はじめに
自己紹介
中国の広州在住のthe_old_riverです。
今回は中国の生活について書いていきます。
すでに中国在住の方やこれから中国住む方、住んでみたい方の参考になればと思います。
目次
中国のイメージって何?
皆さんの中国のイメージはなんでしょうか?
私も中国へ行く前には、ある程度のイメージがありました。
例えば、
- 中華料理
- 人が多い
- 道が汚い
- メイドインチャイナ
- 偽物ブランド
- マナーが悪い
- 社会主義
- ネットの制限
などなど。中国に対してマイナスイメージがありました。
皆さんはどうでしょうか?
中国に行ったことのない日本人にとっては、こんなイメージが先行するように思います。
しかし、中国に住むとこれらのイメージ通りのこともあればイメージが払拭されることもあり、さらに「えっこんなんなんだ」と驚くこともありました。
その経験談を書いていきます。
中国っていいね。
まずは、中国のいいところを書いていきます。
中国生活の必需品は何と言っても「スマホ」です。
これがあればなんでもできると言っても過言ではありません。
まずはスマホでできることを見てみましょう。
スマホがあればなんでもできる⁉︎
スマホ決済
日本でも前から「おサイフケータイ」がありましたが、あまり普及しているイメージはありません。
最近では「スマホ決済アプリ」が普及しつつあるみたいですね。
中国では「スマホ決済」が当たり前です。
スマホ決済が当たり前です。

大きく分けて2つのアプリで決済することができます。

Alipay (アリペイ)とWeChatペイです。
どちらもQRコードを使った支払い方です。
支払い方は2種類あり、
- 自分のQRコードをスキャンして支払う
- 相手のQRコードをスキャンして支払うです
基本的にレジのあるデパート、スーパー、コンビニなどでは自分のQRコードをスキャンしてもらい支払います。
個人商店や小さなレストラン、市場などではレジがなく、QRコードのカードがあります。そちらをスキャンして払うことができます。注意点としては、自分で支払う金額を入力することです。
現金を探して支払うという煩わしさから解放されてスムーズに支払うことができます。
また、中国語ができなくてもQRコードを見せるだけで支払えるのは単純に便利です。
アリペイ・WeChatペイの登録方法
基本的には中国の銀行カードを持つ人が対象となっています。
中国の銀行カードがありましたら、カード登録画面から簡単に登録できます。
クレジットカードも登録できるようですが、私は登録してません。
スマホ決済ができるところ
スマホ決済ができるところを紹介するよりも、できない方を紹介した方が早いです。
それぐらいスマホ決済は普及しています。
ということで、スマホ決済ができない場所(私の経験談)は…
「日本領事館で書類を発行した時の発行料」
以上です。
はい。これだけです。
基本的にスマホ決済です。中国に来てから財布を持たなくなりました。そして、スマホが手放せなくなりました。
出前アプリが超便利
日本ではUberEats(ウーバーイーツ)が普及していますか?
私は利用したことがありませんが…
中国では

こちらのアプリを使うと簡単に出前を頼むことができます。出前をする前には自宅の住所か職場の住所を登録します。
決済はスマホです。

このようなホーム画面から、自分の好きなものを選択します。
※自分がいる近くのお店が出ます。

ちなみにすき家があります。安く日本食を食べたい場合は利用します。
普通の牛丼なら13元(200円)〜
やっ安い
海外で安く日本食が食べれるのは魅力的です。
配達料は距離にもよりますが、無料〜10元くらいでしょうか。私はだいたい5元(80円)くらいです。
配達には最低料金があります。こちらのすき家の場合ですと、右下にある20元です。20元以上頼まなければ配達してくれません。つまり、安いお店を見つけてもひとつだけの注文だと配達までの料金に達さず、追加注文して思ったより高くなることがあります。
コーヒーが飲みたい時は…
コーヒーを飲みたい時、よく使うアプリこちらの

Luckin Coffeeです。
便利なのは、スマホ注文→スマホ決済→受け取りというスピーディーな流れです。
スマホから近くの店舗を探し、注文します。その場でスマホで決済します。
その後、数分経つと「コーヒーができました」とメッセージが来ます。
アプリからQRコードを店舗で見せると、コーヒーを受け取ることができます。
めっちゃ便利。
職場の近くにluckin coffeeがあるので、地下鉄を降りたらスマホから注文し、歩いてる内にできあがり、店舗で受け取って職場まで行くという流れです。
気になるお値段は…
こんな感じ。
よく注文するカフェラテは13元(200円)。そして、常に割引きしてます。いつ終わるのかわかりません。
さらに、毎回割引きクーポンがもらえます。半額クーポンもよくありますので、割引されてない、ジュース系に使っています。
スマホでなんでも買える
ネットショッピングも充実してます。
私がよく使うのは…


