【ジーンズ】中国のジーンズブランドが気になる。「OVERCOMER」を調べてみた。

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はじめに

日本のジーンズといえば今や世界に誇れるものです。日本国内にとどまらず世界各国で求められています。

特にレプリカジーンズのクオリティは高く、本家のリーバイスを超えているのではないかと思うこともあります。また、日本のデニム生地は超有名ハイブランドで使われていたりします。

ですが、今回は日本のジーンズについてではありません。

今回の主役は…

中国のジーンズブランドです。

つまり中国製のジーンズです。

中国製と聞くとどことなくチープなイメージを持ちますが、今回紹介するブランドはそんなチープさを感じません。日本人がジーンズに対して熱い思いで作ってるのと同じで、中国人が熱い気持ちでジーンズ作りをしたブランドです。

ということで早速みていきましょう。

この記事でわかること

中国のジーンズブランド

今回紹介するのは…

OVERCOMER

というブランドです。

中国のジーンズブランドで中国製になります。

私は現在中国在住で、中国人の友人にこのブランドを教えてもらいました。まだ購入はしていませんが、今回はこのブランドがどう言ったものなのか調べたので紹介します。

OVERCOMER

OVERCOMERのジーンズはLevi’sの1975年ごろのモデルを参考に作られています。

つまり1973年〜80年頃に作られていた66モデルが基となっています。これをアジア人にフィットするように調整しています。日本でいうところのリゾルトに近い感じがします。

66モデルは前期と後期に分かれます。OVERCOMERでも前期後期モデルの2つを展開しています。

前期と後期の違いはバックポケットがシングルステッチかダブルステッチかの違いです。前期がシングルステッチ。後期がチェーンステッチとなります。

OVERCOMERのモデルでは

051SS(SS:シングルステッチ)

051DS(DS:チェーンステッチのダブルステッチ)

が代表的なジーンズの2型です。詳細については後で紹介します。

そして、生地はアメリカのコットンを使った14ozのデニム生地になります。金具にはYKKのものを使っています。

ではそれぞれのモデルの詳細を見ていきましょう。

051SS:66前期型モデル

こちらは66前期型をベースにした051SSというモデルです。

シルエットとしてはアジア人向けにモディファイドされており、テーパードのかかった少し細身のシルエットです。

ボタンフライ仕様です。

ポケットの端にはリベットがつき、裏にはオリジナルロゴが刻印されています。

デニム生地はセルビッチを使用し赤耳です。また裾はUNION SPECISALで仕上げられています。

パッチは紙パッチとなります。

各種ディティールはこのようになります。

閂止めや隠しリベットを避けるようなバックポケットのステッチワークなどこだわりを感じます。

履いた時のシルエットは以下のようになります。

写真を見る限り少し細身のジーンズです。

雰囲気で言うとリゾルト710やオアスロウの107に似たものを感じます。

そして、こちらの価格は…

588元

約9,000円となります。

日本ブランドのレプリカジーンズですと約2万円が相場ですので、その半額で買えるのはいいですね。

また、こちらはワンウォッシュのみの展開となっています。

詳細なサイズは以下をご覧ください。

051DS:66後期モデル

こちらは66後期モデルをベースに作られた051DSです。

先ほどの051SSと比べると若干太く、野暮ったさを感じます。

051DSのDSはダブルステッチのことを言い、バックポケットのダブルステッチがチェーンステッチになっています。

このディティールが66モデルの後期に見られる仕様です。細かいところですね。

フロントは先ほどの051SSモデルと比べても大きな違いは見受けられません。

バックには紙パッチがついており、こちらも先ほどのモデルと同様です。

フロントポケットの端にはリベットがついています。

また、セルビッチデニムを使っており、赤耳になっています。裾はUNION SPECIALで仕上げられています。

051DSも051SS同様にボタンフライ仕様になっています。

ディティールでいうとほぼ違いがありません。バックポケットのステッチがシングルかチェーンステッチかの違いです。

ですがシルエットに少し違いがあるのでみてみましょう。

051DSは少しゆとりがあり野暮ったさがあります。

アメカジスタイルに合いそうなジーンズです。写真のようにボリュームのある革靴やブーツなどと合わせるかっこいいと思います。

リゾルト711やオアスロウ105のような雰囲気です。

そして価格は…

688元

約10,600円です。

先ほどの051SSに比べると1600円ほど高くなっています。それども1万円ちょっとで買えるのはいいですね。

こちらのモデルはワンウォッシュリジットから選ぶことができます。値段は変わらないので、好みの方を選ぶことができます。

詳細なサイズは以下をご覧ください。

買いか否か

皆さんはこのブランドのジーンズをどう思いましたか?

