【Alden9753(カーフ)レビュー】アメリカントラッドなロングウイングチップ‼︎

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  • ロングウイングチップって何?
  • オールデンのカーフモデルが気になる

革靴のデザインの中にウイングチップと呼ばれるものがあります。

ウイングチップはカントリーシューズに用いられることが多くイギリス靴によく見られます。また、イギリス靴のウイングチップはショートウイングとも呼ばれつま先に部分に施されています。

対してオールデンのようなアメリカブランドはイギリス靴とは違い、ウイングチップがサイドからヒールにかけて伸びています。

長く伸びていることからロングウイングチップとも呼ばれています。

イギリスのウイングチップと差別化を図るためにアメリカ靴はロングウイングチップとなっています。

アメリカントラッドな雰囲気があり、装飾があるためカジュアル使いとしてもおすすめ。しかもオールデンは履き心地も良いため、革靴だけど疲れにくいのも特徴的です。

この記事ではオールデンのロングウイングチップである9753について徹底解説していきます。

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この記事でわかること

Alden9753の基本情報

ブランド名Alden(オールデン)
モデル9753
素材カーフ
ラストBarrie(バリー)
アウトソールダブルレザーソール

アメリカ靴特有のロングウイングチップ。コードバンの方(975)が有名かと思いますが、こちらはカーフです。そして、Tassels 別注品です。

どこが別注ポイントなのかわかりません。カーフにしたのが別注なのか。知っている方がいたら教えて欲しいです。

ちなみにAlden9753でググってみると、Beams別注品が出てきます。そちらは、紐を通すところにハトメがついてます。しかし、Tassels別注品にはありません。

何を別注したんだTasselsさん

とはいってもインソールにだけロゴをプリントするだけの場合もあるため、特に仕様は変えていないだけの可能性もあります。

そのため、基本的にはコードバンモデルの975がカーフになったと考えてくれれば大丈夫です。

Alden9753の外観レビュー

Front:ウイングチップ・メダリオン・パーフォレーション・ピンキングが施されたデザイン

ますば正面から。

ウイングチップにメダリオン、パーフォレーション、ピンキングが施されてます。

中古で購入したため、すでに履きこまれた履き皺があります。これはこれで程よいヤレ感です。

ウイングチップ

つま先に施された鳥が羽ばたいているように見える装飾。

メダリオン

つま先に施された穴飾り。ブランドによってデザインは異なる。

パーフォレーション

連続する穴飾りのこと。

ピンキング

革の縁をギザギザにすること。多くはパーフォレーションと組み合わせている。

Side:サイドを伸びるパーフォレーションとピンキング

続いてサイド。

アメリカンブローグ」、別名「ロングウイング」と呼ばれるウイングチップが踵まで伸びているデザイン。

米国靴特有のロングウイングチップですが、現在では英国靴にも見られるデザインです。

ロングウイングチップの方がなんとなくカジュアルな印象があります。

やりすぎていない装飾感が個人的にはいろんなパンツに合わせやすいです。

Back:履き口周りにもパーフォレーションとピンキング

後ろから見るとこんな感じ。

ロングウイングチップが踵まで来ており、履き口の周りにもパーフォレーションとピンキングが施されてます。そして、その上から一枚の革が縫い付けられています。

履き口は地面に対して水平に近いですが、くるぶし部分がわずかに下がっているため私のくるぶしにには当たりません。

くるぶしが血だらけになったことのある私にとっては重要なチェックポイント。

Out sole:重厚感のあるダブルレザーソール

続いてアウトソール

こちらはレザーソールです。そして、ダブルソール

ダブルソールですが、そこまで硬さは感じません。どちらかと言うとクッション性が増しているような感じです。

深く入った履き皺

履き皺はこんな感じ。

皺が深くはっきり入る感じです。繊細よりも大胆な履き皺です。オールデンは実用靴と私は思っていますので、これくらいの皺の方がオールデンらしいように感じます。

またオールデンのカーフは非常に柔らかい印象があります。足に馴染みやすくアッパーの硬さからくる痛みはほぼありません。

柔らかい分、履き皺が大胆についている印象です。

個人的にはヤレ感を楽しむには良い皺です

Barrie(バリー)ラストってどうなの?

9753はバリーラストです。

オールデンのラストとしては定番ですのでご存知の方も多いと思います。

バリーラストは土踏まずのアーチサポートはほとんどありません。足の裏全体で体を支える感じです。そして、大きめに作られているため試着してからの購入をお勧めします。

ラストによってサイズ感が変わります

大きめに作られており、トゥにはゆとりがあるため圧迫感はほとんどありません。多くの人に合うラストだと思います。

詳しい解説は下記の記事をご覧ください。

Alden9753のエイジングサンプル

実際に履いた様子やどんなエイジングをするか見てみましょう。

Instagramで他の写真も見れます。

履き込まれた感じで、なんとも良い表情をしています。

おわりに

2足目のオールデンとして、これまで持っていなかったロングウイングチップを選びました。しかも、Tassels別注で縁も感じています。Tassles別注は2足目。

中古靴は価格が安いですが、状態がちょっとと言うものも少なくありません。このオールデンは私としては許容範囲です。

メンテナンスをして、磨きをかければ前から私の靴だったと言うよなモノになります。

他にも中古靴は結構手を出しているので、中古靴のメンテナンスについても今後書いていこうと思います。

【購入時の注意点】オールデンは型番で仕様が違う

他ブランドだとモデル名がある場合が多いですが、オールデンは全て数字となっています。

なのでオールデンは「数字=モデル名」と考えてもらって大丈夫です。

しかし、注意すべき点として、数字が違うと仕様が異なるということです。

今回紹介したのは…

9753です。

そして、この数字に近いモデルとして975や9751があります。

一見するとほとんど同じように見えますが、実はこの3つは素材が違います。

  • 9753:ブラックカーフ
  • 975:バーガンディコードバン
  • 9751:ブラックコードバン

このように数字が違う素材が変わります。ここでは素材が変わっていますが、他にもラストが変わったりする場合もあります。

特にネットで買う場合はこの数字に気をつけて購入することをおすすめします。似たような数字だから、ほぼ同じでしょと思って購入すると届いた時に思い描いていた素材と全く違うことになりかねません。

ということでネット購入の際は数字を確認し、一度ググってみると良いでしょう。

そうすると結構情報が出てきます。

特にコードバンかカーフかの違いは大きいですので、必ず確認してください。

ということで、購入の際の注意点でした。

オールデンは人気のため、モデルによっては数年待ちということもよく聞きます。一応ネットで探すと定番モデルをはじめとして海外モデルもあります。

下記の記事でどんなオールデンが販売しているのか紹介しているのでよければ参考にご覧ください。

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