この2つです。他にもありますが、私の欲しいものはこの2つのアプリが充実してます。
タオバオは楽天やAmazonのような感じ。
闲鱼はメルカリやラクマのような感じです。
これらのアプリを使って買った商品がこちら
【中国】中国で革靴を買ってみた。中国にだってフリマアプリがあるんだよ。
基本的にはなんでもあります。
ちなみに受け取り方法は
- 自宅下の宅配ボックス
- マンションの管理人室
- 近くの宅配業者の支店
- 職場
です。
中国では玄関まで荷物を運んできてくれません。そのため、どこかに置いてもらいます。私のマンションの下には宅配ボックスがいくつかあり、配達完了するとパスワード付きのメッセージが来ます。そのパスワードを宅配ボックスに入力すると荷物を受け取れます。
他には宅配業者の支店に置いてもらいます。そちらでは日本の郵便局受け取りのようなもので、配達番号を見せると荷物を受け取れます。
マンション下に荷物置き場のようなところがあり、大きい荷物などはそこに置いてもらいます。誰でも入れる場所なのでセキュリティが心配ですが、幸い盗まれたことは今のところありません。
また、職場受け取りもできます。仕事で使うものなどは職場受け取りの方が便利です。中国はみんな当たり前のようにやっていますので、私的なものでも遠慮なく受け取れます。
スマホで自転車が借りられる
広州ではレンタル自転車、シェア自転車が多くあります。日本でもサービスが始まっていると思います。

オレンジや黄色、水色、緑などいろんなシェア自転車があります。写真の自転車はきれいですが、実際はもっと汚いです。最近はきれいな自転車も導入されています。
アリペイやWeChatから自転車についているQRコードを読み取りお金を支払うと鍵が開き乗れるようになります。数元くらいですのでとても安いです。
レストランでスマホ注文
全てのレストランではありませんが、レストランの中でスマホ注文ができます。
席に座るとQRコードがテーブルにありますので、そちらをスキャンします。すると料理のメニュー画面になります。好きな料理を選択しスマホで支払います。数分待つと店員さんが料理を持ってきてくれます。食べ終われば、帰るだけです。
中国語ができない場所は、話す必要がないのでめっちゃ便利です。
スマホで電話ができる⁉︎
なんとスマホで電話ができるんです。

当たり前だ‼︎
ここまでくると、スマホってなんだろうと再確認したくなり書いてみました笑
中国でスマホを使うとこんなに便利なんです。
スマホでできることに関しては日本より進んでいる感じがします。
交通機関が便利で安い
地下鉄最高
広州は中国第三の都市と呼ばれるほどの都会です。
そのため、交通機関が充実しています。
私の主な交通手段は地下鉄です。

こんな感じで多くの路線と駅があります。めちゃくちゃ便利です。
そして、安いです。
例えば、空港から広州の中心部の体育西路まで…
8元(125円)です。所要時間は45分ほど。


日本で125円払って行けるのは…
隣の駅くらいですかね?
それを考えるとめっちゃ安いです。
乗り方は簡単で、切符(緑色のコインみたいなもの)を買うか、Suicaのようなカードを買い、それにお金をチャージして乗ります。スマホのアプリからも乗れます。
カードは15回以上使うと割引きがあります。通勤で使う場合はカードを使った方が割安です。毎月1日に回数はリセットされます。
毎日往復で使うので、1週間くらい使うと割引きが始まる感じです。
ちなみに私のカードはゾロです笑

