったオールデンかつ高級革靴。そのため、愛着は他の靴よりもあります。コードバンということで雨に弱いというデメリットがありますが、それは染みや光沢が失われたりするから言われていること。
実際コードバンは耐久性に優れた素材です。そのため長く履ける実用性も備えています。
さらには履き心地もいい。オールデンのラストは全体的に履き心地がいいですが、この63088もその一つ。トゥルーフレアラストという珍しいラストですが、履いた時にストレスを感じない素晴らしいラスト。履き慣れたこともあって、履き心地はいいです。
やはり無人島に持っていくなら、慣れた靴っていうのも重要ですね。
【関連記事】【革靴紹介】Alden63088 review:香港で買った初オールデン。54321とは違ったVチップ。
2位 Tricker’s Woodstock
2位に選んだのはトリッカーズのウッドストック。
これは完全に実用性で選びました。
トリッカーズといえば堅牢性。壊れにくいというのは無人島生活で重要です。
また経年変化も楽しめるため、無人島生活の楽しみとしてトリッカーズを育てるというもいいかもしれません。自分の子供のように。
【関連記事】【革靴エイジングレポート】1年経過したトリッカーズウッドストック。経年変化と履き心地の変化を見る。
3位 Iron boots
3位に選んだのはアイアンブーツ。
中国の職人がハンドメイドで作ったこだわりのブーツ。やはり無人島はアウトドア生活。どんな状況にも対応できるにはブーツがあると安心感があります。
特に足首周りを守ってくれるため、ジャングルなどを歩く際は怪我の予防にもなります。
無人島生活の心強い相棒になってくれるはずです。
【関連記事】【革靴紹介】Iron Boots first impression:アイアンブーツFLT開封の儀。中国製のブーツ。これは禁断の扉かも…
まとめ
それぞれのランキングはいかがだったでしょうか。
正直、革靴選びの参考にはならないようなランキングばかり。もしかした、少し参考になったものもあったかもしれませんが…
くだらないランキングを結構まじめに書いてみました。
ただただ楽しんでいただければ幸いです。
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革靴選びの参考になるランキングは下記にあります。よかったらご覧ください。
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ということで今回はこの辺で