買いますか?買いませんか?

個人的には

「買い」です。

というより買ってみたいという好奇心があります。

ジーンズは好きで何本か持っていますが、やはりジーンズは消耗品って感じがします。日本ブランドのジーンズだと1本2万円ほど。色が落ちてきたら、新しいのが欲しくなって次から次へ買っていまします。そうすると2万円って少し高い気もします。その分、ディティールにこだわっているので満足はしていますが…

そのため、もう少しお手頃なジーンズが欲しくなってきます。お手頃と言っても、こだわりを持って作ったジーンズが欲しいものです。

そんな中で今回紹介したOVERCOMERは本当にちょうどいい価格でこだわりを感じるブランドです。

個人的には051DSモデルが欲しいです。

ということで買いました。詳細は以下の記事で

あわせて読みたい
【ジーンズ】OVERCOMER 051DS レビュー:中国発のジーンズブランド。リーバイスの66モデルをベースにし... はじめに 皆さんはジーンズが好きですか? ジーンズにこだわりがありますか? ジーンズは多くの人に着用されているカジュアルウェアの代表格です。低価格で手に入るジー...

細身のリゾルト710とオアスロウ107を所有しており、今の気分的には太めの野暮ったいジーンズが欲しいからです。所有しているジーンズは色落ちもだいぶ進んできたので、ここら辺で新しいジーンズを育ててみたい気分でもあります。

まとめ

中国ブランドのジーンズはいかがだったでしょうか。

まだ購入しておらず、実物を見ていないので販売ページの写真だけでの紹介となりました。

実際に購入したら再度レビューします。買うかはまだ未定ですが。

中国製と聞くと粗悪品のイメージがまだ根強い感じがします。ですが、もっとしっかり目を向けるとこう言ったこだわりを持ったブランドを見つけることができます。他にもいくつか気になっているブランドはあります。機会があれば紹介します。

ということで今回はこの辺で

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 前に、overcomerのジーンズについて質問したものです。
    レビューを見させていただいたのですが、もののクオリティーと価格を比較したときにどう感じられましたか?
    あと、リゾルトとサイズ感の比較を見させていだきました。ものとして比較したときはどう感じますか?
    中国のジーンズに興味があり、他の分野では既に中国は日本に優ってきています。ジーンズについては、どうなのか気になりました。
    redcloudなど、日本と変わらないクオリティーで細かく作り込んでいそうです。
    ご返答、宜しくお願い致します。

    • コメントありがとうございます。

      overcomerの価格帯はユニクロとレプリカジーンズの中間くらいの価格。
      この価格帯で見れば、ユニクロよりもモノとしてストーリー性を感じられるため、満足度は高いです。

      また、2万円台のレプリカジーンズと比較しても、そこまで見劣りする感じはありません。

      気になる点としてはデニム生地の違いです。

      リゾルトの生地はパリッとした感じ。オアスロウはザラッとした感じ。
      overcomerはフワッとした感じがあります。ワンウォッシュでの販売ということもあるかと思いますが、生地が結構柔らかめに感じます。

      その点で、修行するようにバキバキに育てたい方には「ちょっと…」と思うかもしれません。

      こだわりのあるジーンズが欲しいけど、割りと楽に穿いていきたい方におすすめかと思います。

      1万円という価格で、overcomerのジーンズを見たら、「いらない」と思うよりかは「欲しい」と思います。私としてはクオリティーに満足しています。あとは生地感の好みによって評価が変わるかなといった感じです。

      p.s
      中国というとコピー品のようなイメージが先行しますが、最近は中国オリジナルブランドも多く展開されています。
      ジーンズでいえば、overcomerやredcloud。
      特にredcloudの価格帯は、日本のレプリカジーンズに近いです。中国のオリジナルブランドでいえば結構高価格帯です。それでも、日本のブランドと同じ価格帯にしているのはクオリティに対する自信の表れのように感じます。

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