ちなみに、地下鉄に時刻表はありません。「次の電車が何分後に来ます」という案内板があるだけです。基本的には5分以内に次の電車が来ます。利用客の多い路線・時間帯では、その間隔が短いです。
地下鉄の嫌なところも少しあり、人が多いことです。路線によって人の数は変わりますが、通勤・通学の時間帯は地下鉄への入場規制があるほどです。
体育西路駅はその代表格で地獄と呼ばれるます(体育と地獄の発音が似ているためです笑)中国で1番利用客が多い駅のようです。
また、座席がツルツルしてます。隣に人がいないと滑ります。まぁこれは我慢です。
バスもいい感じ
バスも便利です。
でも、いつくるかわからない不安感はあります。地下鉄と同じで時刻表がなくいつくるかわかりません。何分間隔で来ますという案内があるだけです。
バスのいいところはなんといっても料金の安さ。あまり乗りませんが確か1〜2元くらいです。
乗り方は、地下鉄のカードを乗るときにピッとスキャンします。それだけです。どこまでいっても一律料金です。もちろんスマホでも払えます。
中国のちょっと嫌なところ
次に中国で不便と感じたことや嫌だと思ったことを書いていきます。
やっぱり言葉の壁
私は中国語がほぼできません。
英語はまぁまぁできますが。
話せなくても、スマホが有れば生活用品を買ったり、レストランで食べたりなど生活で困ることはほとんどありません。
が、たまに、不意に、話しかけられることがあります。知らない人に道を聞かれたりもします(基本無視します。すいません。)
スーパーで袋いりますか?とかメンバーカードありますか?なども聞かれます。スマホの決済画面を見せれば、あっちも空気を読んでか、すぐに支払いに移ってくれますが、たまに「要るか要らないか」を答えないと次に進んでくれない人がいます。(正直めんどくさいです)
ということで、言葉の壁がちょっとあります。
店員さんの態度
まぁもう慣れましたが、日本人から見ると店員さんの態度は良くない印象があります。
例えば
- 接客中にスマホをいじってる
- 人が来ないとスマホいじってる
- 店内で食事している(レジで食べてる)
- 何も言わずに料理を置く
などなど。最初は気になってましたが、もう慣れました笑
お店が…ない
これに関しては趣味のようなものですが…
私が好きなモノが売っている場所が極端に少ないです。特に革靴…
こちらの記事でも紹介しています。
【中国】広州の革靴事情 part.1
【中国】広州の革靴事情 part.2
休みの日は家にいてもつまらないので出掛けますが行くお店が無いのです。
一応あるにはあるのですが、もう飽きました…
【中国】広州でお買い物をしたいんですけど…
もう少し面白いショップが増えてくれるといいなぁ〜
ネットが…
聞いたことがあるかと思いますが、中国はネットの規制がすごいです。
日本人がよく使うアプリは総じて使えません。
- LINE
- YouTube
など。
じゃどうしているのかと言うと、VPNを使います。中国のネットから直接海外サイトにアクセスすると規制されているため見れません。そのため、VPNを使って他国のネットを介して海外サイトにアクセスしなければなりません。
非常にめんどくさいです。
そして、ネットのスピードが遅くなります。
今この記事を書いている時もVPNがなければ、アクセスすることができません。
マナーが悪い⁉︎
これは微妙な問題です。
マナーが悪いのか。
それとも、マナーを知らないのか。
そして、文化の違い。
これらが合わさっているように思います。日本人ならこうするけど…と思うこともありますが、それは私が日本人だからです。中国人にとっては普通のことかもしれません。
気になるのは電車です
電車の乗り降りの際に、
降りる人が先
乗る人が後
というのは日本では当たり前です。
しかし、中国では我先に乗り込もうとする人も多いです。特に年配の方。
若い人の方が降りる人を待ってから乗る人が多いです。これはマナーを知っているか知らないかの問題だと思います。
次にタバコの問題。
日本に比べ喫煙者が多いように思います。歩きタバコも多いですし、禁煙スペースで吸う人もいます。トイレで吸う人も…
まぁこれは日本でも行われてきたことですから、これから国の規制が入ってくると思います。分煙や喫煙スペースの設置などなど。
絶対に許せないマナーというのはないですが、たまにイラッとくるマナーはあります。まぁ広い心であることが大切ですね。
ゴミ問題
都心部では、ゴミが散らばっていることは少ないです。歩道にゴミ箱も設置してあるので、ゴミがあればそこに捨てます。この辺は日本より便利です。
しかし、都心部から少し離れて郊外や住宅エリアなどに入ると道にゴミが増えてきます。ゴミ箱はあるのですが、周辺の店がそのゴミ箱に捨てますので容量オーバーで溢れています。
ゴミ箱の中に捨てられないので、その周辺からゴミが散らかっています。そして、そんなものがあればポイ捨てをしたくなると言う悪循環になってると思います。
郊外も整備が行われてきていますので、これから道にゴミが捨てられていくのは少なくなると思います。
最近、ゴミの分別も一部実施されています。これから街がきれいになっていくのではと期待しています。
中国でのトラブル
トラブルは今のところありません。
まぁ平和に暮らしてます。
トラブルがあったらご報告します。
中国の生活はどうですか?
悪くないです。
生活する分には、日本と同等かそれ以上の部分もあります。
しかし、趣味・娯楽の部分で言うと物足りなさがあります。
人それぞれと言ってしまえばそれまでですが、私が経験して感じた中国はこのようなものです。
例えば、
仕事で中国へ行くことになった。
と言う方にはさほど心配する必要はありません。生活に関する不便さはほとんどないです。
日本以外の国で暮らしてみたい。
と言う方は、中国語がある程度できるのであれば特に不自由なく暮らせると思います。しかし、ビザが取れるかどうかが心配です。基本的に日本で中国の仕事を見つけてからビザの申請をし、中国で暮らすと言う流れですので、仕事がなく中国入っても暮らすことはできないと思います。
中国のイメージは変わりましたか?
ここまでの話で、中国のイメージは変わりましたか?変わりませんでしたか?
私はテクノロジーを使った文化が発展しているように思いました。
スマホ一つあれば、大体のことができます。地下鉄などのインフラも整っており、そして統一感があります。
この辺りは世界的にテクノロジー発展した後に近代的な国づくりが行われたからではないでしょうか。
日本だと新しいテクノロジーを取り入れるのが遅いと感じますが、中国は早いです。
最近は顔認証決済なるものありますし、運転免許を電子化しスマホに入れることもできるようです。
単純にスゲーと思っております。
ということで、今回はこの辺で
